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【日本文学】タグのライトノベル・小説

主人公・秋月和也は熊本県内の高校に通う17歳。ひょんなことからついてしまった小さなウソ が原因で、単身、ディズニーランドへと行く羽目になる。ところが、不運が重なったことから最終便の飛行機に乗り遅れてしまう和也。所持金は3400円。「どうやって熊本まで帰ればいいんだ……」。途方に暮れる彼に「おい! 若者」と声をかけたのは、空港内の土産物売場で働く1人のおばさんだった― ― 。人生を考え始めた高校生に大人たちが語りかける、あたりまえだけどキラリと光った珠玉の言葉。誰の人生にも起こりうる出来事から物語をつむぐ名手、ベストセラー作家の喜多川泰がお届けする感動の物語。
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
愛する人に、いのちの詩(うた)を。あなたから大切なあの人へ、そっと伝えてください。人から人へ、手から手へ。ある一篇の詩が全国に広がっていきました。身体や心を病んだ方たちのあいだで、そっと、静かに……。その詩のタイトルは「病気になったら」。患者本人だけでなく、看病をつづける家族や関係者、医師たちに支持されたその詩が、孤高の作家・森雅之氏の絵とともに一冊になりました。大切なあの人へ、あなたも贈ってみませんか。詩作の背景を綴った「泣いていいよ」も併せて収録。※「泣いていいよ」より病気はつらい。誰が何といおうとも、ただただ、つらい。しかし、病気はただの不運ではないし、無意味な苦しみではない。――もしも病気が無意味ならば人生もまた無意味であり、人生が無意味ならばこの宇宙万物もまた無意味であろう。
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
「修身」教科書のなかから選び抜かれた、「心」と「魂」に響く教えの数々。かつてわが国の学校教育において、重要な教科目として存在した「修身」。敗戦にともない、昭和20年12月31日、GHQより授業の停止と教科書の回収が指示され、現在に至っています。今は失われてしまったその「修身」教科書のなかから、現代でも通用する、否、現代だからこそ必要とされる、「努力・熱意・勤勉・創意・反省・感謝・愛国心」など、「日本人として忘れてはいけない大切な徳目」を伝えるために、本書は編集されました。いつの時代においても大事にしたい、「心」と「魂」に響く教えに触れてみてください。*目次より◎命がけの努力《勝 海舟》◎逆境に打ち勝つ《野口英世》◎一生懸命《伊能忠敬》◎刻苦勉励《二宮金次郎》◎倹約の精神《上杉鷹山》◎人間の度量《西郷隆盛》◎寛大になる《貝原益軒》◎新天地に挑む《山田長政》◎教えを請う《本居宣長》◎妥協しない《円山応挙》 ほか
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
坂村真民は国民詩人との呼び声も高く、さりげない言葉でつづられた詩に込められた深い心情と限りない情熱は多くの人の心をうち、日本国内にとどまらず、海外でも高い評価を得るに至っています。「念ずれば花ひらく」を初めとする詩碑が、日本全国と世界五大州に建てられ、その数が470の多きにのぼっていることは、まさに現代の奇跡ともいえる現象ともいえます。本書は坂村真民の半世紀に及ぶ詩作生活の中で歌い上げた一万余篇の作品の中から「念ずれば花ひらく」「二度とない人生だから」「鳥は飛ばねばならぬ」などの代表 作を含む128篇を厳選して編んだ、待望の決定版です。
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
「国民詩人」坂村真心の代表作「二度とない人生だから」をはじめとする作品を厳選した、ベストセレクション。三部作、堂々の第二弾。
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
希代の詩人・坂村真民の代表作を編んだ、決定版詩集の三部作、ここに堂々の完結。鳩寿(90歳)を超えて、さらなる詩境に到達した真民さんの最近の詩を中心に、前の2作に収められなかった代表作をカバー。
公開日: 2016/04/07
ライトノベル
 
満員電車で「手」を失った男、お祭りの人ごみではぐれた幼い兄妹、渋滞にはまった男の孤独、がらくた収集家が本当に求めたもの、「のびのび」育てられた子どもの将来、独自のエクササイズに励む駅のホームの乗客、夜、母校の校庭で繰り広げられる非暴力的決闘、脱いだ靴下のように裏返ってしまった人、オレは無実だと詰め寄られる警官、助けてほしいのかほしくないのかわからない遭難者、…など。タイトルのない短編や象徴的エピソードを連ねた一冊です。
公開日: 2016/04/06
ライトノベル
 
人気作家・モンクは友人のミュージシャンたちとテレビの取材でバリ島を訪れる。撮影はスタートするが、モンク自身の躁鬱と、スタッフの不手際や不協和音に悩むが、呪術師を取材し超常現象を体験した後、モンクも落ち着きスタッフもまとまる。帰国したモンクは親しい友人たちを誘い再びバリを訪れるのだが。リアルに迫りくる幻想体験を通じ、なぜか読むほどに心安らぐ小説。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
師の坪内逍遙たちと、日本に新劇の運動を起こした早稲田大学教授・島村抱月。彼らがはじめた演劇学校の一期生に合格した松井須磨子。彼によって内に秘めた非凡な才能を見出された彼女は、カチューシャを演じ、ノラを演じるごとに見紛うほど美しい女優へと化身していく。二人の間には愛が芽生え…。近代演劇の夜明け、スキャンダルな愛に一途に燃えた抱月と須磨子を描いた著者入魂の長編小説。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
家族をこよなく愛する小泉は中堅の商社に勤める平凡なサラリーマン。彼は、土地売買の極秘巨大プロジェクトを立ち上げた。必死の思いで進めた仕事のメドがたったある日、計画を知るという謎の不動産屋から呼び出される。彼を待っていたのは暴力団だった。家族を狙うという脅しにも負けず敢然と立ち向かう小泉だったが……。容赦ない暴力とせつない愛が交差する中島らもの遺作バイオレンス小説。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
『源氏物語』の本当の主人公はプレイボーイの光源氏ではありません。藤壷、葵の上、紫の上、夕顔、朧月夜、六条の御息所、浮舟などなど、恋に生き、愛に苦しむ女君たちの心情と迷いを、作者である紫式部は描きたかったのでした――『瀬戸内源氏』を訳しきった著者ならではの解釈に充ち満ちた「千年の名作」の最高のガイドブック。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
中年小説家「おれ」の創作パワーの源は証券会社に勤める若いOL香織との密会だ。今日も、ホテルの瀟洒なバーで待ち合わせ。だが、現れたのはプータローをしているという双子の妹・詩織だった。「おれ」はまったく性格の違う彼女に魅かれ、打ち解ける。すると詩織はルームキーを取り出し……。表題作『君はフィクション』ほか、単行本未収録の幻の3作品を特別収録した中島らも最後の短編集。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
通い婚の時代も今も、恋する女の苦悩は変わらない――。私小説の元祖といわれる『蜻蛉日記』。作家・藤原道綱母は、美と才能に恵まれながら、嫉妬深さゆえに夫・兼家や自身を追い詰めてしまう。彼女の半生記を通して、千年前の女たちの愛と性を読み解く。兼家を光源氏、道綱母を六条御息所に重ね合わせるなど、『源氏物語』を完訳した著者ならではの解釈も。古典名作の新たな魅力と出会える一冊。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
おはなし好きの父親と、その子ども「ピッピ」が、「おはなしの世界」と現実の世界のあいだに、見えない橋をかける。いしいしんじの多彩な物語の魅力があふれる、27本の連作短編集。●幼馴染みの「俺」と「ルー」は千二百年生きるという神馬を探しに、神社の奥ノ院に潜入。長い廊下を歩くうち、いつの間にか見たこともない景色が広がっていて――「千二百年生きる馬」●海辺の街でアンティークボタンの店を営むジェリー。ある夜悪夢で目覚めた彼は、青いワンピースを着た半透明の少女と出会う――「四歳のピーコートのボタン」●政治犯として不当に逮捕され、広大な砂漠の真ん中で働かされている囚人たち。脱走不可能なこの地で、‘三千年’の懲役で服役している男がいる。絶望的な状況のなか、彼が希望を失わずに淡々と生き続けられる秘密とは――「三千年生きる」ほか、全27編の短編を収録。文芸誌「すばる」での連載を単行本化。「果てしなくきらめく命のシャワー! ほとばしる希望!」――鈴木杏(女優)/「いしいさんは、ことばという楽器で、 一瞬のきらめきや、めぐる時間、目に見えない縁の広がりを、豊かに奏でる。」――クラムボン 原田郁子(音楽家)
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
瀬戸内の城下町‘さぬき亀山市’。かつては大勢の客で賑わった亀山商店街だったが、今ではわずかに数店舗が開いているだけの寂しいシャッター通り。東京からドロップアウトして戻ってきた果物屋の一人娘、英里子はその光景を目にして商店街の復興を決意するが――。芸術家の道風、左遷中の銀行マンの田嶋ら、個性豊かな面々と力を合わせて地元のために奮闘する、アラフォー女性の町おこし小説。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
大家族・藤川家の三つ子で五男の九重に彼女ができた。それが騒動の始まり――。一方、遺言代行業にはあいかわらず謎めいた依頼が次々と舞い込む。「私を殺してください」と残して事故死した30歳の主婦、小学校の屋上近くの踊り場から転落死した小学六年生、身寄りがなくアパートで孤独死した50代男性など。残された思いに寄り添いながら藤川カンパニーの日々は続く。シリーズ、衝撃の第3弾!
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男二人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。しかしすでにそこには女二人、男一人の患者――クライアントがいた。五人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる。鬼才・中島らもが残した超B級ホラー小説。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
29歳を迎えた真緒の日々は、ブルー一色。年下の男との恋は遊びに終わり、結婚に逃げ道を求め見合いをしても見事に失敗。その上、会社ではリストラの対象にされて。恋も仕事も、すべてが中途半端。そんな真緒の背中を押すのが3度の離婚を乗り越え今また新たな恋に燃える母と、シングルマザーの道を選ぶ大学時代の友人さつき。30の大台を目前に、自分の足で一歩を踏み出そうとする真緒の一年。
公開日: 2016/04/01
ライトノベル
 
「こんにちは あたらしい せかい。ぼくになにができるだろう。」ひとりの少年が成長していく過程で、様々な出来事に遭遇し「自分にできること」を探していく物語。大人になっていく主人公は、役割、出会い、別れ、環境、仕事など、その時々の課題と向き合うたびに自分に問いかけ、やがて答えにたどり着く。可能な限り省かれ洗練された言葉と絵が、想像力をかきたてこの物語を読者のものにする。絵本作家・サトウヒロシの原風景であり、処女作。【こんな人にオススメ】頑張る勇気が欲しいと考えている人生きていくこと、成長することと向き合いたい人受験や就職、結婚、出産など人生の転機にいる人【著者プロフィール】著者:サトウヒロシ1978年 京都出身。神戸大学発達科学部在学中よりフリーランスのイラストレーター・グラフィックデザイナーとして活動後、ウェブ制作会社に勤務。大手製薬メーカーなどのWEBディレクション、アートディレクション、デザインを担当。その後、医学書専門出版社販売部に従事し、営業、販売および広告、宣伝企画を手がける。2015年に起業 「ソルティフロッグ デザインスタジオ」をスタート。絵本作家、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活動。各種企業出向先、デザイン系の講師として教育事業にも取り組む。
公開日: 2016/03/31
ライトノベル
 
できなくたっていい。夢に向かって一歩でも進めればいい。それだけで、あたしたちは笑える。人は、変われるんだ。オーディションは全員合格!? 2011年秋、気仙沼にアイドルグループが誕生した。実話をもとにした笑いと涙の感動ストーリー人間はな、諦めなきゃ負けねえんだ。引きこもりの高三女子・詩織、ミュージシャンの夢破れた三十男・リュー、ヤクザまがいのおっさん・サトケン。震災の爪痕も生々しい気仙沼に、素人ばかりで結成されたアイドルグループ「KJH49」。ほぼ一カ月の猛特訓でデビューステージに立ったはいいけど、「震災の被害者ヅラしたインチキアイドル」とネットは大炎上、早くも暗雲たれ込めて……。東日本大震災後、気仙沼に誕生したアイドルグループの実話をもとにした、笑いと涙の感動エンターテインメント。
公開日: 2016/03/29
ライトノベル
 
突然にやってきたノンフィクション片岡作品にとって重要な「再会」をモチーフにした作品群の一つ。季節がいつのなのか、場所はどこか、再会の状況はどんな具合か、それら一つひとつの条件が、場面を輝きのあるものにする。顔よりもまず、後ろ姿。男が凡庸なリアクションを繰り返すことでかえって女性の魅力があきらかになる語り口。男は自分が体験した驚きを自分で書き、やがて自分が最初の読者になるはずだ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/03/29
ライトノベル
 
仕事とは彼女の長い一日のことだ大人同士の関係ならば、互いに仕事を持ち、そのことを尊重し合う、というのが通常の状態だろう。そして仕事が終われば、夫婦であれ、恋人同士であれ、仕事の時とは違うふるまいをするのもまた普通である。しかし、そのスイッチがうまく行かない、いや、スイッチを換えたくない状態というものが時折やってくる。そんな時は金曜日であれば京都に行ってしまう。一人になること。そして思いがけないハプニングも含めて自分の状態にある種のケリをつけること。こうして彼女の長い一日がようやく終わる。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/03/29
ライトノベル
 
人事は荒れても、秋はきょう、この日から始まるひどい仕打ちであることは間違いないにしても、それをこんなふうにやってのけることにはやはり小説としての爽快感があると言うべきだろうか。どちらからともなく仕掛け、あいまいに合意し、到達しようとしたところで男はさっと身を翻す。オートバイに乗る男は身軽だ。相手の中にある自信、傲慢を打ち砕くこと。そのあとに乗るオートバイ、そこで感じる秋の最初の一日の快適さ。本当にひどい男であっても、その快適さは真実だ。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/03/29
ライトノベル
 
彼女のサイレント・ポートレート会話や口にされる言葉がまったくないまま小説はしばらく進行していく。彼女、と呼ばれる女性がどんなふうに水にダイヴするのか、どんな水着でどう歩くのか、本を読む時はどうか、オートバイに乗ったらどうなるか、どのようにコーヒーを飲むか、そうしたポルトレの数々で、ストーリーがあるようなないような曖昧さの中で進んでいく。「彼女」は1人なのか、複数なのか。そして48章にいたって、転回が始まる。これはどんな小説か。「彼女から学ぶ」のは誰なのか?【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/03/29
ライトノベル
 
突然届いた一枚の年賀状。それは二年前主人公が去った会社の後輩からだった。そこから始まる『年一回の文通』及び『メール』でのやりとり。だが主人公は、東京でバリバリと働く『彼女』と自分は『釣り合わない』と考え、距離を置いていた。やりとりを続けるうち、とある出来事から、一旦は心が離れる二人だが、かつての先輩からの一言で主人公は再び『彼女』に会う決心をする。──想いを伝えるために。
公開日: 2016/03/28
ライトノベル
 
「読書人eBOOKS」の第一弾です――。芥川賞選考委員のひとりも、毎回、「週刊読書人」に掲載されるのを楽しみにして待つシリーズ企画。作家・比較文学者の小谷野敦さんと、評論家の栗原裕一郎さんの対談。芥川賞第一四四回(二〇一〇年下期)?第一五〇回(二〇一三年下期)が対象となります。巻頭は朝吹真理子「きことわ」と西村賢太「苦役列車」のダブル受賞の回にはじまります。つづいて田中慎弥「共喰い」、円城塔「道化師の蝶」、鹿島田真希「冥途めぐり」、黒田夏子「abさんご」、藤野可織「爪と目」、小山田浩子「穴」までの受賞作に加えて、全候補作五〇作品以上を徹底討論。いとうせいこう、舞城王太郎、小野正嗣、穂田山洋山、石田千、広小路尚祈、吉井磨弥、戌井昭人、鈴木善徳、山下澄人、北野道夫、高尾長良、鶴川健吉、岩城けい、松波太郎といった候補者の作品を取り上げます。選評についても、詳しく語ります。石原慎太郎が選考委員を辞任したあと、芥川賞選考会はどう変化したのか――。「とんでもない」選評を毎回寄稿するのは誰なのか。 未発表の特別対談も収録。主にここ十年の芥川賞候補作(かつ受賞を逃した作品)から、小谷野・栗原両氏が気になった作品について話をしてもらいました。取り上げられたのは以下の作家。佐川光晴、鷺沢萌、柴崎友香、島本理生、清水博子、中村航、福島次郎、古屋健三、穂田川洋山、前田司郎、吉原清隆、本谷有希子。(「読書人eBOOKS」編集部)
公開日: 2016/03/28
ライトノベル
 
20歳のダメ男が1本の映画をきっかけに「自分を変えたい!」という思いから起こした行動。それは、毎朝6時、新宿駅東口をそうじすることだった。 「偽善者!」とヤクザに罵倒されたり顔に唾を吐きかけられたりする毎日のなか、あるホームレスと出会って…
公開日: 2016/03/28
ライトノベル
 
愛華悠子は5月のある日、夫の海外赴任中にふたりの子どもを連れて引っ越しを決行した。8歳の長男の幸助と5歳になる妹の奈津美は悠子の子どもだが、父親は違っていた。3人が引っ越した先は、これまでと同じ市内の山間地。動物園の真裏に建つ古アパートだった。 じきに悠子は、生活のために夜の仕事に出かけるが、それは同時に子どもたちにとって、退屈な長い夜のはじまりだった。 勝気な性格の妹とは対照的に、幸助は繊細で臆病。現実を都合のいい妄想へとすり替えながら生きていた。 ある夜、兄妹は塀の隙間から動物園に入り込み、そこで一般展示から外された老オオカミを見つける。孤独だったオオカミは、兄妹が与えるどんな食べ物も受け入れた。それが面白くて、彼らは灯りが消えた動物園に通いはじめる。 だがそんなある夜、園内で兄妹は大きな地震に遭遇してしまう。 その体験は、動物園の動物たちや、体の不自由な老人を、この上ない不幸なものと決めつけていた幸助を成長させた。そして幸助の身に、数か月前に目撃していた、ひき逃げ事故の犯人が迫る……。
公開日: 2016/03/28
ライトノベル
 
1960年代から90年代にかけて、「本の町」神保町の一角で特異な輝きを放っていたジャズ喫茶「響」。マスターの人柄と、そのマスターがつくり出した親しみやすい空間にひかれて多くのファンが足を運んでいた。なかには、公演で来日したジャズメンの顔も。エルビン・ジョーンズ、ジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク……。全く夢のような面々である。可能ならば、その時代、そのシーンに戻ってみたいもの。本書『ジャズ・ジョイフル・ストリート』は、そのジャズ喫茶「響」の伝説のマスター・大木俊之助氏が著した同名の処女作を電子書籍化したもの。「神田・神保町《響)》流、ジャズの聴き方・楽しみ方」「あゝ《響》、喜びと感動の25年」の2部構成になっており、初めてジャズを聴く方、ジャズを難しいと考えている向きも、著者のわかりやすい解説、創意工夫に富んだ独自の例題表現手法についつい引き込まれていくだろう。加えて、開店にまつわる話、いろいろな客の好み・要求にいかに応えるべきか常に気を配っていた著者の心遣いがストレートに伝わってきて「響」が多くの人に愛されていた理由の一端が読みとれる。この電子書籍版では、底本にはなかった貴重な資料もカラー写真で付け加えられている。エルビン、コルトレーン、モンクはもとよりアート・ブレイキー、オスカー・ピーターソン、ジャッキー・マクリーンら数多くのジャズメンのサイン入りLP、色紙、コンサートプログラム、パネル等々。ジャズファン必読必見、電子書籍の長所を生かしきった一書に仕上がっており、既刊の『JAZZ楽苦我喜草子』『あなたとJAZZと湘南と?鵠沼海岸の風に乗せて?』とあわせて読むと、楽しみも倍加する。
公開日: 2016/03/28
ライトノベル
 
かつて、神田神保町に存在していたジャズ喫茶「響」。オープンしたのは東京オリンピックが開催された1964年。以降、多くのジャズファンに愛され、ジョン・コルトレーンやセロニアス・モンクが訪れ、エルビン・ジョーンズにひいきにされた「響」。閉店は1993年暮れ。「響」はいまや伝説の店となり、オーナーでありマスターだった大木俊之助氏は伝説の人に。本書は、その伝説の人・大木氏が、1983年から99年にかけて雑誌『ジャズ批評』に寄稿した34編を収載して成っている。66年、サンケイ・ホールでのコルトレーンの来日コンサート。大木氏は、<このコンサートから二つの本物を体験した>と触れ、<一つは、《量》だった。休憩なしのロング・プレイは聴いたことも観たこともない情景だった。ホールに時間制限がなかったら、夜を徹して吹きまくり兼ねないパワーがあった><もう一つは《本場》のジャズだった。観光気分で来日し、日本人の耳をなめた、それなりの音しか出さないミュージシャンが、それまでどんなに多かったか……という不満をまとめて帳消しにするほど、内容が超えていた>と記しているのは、本書のトップを飾る「コルトレーン教の使徒たち」のなかの冒頭部分。また、「らしく、逝った」では、96年にヒグマに襲われて死亡した動物写真家の星野道夫が慶応大生時代に「響」でアルバイトしていた当時の話、さらには写真家になって以降もときどき店に姿を見せていた話などが愛情たっぷりに活写されている。全編読み通すと、それは、「ジャズと人間」のもうひとつの歴史物語になっていることに気づくはずである。
公開日: 2016/03/28
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