【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
あの「猫弁」が、帰ってきた――!百瀬太郎は亜子と結婚の約束を交わしたものの、個人的な事情でまだ結婚には至っていない。二人が喫茶店でご飯を食べていると、「ちょっと見ていてください」と百瀬の腕に……渡されたのは、赤ちゃんだった! 一方、地方から上京してきた正水直は入学金詐欺に遭い、途方にくれていた。行くところがない直も、百瀬の事務所にたどり着き……。さらに、「死なない猫」の相談まで舞い込んでーー。事務所は大賑やか、百瀬は大忙し。亜子との関係は、いったいどうなる!?
占い師を信じ切っている両親が、高額のお金を巻き上げられているのではないか? と心配した少年が、捜査団にたどりついた! 団員たちはさっそく潜入捜査をするが、占い師は、団員たちのことも、次々と見事にあてていってしまう!? 小6の美音は、高い論理的思考能力を持つ中3男子の一本木をはじめとする仲間の団員と力をあわせて、真実を追求できるのか!?「B2捜査団」が本格的な事件に挑むミステリー!本好き、ミステリー好きにはたまらない1冊です!<小学校中級から すべての漢字にふりがなつ
生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。神戸で私的に行われたリーディングセッションに参加した〈インド倶楽部〉のメンバーが相次いで殺される。 前世の記憶を共有するという仲間の予告された死。 臨床犯罪学者・火村英生が論理の糸を手繰る〈国名シリーズ〉第9弾。★ミステリーランキングに続々登場した本作の待望の文庫化★2018年国内本格ミステリランキング第5位!(2019年本格ミステリベスト・ベスト10)2018年ミステリ・ベストランキング第9位!(ミステリマガジン/2019年1月号)このミステリーがすごい! 第14位!(このミステリーがすごい!2019年版)BOOK OF THE YEAR 2018 第14位!(ダ・ヴィンチ 2019年1月号)自分の死ぬ日が、わかるとしたら……。火村&有栖の絶妙コンビ「国名シリーズ」最新作!
シリーズ累計30万部、待望の新作!Lの一族の娘・三雲華は、刑事で夫の桜庭和馬とともに娘・杏の育児に追われていた。一方、北条美雲は失恋の痛手を負い所轄でくすぶる日々。ある日、美雲の管内で元警察官が殺され久しぶりに和馬とタッグを組むと、捜査は意外な方向へ――。ドラマ化でファンが急増した「ルパンの娘」シリーズ待望の第4弾〈文庫書下ろし〉
「もはやオマージュを超えた次元で本格魂が炸裂してます」恩田陸氏 退廃文学として禁書となっている「ミステリ小説」に触れてしまった女子高生六人。 彼女ら「囚人」役と同級生二人の「看守」役は思想更生プログラムを強いられる。八人は協力して「監獄ごっこ」を乗り切るはずだったが、「囚人」と「看守」の対立は激化し、ついに悲劇が! 「書」の力を謳(うた)い上げたミステリ愛読者必読の書。解説 有栖川有栖
☆☆【2020年秋】NHK総合よるドラにて、TVドラマ化!☆☆謎を解けば、あなたは生き返る――どこからでも読める珠玉のミステリシリーズ!☆☆☆「制限時間は10分。あなたは、どうして亡くなりましたか?」つかの間の休息で現世を訪れた閻魔大王の娘・沙羅が出会ったのは家出した少年少女。父に生活能力がなく、母は病没を待つばかり。世間から見放された二人にはなぜか刺客が迫っていて――!悲しき人の因縁を霊界のやさしい裁判官が裁く。謎を解けば、あなたは生き返る――どこ
あなたの「恩」は、一度も忘れたことがなかった――「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」。わたしは恋人に人生初のおねだりをした……(「サファイア」より)。林田万砂子(五十歳・主婦)は子ども用歯磨き粉こ「ムーンラビットイチゴ味」がいかに素晴らしいかを、私に得々と話始めたが……(「真珠」より)。人間の摩訶不思議で切ない出逢いと別れを、己の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。(装画・清川あさみ 解説・児玉憲宗)
東京湾臨海署――通称ベイエリア分署の管内で、テレビ局プロデューサーの落下死体が発見された。捜査に乗り出した安積警部補たちは、現場の状況から他殺と断定。被害者の利害関係から、容疑者をあぶり出した。だが、その人物には鉄壁のアリバイが……。利欲に塗られた業界の壁を刑事たちは崩せるのか? 大好評安積警部補シリーズ、待望の文庫化。(解説・関口苑生)
男のように背が高く、ゴワゴワの赤髪で、ずたぼろの衣を身にをまとう男爵令嬢・マリー。一夜の慰みのため、亡くなった姉の婚約者・グラナド伯爵のもとを訪れたはずが、何故か歓待されて、そのまま婚約者となることに……。個性的で楽しいグラナド城の使用人たちに見守られながら、優しいグラナド伯爵と幸せな生活を送るマリーだったが、彼女のもとに実家から不穏な内容の手紙が届く。どうもマリーがずたぼろ令嬢だったことには、実家に秘密があるようで……?「小説家になろう」発、勘違いから始まったマリーと姉の婚約者キュロスの大人気あまあまシンデレラストーリー第二弾!
元防衛省サイバー防衛隊の出原しのぶと、元警視庁サイバー捜査員のスモモこと東條桃花が、最強IT探偵に!? だが二人は超一流のハッカーなのに、依頼は非ITばかり。そんなある日、二十年前に失踪したスモモの両親を知る人物が現われる。数日後、その彼が港で遺体となって発見され、やがて過去の未解決事件との繋がりが浮上して……。痛快リアル・サイバーミステリ誕生!
結婚まもない美貌の資産家ジャクリーンとその夫サイモン。エジプト旅行に出た二人を、サイモンの元恋人のリネットがつけていた。そしてついに、ナイル河の船上で悲劇が起こる。船に乗り合わせた名探偵ポアロが暴く驚愕の真相とは? ケネス・ブラナー監督・主演映画化作品! 著者のゴージャスな代表作が新訳で登場。
潜在的な<妻殺し>を断罪江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる怪奇的幻想小説「金色の死」、私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顛末を問われ、たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、追い込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、ほかに「人面疽」「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群7篇。清水良典『小さな王国』のような政治小説も、探偵小説も、怪奇幻想小説も、足フェチ小説も、母恋い小説も、みんな谷崎文学という偉大な大樹の、大正期の枝に生った果実である。昭和に入って谷崎文学は急速に日本の伝統に近づき、大家として飛躍的な成長を遂げた。(中略)谷崎の大正期は、決して失われた時代ではない。むしろ作家谷崎が、全力を傾けて拡大と成長に努めた時代だったのであり、その土台が彼を「大谷崎」へと押し上げたのである。――<「解説」より>
中東の内乱に、二大国の米ソが介入、アラブ・オイル獲得戦から、ついに第三次世界大戦への道を突き進む。日本も、日米安保のために、核を含む最新兵器による戦場へ……。在日米軍・自衛隊の出動、国内の決死の報道合戦、そして政府首脳の秘策は? 刻一刻迫る日本潰滅の日を、豊富なデータをもとにリアルに描く長編。<全2巻>
私たちの世界が、壊れてゆく……! ――アフリカの小国にボランティアとして派遣された産婦人科医・間野祥一は、禁断の森に棲む謎の部族・ラウツカ族と出会い、超現実的な体験をする。九死に一生を得て帰国した間野だったが、身辺で次々と奇怪な出来事が起こり……。ホラー・SF・伝奇・ミステリー、あらゆるジャンルを超越した壮大な物語!!
白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の少女とは? 古道具店を営む兄と、ときおり古い物に秘められた’記憶’が見える弟。ある日、ふたりはビルの解体現場で目撃された少女の噂を耳にする。再開発予定の地方都市を舞台にした、幻想的ミステリー。
明治時代の名馬ミラ。血統書がなく、その子孫は非サラブレッド=サラ系と分類された。1970年代、厩務員の大谷はサラ系の名馬ミラの子孫を担当する。その馬は彼や周囲の思いを背負い活躍し始める。舞台は現代に移り、競馬記者小林のもとに、ミラの血統書の存在をほのめかす電話が……。一枚の血統書が競馬の歴史を根底から変えるのか。人々の夢を乗せた「もし」の結末は。壮大なる競馬史ミステリー。
「ハルマゲドンがついに勃発するんだ」。十文字源皇は吼える。青年幹部・太田慎平に非合法活動を委ね、銃の製造やサリン生成にも突き進んでゆく〈真言(マントラ)の法〉。一方、幸田侍従長は四面楚歌に陥り、児玉警部は権力者たちの暗闘に翻弄されはじめた。そして、サリン撒布計画が発動する――。騙し合い。裏切り。空虚な死の連鎖。男たちが見た甘美な夢の結末は。呪詛と慟哭の完結篇。(解説・村上貴史)
虫の大群に襲われたこの島を音楽(ムシカ)で救え!書下ろし長編!!童話のような伝説。人を襲う虫たち。音楽で鎮める巫女――いったいこの島は、なんなんだ。スランプに悩む音楽大学の同級生グループが夏休みに訪れたのは瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島「笛島」。そこには霊験あらたかな音楽の神が祀られているという。しかし、上陸し神社をお参りする彼らを待ち受けていたのは、なぜかカメムシの大群だった。さらにカマキリ、スズメバチ、ムカデ、そして……。次々と襲われる彼らの危機を謎の巫女たちが救う!? 虫がなぜ人を襲うのか、そして、虫の怒りを鎮める音楽「鎮虫譜」の真実とは?虫×音楽=サバイバル!?伝説の無人島で襲い来る虫の大群。私たちの武器は音楽=ムシカだけ。これぞまさしくエンターテインメントの極致。小説に出来ることのすべてがここにある。――内田剛(ブックジャーナリスト)
秘密の扉、開けてみたい? この鍵があれば、開くかもね。――秘密を覗く覚悟はあるかい? 人気シリーズ第17弾! 3分後に衝撃のラスト! 秘密が鍵になるショートストーリー。 【本書の特徴】★3分間ショートストーリー×23話! 朝読にもぴったり! ★気になるあの子の秘密、ずっと隠してきた秘密、秘密が招いた大事件……「秘密」にまつわるお話をたっぷり収録。 ★ラストには「まさか!」のエンディングをお約束! 【目次】プロローグ/あたしの秘密/放課後の探しもの/かしこい王さま/鏡のひと/夢じゃ終われない/人類滅亡の日/なりすまし計画/僕の家族/スパイの隠れ家/駄菓子屋の裏の顔/最終試験/醜くなんてないから/私だけが知っている/ストリートファイト/初恋ブックマーク/マジシャン/証拠隠滅大作戦/シールと交換/秘密が好きな女の子/愛はためされるもの/秘密の石板/保健室のティータイム
江戸初期からつづく造り酒屋の桜井家は、中国美術品の蒐集家として知られる。収蔵品リスト『桜獅子名品帖』に陶片もあった。それは額のなかにはいっていたが、白のタイルのうえに陶片がはめこまれたものだった。鎌倉の海岸から宋磁の陶片がよく出たことは知られている。鎌倉に幕府が置かれたころ、宋の貿易船は陶磁器を積んで来航した。だが、途中で割れてしまうものがあり、陶磁のかけらは海に投げ棄てられたという。その鎌倉の浜から拾った陶磁片を買い集め、我が家のタイルの壁にちりばめたものだという。旧伯爵家のものといわれる壁にはめこまれた陶磁片には、思いもよらぬ物語が秘められていた。
芦屋にある酒造元・桜井家は中国美術品の蒐集で高名である。美術品リスト『桜獅子名品帖』のなかでも、敦煌莫高窟からもたらされた『多聞天踏魔像』は逸品として知られていた。敦煌には千仏洞がある。そこの鳴沙山の崖面に四百九十以上の石窟寺院のあとがあり、それらは、美しい壁画で四方の壁および天井が飾られている。壁画と塑像のほかに、敦煌には世界の宝ともいうべきものがあった。数万巻におよぶ仏典、史書、典籍、仏画、いわゆる敦煌に花咲いた文明が封じこめられていたのだ。そして『多聞天踏魔像』も。封じ込められた文明は九百年近くも、とり出されなかったのだ。
芦屋にある造り酒屋の桜井家は中国美術品の優れたコレクターである。最近では印章も印譜とともに『桜獅子名品帖』に加えられた。なかに丁敬(ていけい)つくるところの金農(きんのう)の印章があり「丁敬?漢」と刻まれていた。金農は揚州八怪の代表で、十八世紀の中国美術の最高峰といわれ、丁敬も著名な文人である。二人は同時代の同郷人で緑の深い仲であった。丁敬は漢印の字を研究していた。漢印の大部分は金属印であった。乾隆年間の一時、丁敬は寧波(ニンポー)の豪商・范家に寄宿していたことがあった。范家では、貨幣を鋳造する重要物資の銅を日本から輸入していた。物語りは寧波の豪商范家に伝わる漢代古銅印をめぐる歴史秘話である。
芦屋にある老舗の造り酒屋・桜井家は中国美術品の名高い蒐集家であった。その収蔵リスト『桜獅子名品帖』に刀剣は数本しかなかった。それが『桃李の剣』といわれるものであった。明朝の初代永楽帝の即位に足利義満が皇帝護身刀として贈ったものである。明朝は満洲族の清にほろぼされたが、しばらく抵抗がつづいた。清朝はこの種のレジタンスを徹底的に弾圧した。抵抗運動は地下に潜らざるをえなかった。そこでさまざまな秘密結社が生まれた。「桃李の剣」はその種の秘密結社のあいだに語り伝えられた物語である。そしてさらに、清朝滅亡の大立者といわれる袁世凱と西太后にも「桃李の剣」は影響を与えたといわれる。
横溝正史が愛惜をもって描いた時代劇調ミステリシリーズ―江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇
唐沢慎介の三人の息子たちの嫁と、慎介の後妻の車椅子の美しい連れ子。四人の女性は雪に閉ざされた慎介の別荘で彼の到着を待っていた。そこに不吉な速達が届く。これまで他人同士だが仲良く幸せに暮らしていた彼女たちが、突然、恐怖のどん底に突き落とされる。美しい文章と卓越した心理描写で綴る極上の長篇心理サスペンス!
技巧派で知られる著者がその才をいかんなく発揮した、トリッキーでミステリアスなオリジナル短編集。人生には始まりがあって終わりがある。そして「終わりがあるから始まる」ことがある。『絶縁』『永久に』『引き際』『余命』『陰のコレクター』『彼女のステージ』『死ぬまでにしてほしい五つのこと』の珠玉の7編。
大手私鉄・武州急行電鉄に勤める早房希美のもとに、社内の各部署からトラブルが持ち込まれる。踏切の障害物検知装置が謎の誤作動を繰り返したり、駅員に階段で突き落とされたと乗客から訴えられたり――名刑事だった祖父の知恵を借りながら、鉄道の安全と乗客の生活を守るため、希美は奔走する! 鉄道ミステリー短編集。
時は平安。天皇の血筋を引き、容姿端麗、歌の名手でもある在原業平は、今日も昼間から女房を口説いていた。ところが、あと少しというところで、絶世の美女にして最高の女性歌人である小野小町から、お呼びがかかってしまう。お互いに認め合う小町からの頼みとあらば、断るわけにはいかない。小町の依頼は「この恋文を書いた男を探してほしい」というもの。そして、手紙の中には逆さになったわすれな草。涼しげな表情の小町に、業平はなにか訳ありだとにらむが…。当代きっての美男美女が織りなす、平安王朝謎解き絵巻!
大学四年生の北村一彦は、後輩の少女から助手と先輩が彼女の実家の田舎から帰ってこないとの相談を受ける。少女とともに彼女の実家である古代史教授の家に赴いた一彦は、妖しい屋敷の秘密を知るとともに、淫らな行為にのめり込むことになる――。書き下ろし長編フェチック・エロス。
ある日、テレビ局ディレクターの男はデパートで元女子アナが万引きするのを偶然目撃。その女子アナはセレブ婚で寿退社していたのだが、どうしたことか。男は保安員に気づかれたところをうまく助け、それがキッカケでふたりは男女の関係に。だが、彼女には過去に意外なトラウマがあったことがわかって……「悪い癖」など、深みにハマる情交を濃く、密に描いた熟達のオリジナル官能短編集。