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【日本文学】タグのライトノベル・小説

梅雨前線が停滞している日本列島。多くの人々がうっとうしさしか感じない季節に「雨が大好きだから」という女と「ぼくもそんなに嫌いじゃない」男がめぐり合う。ヒマで時間のたっぷりある同行二人は、モーテルの中で会話を重ねていく。現実世界の重力から開放された男女が空から降ってくる「星の涙」の下を軽やかにすべる、その道中を共にするのはもちろん「スカイライン」だ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
ここでいいんだ、とおまえは考える。ここが一番いい。苔のむした墓石などに封じ込めるよりは、この光の中へ放ってしまう方がずっといい―― 亡くなった夫の骨を砕き海に撒く妻に、遠くからそっと見守る夫がやさしく語りかける。空と海の透明な光に包まれた短編。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
片岡義男のこれまでの短編の中で繰り返し出てくるモチーフや場面が、ここでも複数、登場する。夏。オートバイ。路上の出会い。年上の女。年下の男。旅。ストリッパー。そして、片岡作品の王道(?)である「個人教授」がここにも。これら見慣れたモチーフが組み合わされると、しかしその都度、新しい物語が生まれる。同じようなシーンを繰り返し描いてきた片岡義男の短編は、なぜいつもあたらしいのか。留まるのではなく、通過することを描いているからこそ、ほんの一晩、二晩の滞在の輪郭が鮮やかなものになる。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
この小説は、「ボビーに首ったけ」と「ボビーが首ったけ」でできている。前者は、なぜかボビーと呼ばれている高校3年の男子に会ったこともないのに手紙をよこし、数回のやりとりのあと喜びを膨らませている同い年の少女。後者は、ボビーがストレートな情熱を傾けているもの、つまりサーフィンだ。18歳の夏、手紙から一歩、踏み出す計画を立てる2人。そしてボビーは、そろそろ自分のサーフボードを手に入れる頃合いだ。邪なところは少しもない青春の欲求をさて運命は、どのように取り扱うのか――。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
社会、というものを動かしているのが主に大人であるなら、そこにあるルールもまた、大人が決めたものだろう。18歳は大人の入口で不安定な年齢だ。クラブのホステスと従業員。その場にフィットしなければ、はじき出されることもある。でも、心配ない。2人にはのしかかる過去もなく、プレッシャーとなるむやみな夢もなく、しかしふとした行きがかりの縁と、18歳でも買えるマスタングとハンバーガーがある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
28歳、女性。独身。テレビ番組の制作助手。彼女の仕事ぶりは完璧だ。番組制作上、重要な取材の段取りを付け、自分はけっして目立たず、しかし同行し、サポートに徹する。多忙と集中の中に、常に彼女はある。しかしその忙しい日々の流れを自分の意志で止め、「過去」に向き合うのもまた彼女の流儀だ。そこにあるのはかつての夫の姿であり、そして雛祭りの音楽だ。だいじょうぶ。3月になれば彼女は、そのことを思い出す。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
悪天候の翌朝、登山道をひとり歩く男が老若男女数人のパーティーとすれ違う。そのパーティーの正体は? 夏の夜が涼しくなるショート・ストーリー。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
幸雄と貴志。波乗りを何よりも愛する2人はそのあいだに麻衣子、という気になる存在をはさみながらも常に海を、波を第一に考えることにおいて共通している。ある時2人は、小さな町の映画館で、ポルノ仕立ての安い映画を観た。そこに彼らが観たものは、他の観客がまるで目にとめないもの、画面を横に抜けていく完璧なチューブ波だ。素朴すぎる情熱と手段で、彼らはその波が生起する場所を、ついに見つける。あとはもう、いつまでもそこに留まるだけだ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
2人の女性がいる。2人とも自立していて、仕事が忙しく、いつも多忙だ。そんな彼女たちにとって、正月は拍子抜けするようなエアポケットで、久々に2人はゆっくりとコーヒーを飲み、会話を交わす。しかしそこで、ちょっとした異変が起こる。でもその小さな苦しみは、すぐに解決するはずだ。彼女たちの準備とボーイフレンドと友情のために。佳き1年の始まりが、ここにある。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
十数年ぶりに帰国した愛は、男爵だった曽祖父が造った北海道の農場を訪れる。そこで見つけたものは、一つの金庫の中にジェーンというスコットランド娘からの100通を超す恋文であった。そして曽祖父・龍の華麗な愛と男爵芋の秘密が百年を越してよみがえってくる。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
サンダーバード。オールズモービル。リンカン・コンチネンタル・マーク4。この日本、という国を走るにはいささか大きいクルマたちが梅雨前線が停滞する東京湾岸をすべっていく。18歳か19歳。一番の年かさでも、せいぜい24歳。1人の死に始まり、出会い、いくつかの別れ、旅立ちがある。すべては時とともに移ろっていく。青春期から大人へ移行する時期の痛みを東京湾岸の風景とともにやさしく抱きとめた長編小説。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
彼女と彼の出会い。またしてもそれは路上だ。片岡義男の黄金のパターンがここでも踏襲される。トラブルの渦中にある彼女を拾い、とっさにオートバイに乗せて走る。逃げる。逃げたら、ひとまず一緒に住む。しかしそれで平穏に済むはずはなく、彼女の後ろ側にあるダークサイドとの接触は避けられない。だから、対峙する。そして再び、逃げる。ただ、行為があるのみ。彼女の涙も、アクションである。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
21歳の私立探偵アーロン・マッケルウェイ・シリーズの一篇。今度のマッケルウェイは、ついてない。不意にとばっちりをくらう羽目になるのだ。それも二度。二度とも銃弾が飛び交うハードな状況だ。とある偶然から、クルマを運ぶ役割を引き受けたかと思うと友人が犯罪に手を染め、手錠につながれるシーンに居合わせたりする。生きていくことのままならなさ、誰もが明日をも知れぬ存在であることをマッケルウェイは身を持って知ることになるだろう。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
都会のシステムの中ですれ違う言葉。深夜のレストランで出会う男と女。一瞬の幸福感。乾いた空気。都市というものを形作っているのは何かを考えさせる短篇。【著者】池澤夏樹1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』等。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
ティーン向けのレーベルであるコバルト文庫に収録された一編。冒頭、朝の新宿駅のシーンに象徴されるように17歳の女子高生2人は、朝のラッシュ・アワーで怒涛のように流れてくる人波に逆行し、そこから外れて生きる存在として描かれている。通常のヘテロセクシュアルからの逸脱。死への傾斜。生まれてくるべき星は、ここではなかったのかもしれない。だから、「翔びなさい」と別の星が言う。しかし彼女は、この星の現実の中でしか、飛ぶことはできないのだ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
ビリー・ザ・キッドといえば、アメリカ西部開拓時代のヒーローとして、数々の小説や映画に描かれてきた。そのビリーの生きた日々を、片岡義男が書くとどうなるか。伝説の男による銃の早技は確かに描かれはするもののここにあるのは少年から青年に移ろうとする1人の男の一日いちにちのていねいな積み重ねであり、主人公である彼さえもがその一部になってしまう北米大陸の圧倒的な自然、そして時代の苛烈さである。ビリーが求めたものは栄光ではなかった。自分を日々新たに鍛え直す、恐怖に似た未知のほうへ彼はいつも向かっていったのだ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
18歳。未成年ではあるが、車の運転は可能な大人への入り口に立った年齢だ。ある雨の夜、2人の18歳には、楽しい偶然があった。同じような環境に暮らす2人は心を許しあった。やがて彼女のほうの生活環境は、新たな次元に入る。彼女はほんとうに1人になるのだ。また別の雨の夜。今度は彼女は、もう1人の18歳には頼らない。1人で路線バスを選んだ。ただし、彼にはしっかり手を振りながら。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
17歳、夏休みの高校生。いくら眠っても眠気の取れない若い肉体が平穏な眠りをむさぼっている時、届いた一通のありふれた絵葉書が事態を急転させる。同じ17歳の少女から届いたその葉書は実は3通存在し、なぜその3人に届いたのかもわからないままひたすら受け身の動揺の中にたたきこまれながら少年たちは必死にオートバイを走らせる。二度、走らせる。その2回のラスト・シーンは果たして……
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
知性を武器に向上心に駆られて生活をどんどん変えた結果、今はひどく寂しく不安なことになっている。人間とは何か。人間と自然はどういう関係にあるのか。われわれの日々の生活がどういうメカニズムを経て自然を変えるのか--。捕鯨や狩猟、エコロジーの実験、山、川、樹木、風景などについて思索する。極めて知的で創造的な、自然と人間に関する12の論考。読売文学賞受賞作。【著者】池澤夏樹:作家。1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後、多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年に『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』、『花を運ぶ妹』、『静かな大地』、『キップをなくして』、『カデナ』など。東北大震災に関わる著作に長篇エッセー『春を恨んだりはしない』と小説『双頭の船』がある。最新作は小説『アトミック・ボックス』。2011年に完結した『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』に続いて、2014年末からは『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』を刊行。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
思わぬ事故で船から海に投げ出された青年は奇跡的に無人島に漂着する。南の島で自然の試練にさらされながらも、自然と一体化する至福を知ることになる。それは、「まるで地上を離れて高い空の上で、成層圏で暮らすようなものだった。」やがて文明社会に戻る機会を得るが……。島の精霊たちとの交感、プリミティブな暮らしの深淵な充足感が描かれる一方で、人々が去ってしまった楽園の影に映る「暴力」の歴史も示唆される。文明というものへの懐疑と人間の性を美しい小説に描き上げた、池澤夏樹の長篇デビュー作。【著者】池澤夏樹:1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
多くの片岡作品がそうであったように、出会いは路上。そこにはオートバイがあり、19歳の少年がいる。年上の女がリードする。女はその筋の男の「イロ」でもある。初夏から秋にかけての時間の流れの中で社会から、学校からはみ出し、嫉妬を土台とした堅固な三角関係にならない三人は、やがて二手に別れることになる。三人のあいだには、不思議な好意と信頼がある。さあ、ここからはそれぞれの時間だ。ゴリラはカタギになる。まっかに燃えている。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
不登校となった少年が知人の写真家に連れられて、カナダのブリティッシュ・コロンビアの島嶼地方へ旅をする。大自然の営みに触れ、自然体で生きる人々と出会う中、小さな‘事件’をきっかけに、少年の心の枷が外れていく。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
アメリカのショービズの世界ならいざしらず日本の芸能界、という所はいささか特殊でまさに偶像としてのアイドルがいまだに健在だ。彼女(たち)とファンのあいだには通常、メディアを通じてコントロールされたイメージしか共有されない。しかし、アイドルも人間である以上、綻びはある。その綻びは、片岡義男の小説なら、路上と、エンジンの着いた乗り物の中に見つかるだろう。世間が見れば事件になりそうな出来事もクールな18歳が係われば、楽しい寄り道になるはずだ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
米国東海岸に暮らす主婦が、夢の中で沖縄は久高島の祭りに参加する。イザイホーと呼ばれる十二年に一度のその祭りは、普通の主婦が神女となるためのイニシエーション。儀式を終えた神女たちの歌声は力強く美しく響く。時空を超えて、遍く女たちの心を秘かな幸福感で満たすために。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
幸福な生活を俯瞰する視点に、心の内に潜む不安が重なる。山の家と宇宙とを行き来する意識が人類の根源的な孤独を問う。宇宙サイズのシュールレアリスム。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
片岡義男の小説のアクションの中には、いくつかの強靭な定型がある。この小説もその1つを踏襲している。全長7メートル近いオールズモービル・トロナード。豪勢に見えすぎないことに金をかけた邸宅。プールには全裸で泳ぐ女性。ただ小さな予想外として、ハイビスカス・ジャムがあった。予定された1つの赤に加えて、もう1つの赤が、物語には加わった。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
主人公は、オートバイの虜になってしまった17歳の高校生。オートバイのために転校し、そしてまた出戻ってきた彼は校則を破り、平気でオートバイで通学をする。しかしそれは若者特有の反抗のための反抗ではなくオートバイの外側に価値を置かないことから来る必然である。そこにもう1人、女性教師が登場する。教師としては破格の彼女は、さて、どんな仕方で未成年に何を「教え」るのか。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
片岡義男の小説に登場するサーファーは、波乗りしかしていない男たちだ。最低限の生活費を稼ぎ、職業を持たず、ただサーフィンすることだけに生きている。この中編小説の男もそうだ。しかし、サーファーにも出会いはある。出会いの後に再び波を追い求めて遠く離れても、時には数年の時間を超えて、再会が待っていることもある。去った男を責めない、ただ再会を純粋に喜ぶことのできる女。そして3年前と違って今は、2人はもう2人ではない。【著者】片岡義男1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
映画を小説で実行した、という構えを持つ短編。図体の大きい、目立ちすぎる車をまず登場させ、そこで女と男のささやかな再会劇がある。男の素直な、あるいは幼稚な、と言ってもいい願望が語られ、女の現在の願望、状況が語られ、あっさりとピストルが導入され、あとは適切にシーンごとにアクションとショットを重ねれば物語は最後の場面に突入する。主役2人にとっては、極上のハッピー・エンディングだ。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
予兆は冒頭のシーンから漂っている。その後、房総の自然の中を、物語が進んでいくうちいつしか忘れそうになる頃、ああ、やっぱり。予兆は現実のものとなる。彼女が一度決めたことはくつがえらない。彼女は自分に嘘をつきたくないがすんなり通す彼でも世間でもないだろう。花も瞳も、季節の中で濡れている。
公開日: 2016/02/04
ライトノベル
 
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