【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
冴えないサラリーマン三田成也(37歳・独身)は、人に言えない秘密がある。それは中二病であり、まだ誰も殺した事はないが、彼なりの理想の殺人像があるようだ。ある日同僚の小原綾香が平山部長にパワハラや激しい叱責を受けているのを目撃し、怒りを覚え平山部長殺害を密かに試みる。がしかし、これが悲劇の始まりとなる…。何故かバレている殺害ストーリー!?小原綾香が行方不明or指名手配!?…そして物語は意外な結末を迎える。
ジェイクとわたしは付き合いたてのカップル。これから彼の両親が住む農場に、挨拶をしにいくところだ。けれどわたしは、ふたりの関係を終わりにしたいことを彼に隠していた。打ち明けられないまま目的地が近づくなか、携帯の留守電に、謎の男からの着信が――「答えを出すべき問いは、ただひとつ」。そして、ある寄り道が決定的な悲劇へと……。こじれ始めたふたりに訪れる驚愕の真実。孤独がもたらす心理に迫るスリラー
考古学者と再婚したルイーズの元に死んだはずの先夫から脅迫状が舞い込んだ。さらにルイーズは寝室で奇怪な人物を見たと証言する。だが、それらは不可思議な殺人事件の序曲にすぎなかった……過去から襲いくる悪夢の正体をポアロは暴けるか? 中近東を舞台にした作品の最高傑作、新訳で登場
イギリス秘密情報部(SIS)のベテラン情報部員ナットは、ロシア関連の作戦遂行で成果をあげてきたが、引退の時期が迫っていた。折しもイギリス国内はEU離脱で混乱し、ロシア情報部の脅威も増していた。彼は対ロシア活動を行なう部署の再建を打診され、やむなく承諾する。そこは、スパイの吹きだまりのようなところだった。ナットは、新興財閥(オリガルヒ)の怪しい資金の流れを探る作戦を進めるかたわら、趣味のバドミントンで、一人の若者と親しくなっていく。ほどなく、あるロシア人亡命者から緊急の連絡が入った。その人物の情報によると、ロシアの大物スパイがイギリスで活動を始めるようだ。やがて情報部は大がかりな作戦を決行する。そして、ナットは重大な決断を下すことに……。ブレグジットに揺れるイギリスを舞台に、練達のスパイの信念と誇りを描く傑作。
江戸の破天荒なおじいちゃん幽霊――商家の幽霊・左五平は、自分の血みどろ姿を孫の伊勢次に見せて、怖がらせるのが大好き。武士の幽霊・十右衛門は、孫・文七郎を鍛えんと打ちのめすのが大好き。両幽霊、巷を騒がす幽霊騒ぎの真相を孫に調べるように仕向け……二人の悪霊じいちゃん、おおいに孫を悩ます!
巨大な複合施設〈Kヒルズ〉の夜警である栄田雄一郎は、深夜の巡回中にまるで幽霊のような少女と出会う。少女はヒルズ内の住居で行われている殺人計画の現場に栄田を連れてゆく。その後、栄田と関わる人間たちが次々と不可解な死を迎えるが、いずれも少女が関わっていた。震撼の長編ホラーサスペンスの新装版。
同窓会で久しぶりに出会った、高校時代の悪友5人。離婚したり、死別したり、別居していたりで、みな女日照りだとわかる。このまま女を抱かずに老いていくのか。「いや、60代でもうひと花咲かそうじゃないか!」。考えついたのが昔の無尽講のような互助システム。全員これから必死に女を口説き、見事彼女ができたら、積立金を思う存分デートに使ってよいことに。鼻息荒く、それぞれの‘鉱脈’を掘りにいくが……。著者ホームグラウンドの回春官能、書き下ろし長編!
亀井刑事は休暇を利用して、鉄道ファンに人気の篠ノ井線の姨捨駅を訪れた。そこで奇妙な服装の男を目撃し驚愕する。ミスキャンパス殺人事件の容疑者が自らのアリバイを証明する男とした人物とそっくりだったのである。だが男は見つからず容疑者は送検。十津川警部が男を捜すが……。
潔癖の田島と天然の毛利。水と油の捜査一課の刑事コンビが「相棒」となり挑む、不可解な狙撃事件。真犯人は警察内部に? 人気警察シリーズ第二弾。
累計270万部の突破の超人気シリーズの粋を集めたベスト集。第二弾は二冊同時発売。書き下ろしを含む20編とさらに短く切れ味鋭い19編のスケッチで構成。恐怖、感動、笑い、涙……そして最後にやってくるだまされる快感!たった5分の中で起こるドラマが、日常をリフレッシュさせる。ティーンから大人まで、どこから読んでも楽しめるショート・ショート集。朝読にも最適。親子で楽しめるアンソロジー。
坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城―夏流城での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。(「七月に流れる花」)夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。(「八月は冷たい城」)
人間は、自然を管理できているはずだった――。細菌を媒介する黒い悪魔の暴走複層的な問いを投げかけるバイオミステリー水の守り神とも称される愛くるしい両生類ウアブに魅せられ、太平洋の小島ミクロ・タタに通う若き研究者ジョージ。だが、インフラ開発で高級リゾートの人工池に棲息の場を移されたウアブに、大量死が起こる。それは悪夢の幕開けだった――。禁忌に触れた人類を生態系の暴走が襲う!
刑事夕雨子はいつも首元にストールを欠かさない。お洒落のため? いや、これを巻かないと、寒気と共に常に死者が話しかけてくるからだ。「祖母譲りの特殊能力を活かしたい」と、この仕事に就いたが体力を消耗する霊視には、未だまったく慣れないのだった。浮かばれない死者たちの声は、ある時は怒りに震え、ある時は悲しみに沈んでいり。事件の本当の真相は、彼らの声を聞かずにはわからない――意外な結末がスリリングな、エンタメ女性刑事シリーズ、開幕!
「十五年前の通り魔殺人事件の犯人を知っている。直接会って話したい」。未解決事件を扱う追跡捜査係に、山岡と名乗る男から垂れ込みが入った。たまたまその電話を受けた沖田は待ち合わせ場所に向かうが、男は現れなかった。山岡との接触をしつこく試みる沖田をよそに、追っても無駄だと、十年前の別の事件の資料を掘り返す同係の西川。果たして、事態は予想外の方向へ転がっていく。情報提供者の男と絡み合う複数の事件……驚愕の真実を暴く、書き下ろし警察小説。
試合中に倒れたKZリーダー若武が運び込まれたのは、そこに寝ると死ぬという「死のベッド」がある保健室だった。わずかに漂う甘い香りの謎、盗まれたスマホが発信する位置情報を追って忍び込んだマンションの驚くべき光景。それらを結び、秘かに進行する事件とは!? KZ7の崩壊を迎え、チームに未来はあるのか!? <小学校上級から すべての漢字にふりがなつき>
森博嗣自選短編集『僕が秋子に借りがある』、森博嗣シリーズ短編集『どちらかが魔女』を合本でおとどけします!◆収録作品1:『僕が秋子に借りがある』初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。彼女が僕にどうしても伝えたかった思いとは? 胸が詰まるラストの表題作ほか、「小鳥の恩返し」「卒業文集」など、文学的な香りが立ちのぼる、緻密で美しい13の傑作短編集。◆収録作品2:『どちらかが魔女』西之園家のキッチンでは、ディナの準備が着々と進んでいる。ゲストは犀川、喜多、大御坊、木原。晩餐の席で木原に続き、大御坊の不思議な体験が語られた。その謎を解いたのは――(表題作)。ほかに「ぶるぶる人形にうってつけの夜」「誰もいなくなった」など、長編シリーズのキャラクタが活躍する8編を収録。
「耳あたりのいいニュースには、必ず、裏がある」長年努めた会社を早期退職し、ウェブニュースの会社の設立メンバーとなった“不動のエース”元夕刊紙記者・不動優作。だが、不慣れなネット環境と人材不足から発足早々、サイト運営は行き詰まる。しびれを切らした出資者兼若手IT社長から、不動たちは「週に一度でいい、一週間バズり続けるスクープを取って来い」と命じられてしまう。どんなスクープも二、三日で消費されてしまう今の時代に、ネットの素人集団は旋風を巻き起こすことができるのか。イチかバチか――起死回生の一手は「フェイクニュース」!新聞やテレビ、大手マスコミで語られることのない真実。出来たばかりのネットメディアだから。俺たち、忖度なし!見極めろ。フェイクニュースの裏側を。弱小メディアが一発逆転、ニュースサイト界の覇権をとる!
「読者への挑戦状」――!!しかし、それは誰がためのものなのか?「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪(いびつ)」――竹本健治ミステリ界の金字塔『匣の中の失楽』『涙香迷宮』の鬼才が放つ最新作!香華大学ミステリクラブの夏合宿で悲劇は起きた!メンバーをモデルにした犯人当て小説「読んではいけない」の問題篇が披露された翌日、小説通りに湧き起こった濃霧のなかで、出題者は解決篇の原稿とともに消え去ってしまう。偶然同じ施設に居あわせた「汎虚学研究会」の高校生たちも渦中に巻きこまれ、事件の謎に挑むことになるが、肝腎の探偵はやる気なく、誰彼なくおかしな夢を見るばかり――。果たしてこの重構造の事件で問われているのは何か。そんな問いなどどこにもないのか。ミステリ最大のタブーは快楽となり得るのか――それともここにあるのは作家・竹本健治の終焉か!?
小説家・森博嗣は日々何を思い、考えているのか?2017年7月7日?2019年12月31日までの毎日の仕事、遊び、思考の詳細。森博嗣堂浮遊書店ブログ「店主の雑駁」からの書籍化5作品が合本に。◆収録作品『森籠もりの日々』『森遊びの日々』『森語りの日々』『森心地の日々』『森メトリィの日々』
第62回メフィスト賞、満場一致で受賞森博嗣に憧れた天才司法修習生が描く、感動と衝撃の大傑作ミステリー!<あらすじ>法曹の道を目指してロースクールに通う、久我清義(くがきよよし)と織本美鈴(おりもとみれい)。二人の“過去”を告発する差出人不明の手紙をきっかけに、彼らの周辺で不可解な事件が続く。清義が相談を持ち掛けたのは、異端の天才ロースクール生・結城馨(ゆうきかおる)。真相を追う三人だったが、それぞれの道は思わぬ方向に分岐して――?2020年7月、エンタメ界に激震をもたらす長編法廷ミステリー!<担当編集者より>著者の五十嵐律人さんは若き現役司法修習生です。応募作を手にしたとき、多忙であろうそんな人が、どうして小説を?と不思議でしたが、読後、あまりの面白さと新人離れした書きっぷりに、絶対にこの小説を刊行したい!と興奮しました。小説と法律、どちらに対しても確かな知識と情熱を持ち合わせた稀有な作家に、ぜひご注目ください!
ブラウン神父、亜愛一郎に続く、‘とぼけた切れ者’名探偵である、昆虫好きの青年・エリ沢泉。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。 16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る「蝉かえる」。交差点での交通事故と団地で起きた負傷事件のつながりを解き明かす、第73回日本推理作家協会賞候補作「コマチグモ」など5編を収録。注目の若手実力派・ミステリーズ!新人賞作家が贈る、絶賛を浴びた『サーチライトと誘蛾灯』に続く連作集第2弾。
数年後には1億円アーティストと噂される現代アート界の巨匠が贈る、傑作ミステリー小説。純粋に論理のみを追求した100%ミステリー小説の、犯人をあなたは当てることができるか?
真面目でマイペースな刑事が、妖怪だらけの部署に左遷――!? 百王警察署の刑事課に所属する赤鬼冬日。彼はある夜、ライバル視している警察署長に電車の前へ突き飛ばされてしまった。――死ぬ。そう覚悟したのだが、冬日はなぜか地下鉄の中にいた。しかも着物姿の怪しい男と少女車掌に「合格」を言い渡される始末。さらに、翌日出勤した彼は、ありもしない「何もするな課」へと左遷されてしまった。いよいよ退職に追い込まれるのか、と危ぶんだのだが……。そこは、妖怪絡みの事件を捜査する化け狐や化け狸がいる課で!?
すべてを失った少女は剣を手に取り、旅に出る―― 婚約者である第一王子に裏切られ、国外追放を命じられた公爵令嬢のエレイン・オスローゼ。 この世で唯一、精霊と意思の疎通ができる彼女は、希望と不安を胸にひとり新天地に旅立った。そして数年後――男装姿でフェイと名前を改めたエレインは、周囲に名を馳せる冒険者となっていた。そんなある日、王立騎士団総長から指名依頼が届き、王侯貴族と関わりを一切持たないことを条件に承諾するのだが……。人間不信な少女が世界を揺るがすヒロイック冒険ファンタジー!
「私が絞首台に吊されるその時、日本の正義は亡びるのです」新人弁護士・日高正義が初めて担当する事件は、2年前、手術室での連続殺人として世を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」だった。被疑者の黙秘に苦戦し、死刑に追い込めない検察。弁護をも拒み続ける被疑者に正義は、ある提案を持ち掛けた。被疑者と正義、それぞれの戦いの幕が上がる――。(「氷獄」)『チーム・バチスタの栄光』のその後を描いた表題作を含む全4篇。有罪率99.9%を誇る検察司法の歪みに正義のメスを入れる、リーガル×メディカル・エンタテインメント!◆収録作「双生」……医師・田口公平の元で研修に励むすみれ・小百合の桜宮姉妹。外来患者の夫の異変に気付いたすみれは、ある斬新な治療法を提案する。「星宿」……十字星を見たい――。看護師の如月翔子は、手術を拒否し続ける少年・村本亮の願いを叶えるため、便利屋・城崎を呼び出す。「黎明」……末期癌の妻が入所した東城大学医学部付属病院のホスピスは、治る希望を捨て、死を受け入れるという方針だった。夫・章雄は反発するが……。「氷獄」……新人弁護士・日高正義は「バチスタ・スキャンダル」の被疑者のもとを訪れる。弁護の拒否を続ける被疑者に、日高正義はある提案を持ち掛ける。★豪華電子版特典付き!「小説 野性時代」連載時扉イラスト電子版共通あとがき電子版あとがき『氷獄』付録1【海堂尊・全著作リスト】付録2【作品相関図】付録3【桜宮年表】付録4【「桜宮サーガ」年代順リスト】付録5【「桜宮サーガ」構造】付録6【「海堂ラボ」登場人物リスト】付録7【あとがき索引】※本電子書籍は、2019年7月にKADOKAWAより刊行された『氷獄』を底本とし、電子特典を加えたものです。
このコンテンツは「大破壊(上)」「大破壊(下)」の合本版になります。
小説家の織部妙は順調にキャリアを積む一方、どこか退屈さも感じていた。そんなある日、‘美人作家’として話題の新人、橋本さなぎの処女作に衝撃を受ける。しかし、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまう。織部の興味を惹いたのは、橋本の秘書である初芝祐という女性だった。初芝への気持ちを持て余す織部は、やがて「橋本さなぎ」の存在に違和感を抱くようになる。その小さな疑惑は開けてはならない、女同士の満たされぬ欲望の渦への入り口だった……。「第13回エキナカ書店大賞」受賞作家の最新作。
昭和初期の東京。怪異現象を心理学的見地から研究する美貌の変態心理学者・嘉寿哉のもとに、相談が持ち込まれた。名門女子校の寮に、狐火が現れるというのだ。嘉寿哉を慕う弐矢の反対をよそに、嘉寿哉は乙女の園に潜入することに。一連の騒動には、「くれなゐの君」と呼ばれ下級生の憧れを一身に集める令嬢・紅子が深く関わるようで――。妖しき企みと、禁断の恋の行方は? ノワール妖怪譚。
憎むより、笑って生きたい――大人気〈針と剣〉シリーズ。武士の身分を捨て、深川の縫箔(刺?)屋・丸仙に弟子入りした一居。町医者の宗徳は、丸仙で一居の姿を目にした瞬間「亡くなった知人に似ている」と取り乱し、その直後に謎の死を遂げる。宗徳は一居の過去を知っていたのか――。剣術を愛する丸仙の娘・おちえ。刺?職人を志す一居。ふたりの葛藤と成長をみずみずしい筆致で描く時代青春ミステリー!
横溝正史が愛惜をもって描いた時代劇調ミステリシリーズ―江戸を舞台に、人形のような色男である佐七が繰り広げる推理劇