【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
「生々しく蘇った関ヶ原の戦い。これぞ本物。堂々たる名作誕生だ!」(ブックジャーナリスト・内田剛氏)。ついに徳川家康率いる東軍と毛利輝元を総大将とする西軍が関ヶ原で対峙する……。最新史料を駆使し、家康&輝元2人の視点で描く戦国歴史巨編。
神社の境内にある樹齢千年を超える杉の前で刺殺体が発見される。被害者が石井の高校時代の同級生だったことにより、石井の過去が明らかに…! ? 新聞連載時の形をそのままに、イラストも楽しめるコンセプトブック。
潮風香る港町、横浜の路地裏の石畳に佇むダークブラウンの小さな店、雨宮骨董店。明るく才能豊かな若きディーラー・雨宮陽人(あまみや はると)が、弟の海星(かいせい)と共に経営する店だ。しかしこの兄弟、生活能力に欠ける所があり、陽人の友人で刑事の本木匡士(ほんもく きょうじ)が面倒を見ている。ある日、匡士が店を訪れると、陽人が女子高校生二人組に依頼され、カメオの鑑定の真っ最中だった。陽人が買い取りを拒否し、二人は立ち去るが、直後、付近で高価なカメオの盗難事件が発生し……!?(――第一話 女神のカメオ)ある晴れた日、アンティーク・オークションに出掛けた陽人。しかし、ギリシャで仕入れた取って置きの品を披露すると息巻いていた知り合いのディーラーが姿を現さない。不審に思っていると、匡士から電話が入った。なんとそのディーラーが二日前から行方不明になっていると聞き――。(――第二話 シルバーボックス)「雨宮骨董店の名に於いて、謎を鑑定致します」訳アリ兄弟が、心を解き、縁を結ぶ、心ときめくアンティーク・ミステリ!
「平凡な私がなんで刑事課に?」新米警察官の水木直央は、内勤で刑事たちを支える事務職希望だったが、桜町中央署の刑事課に配置される。その上指導役は、極道のような威圧感を放つオヤジ刑事とイケメンながらどこか陰のあるエース刑事。訳ありげな先輩バディの様子に不審の念を抱く水木だが、初日から殺人事件が発生し、二人の型破りな捜査に巻き込まれていく……。秘密を抱えた凸凹トリオが織りなすノンストップ警察小説!
女子大生の璃香はアルバイト先であるガールズバーの太客から執拗なつきまとい行為を受けていた。相手の弱みを握るため探偵を雇うが、向こうも探偵を雇っており予期せぬ反撃に遭う。一縷の望みを託し、救いを求めたのは中堅調査会社「スマ・リサーチ」の対探偵課に所属する桐嶋颯太だった。桐嶋の活躍で事態は収まった――かと思われたが、一転して大きな悲劇が訪れる……。人気シリーズの帰還にして新たな物語、開幕!
股間に激痛を感じた赤石宣夫は、病院へ向かった。警察に誤認逮捕され人間不信に陥った彼はその後何年も引きこもり生活だったが、背にタマは変えられない。ところが、病院への道中で殺人現場に遭遇してしまう!「警察なんか行きたくない!」と現場を後にするが、警察の捜査の手は赤石を徐々に追いつめてゆき…。運に恵まれない男が奈落の底へ落ちていく、究極の不幸スパイラル事件小説!
「被曝から子供を守る会」の参加者が、謎の女にハンマーで殴られた。なぜかこの事件が星乃神警視正の琴線に触れたらしく、ついに長期休暇を切り上げ、捜査を開始。ところが容疑者の女が、目の前でヤクザ俳優にさらわれてしまい…。間中刑事との迷コンビも復活。始末書濫発の塚本刑事、見当たり捜査の名手の元刑事、矢島栗子も加わり、星乃神班はさらにパワーアップ。
定時制高校へ通う上杉哲也と一年ほど前に中退した須崎健吾が殺された。「本事件は星乃神さまがお務めになります!」リムジンから降りてきたのは、死人のような白い顔の男。キャリアはご立派だが捜査のイロハを知らないことで有名な星乃神警視正。上司に命を狙われた経験がある間中刑事をこきつかい、事件をミヤ入りさせることなく解決できるのか?―。
薬丸岳の新境地。壮大なスケールで贈るエンタメ巨編!〈螺旋プロジェクト〉明治編。時は明治。幼なじみであった新太郎、灯、鈴の三人はそれぞれの道を歩んでいた。新太郎は呉鎮守府の軍人に、灯は瀬戸内海を根城にする海賊に、そして鈴は灯を探し、謎の孤島「鬼仙島」に辿り着く。交わることのない運命に翻弄され、三人はやがてこの国を揺るがす争いに巻き込まれていく。友情、恋慕、嫉妬、裏切り――戦争が生む狂気の渦の中で、三人の運命が交錯する。【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】※〈螺旋プロジェクト〉とは――「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画〈螺旋〉作品一覧朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作)天野純希『もののふの国』伊坂幸太郎『シーソーモンスター』乾ルカ『コイコワレ』大森兄弟『ウナノハテノガタ』澤田瞳子『月人壮士』薬丸岳『蒼色の大地』吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
食品会社の社長・篠原の遺体が高速道路の非常駐車帯で見つかった。手形が不渡りになり、自殺の恐れがあると、妻からの捜索願を受理していた大阪・京橋署の上坂と磯野は、自殺とみて捜査を始める。篠原をめぐる人間関係、巨額の保険金、そして手形の行方……絡まりもつれ合う糸をほぐすような調査から見えてくる真相、その連鎖から浮かび上がる複数の事件は。
中原咲子。自身で奔走して封じ込めたはずの「呪いのメモリーカード」。誰かに盗み出され第二の呪いの連鎖が始まっていた。パソコンに差し込み名前を入力するだけで憎い相手を呪えると言う都市伝説になっていたアイテムだった。狡猾な犯人は直接ターゲットを狙うことはしない。連鎖でもって間接的に狙っていた。真犯人は誰なのか?最終ターゲットは誰なのか?連鎖を止めるためにはどうすればいいのか。咲子の奔走が始まる。
主人公は、「きみ」。二人称で描かれる失楽園の秘密とは!名探偵を最も翻弄した幻惑と苦悩の連続殺人!逆転に次ぐ逆転。驚愕の超絶技巧ミステリ!「きみ」は京都四条河原町の雑踏で突然に名前を呼ばれる。思いもかけぬ再会に惹かれ合う二人。すべては、東京世田谷で「彼女」が殺されて暗転した――。死体から見つかった、たった一本の小さな鍵。「長さ90センチ相当」のキーホルダーから、作家探偵法月綸太郎はひとつの推理を導いた。だがそれは、果てしなき迷宮(ラビリンス)への入口にすぎなかった……。奇蹟の超絶ミステリ再臨!
元治元年三月、筑波山で蹶起(けつき)した天狗党の首領格・藤田小四郎は、攘夷の使命に燃える水戸藩士であった。武芸に秀で責任感が強いが、向こう見ずな性格でもある。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。天狗党を援助する大店での傷害事件。それらを同じ手習所で学んだ昔馴染み、漢方医・山川穂継と共に検めてゆく。さらに最終話では、過酷な真冬の行軍だったとされる天狗党西上の際、戦場に度々現れた殺人鬼〈化人(けにん)〉の謎を大ボリュームで活写する。天狗党の向かう虹の涯(はて)には何が──。『恋牡丹』『雪旅籠』で注目の著者が贈る、最新連作長編。/【目次】天地揺らぐ/蔵の中/分かれ道/幾山河
もはや戦後ではない、そんな言葉がささやかれるようになった昭和三十五年。だが鳥澤渡の戦後はまだ終わっていなかった。彼は無念の死を遂げた父の仇を討つため、薔薇が咲き誇る壮大な館へやって来た。ここの主人は戦時中は海軍大佐で、かぎりなく妄想に近い人体兵器を発案し、渡の父をはじめ多くの兵士を死に至らしめたのだ。いよいよ、始まる。美しいピアノの調べに乗って、復讐劇の幕はいま開いた。渡は胸の高鳴りを覚えた……。 幻想的な筆致で描く長篇ミステリ小説。電子オリジナル作品。●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう)1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
豪邸に住む岩瀬が霊にたたられているといって神社にお祓いに出かけた。その日、私(編集長)はバーで偶然、岩瀬と出会い相談を受ける。岩瀬の家に出向いた私はそこで……。
浜名湖畔の舘山寺温泉で凄惨な事件発生! ペットショップのオーナーが、腹部を動物に食いちぎられて死亡しているのが発見された。時を同じくして、オーナー所有のアメリカのドッグショーでチャンピオンになった犬種バーニーズマウンテンのエミールの行方がわからなくなった。チャンピオン犬が突如、牙を剥いたのか? エミールを愛する老舗旅館の娘が、宮之原警部に依頼するが……。
「6年1組のみんなはおまえの敵になった」 迷宮教室にヒカルたちをいざなった犯人は、イケメン転入生の天沢レイだった。レイにあやつられたクラスメイトたちを敵に回し、「悪魔のチョーク」を使って互いを消し合う最低最悪なゲームが始まってしまう! 仲間と力を合わせてピンチを切り抜けてきたヒカルだが、なんと明莉がヒカルたちを裏切ってレイの味方についてしまい…!? 本当の「友達」とは何か!? 人気シリーズ第8弾!
大学四年生の萌子は、怪しい人材派遣会社『キマイラ』の就職説明会から戻ってこない同級生が心配になり淡路島に様子を見に行く。だが、何故か賞金首となってしまい、ヤクザに追われるハメに。IQ170の天才女子大生はこのピンチを突破できるのか。大好評の「デッドエンド」シーズン5、萌子とヤクザと警察の三つ巴の闘いが始まる!
文学史上、最も有名な紳士怪盗アルセーヌ・ルパン。そんな彼がいきなりつかまる「ルパンの逮捕」。その後投獄された刑務所からみごとに脱獄した「ルパンの脱獄」。ルパンの名探偵ぶりをえがいた「赤い絹のショール」、そして本業(?)のカッコいい怪盗ぶりを披露した「白鳥の首のエディス」。さまざまな顔を持つルパンの魅力とミステリーとしても面白い4編を収録。
文学史上、最も有名な紳士怪盗アルセーヌ・ルパン。そんな彼がいきなりつかまる「ルパンの逮捕」。その後投獄された刑務所からみごとに脱獄した「ルパンの脱獄」。ルパンの名探偵ぶりをえがいた「赤い絹のショール」、そして本業(?)のカッコいい怪盗ぶりを披露した「白鳥の首のエディス」。さまざまな顔を持つルパンの魅力とミステリーとしても面白い4編を収録。
昨年好評だったギフトブックの2022年版。巻末解説付き クリスマスにはクリスティーを! ミステリの女王アガサ・クリスティーが描く、冬にぴったりな短篇を集めた珠玉のアンソロジーが装いも新たに登場。
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』に続く第12回アガサ・クリスティー賞受賞作 脊損の脳神経外科医の牧野は、医療テック企業役員の元指導医に依頼され、視覚を失った少女エリカへの視覚再建装置〈バーチャライト〉埋設を代理執刀する。脳内インプラント〈テレパス〉を用いたオペは成功したものの、彼女は黒い幻影に脅かされるようになる。
二人以上殺した者は文字どおり地獄に堕とされる世界。探偵の青島を常世島で待っていたのは、起きるはずのない連続殺人事件だった
CWA賞イアン・フレミング・スチール・ダガー賞候補作!元麻薬の売人にして、元MI5のスパイ、今はお役所勤めのジェイ。テロ組織により、彼の暗殺命令が下された――麻薬の売人時代にMI5に引き込まれ、イスラム過激派に潜入するはめになったパキスタン系の青年ジェイ。事件解決後にMI5を去り役所勤めを始めた彼は、生まれて初めてまともな生活を送っていた。そんなとき、人種差別主義者に暴行されたムスリムの少女が自殺。復讐を誓う恋人の少年を’テロリスト’にさせまいと、ジェイは奔走する。一方、ジェイの正体を知ったテロ組織は彼の暗殺を命じ――。
検察の機密情報が漏れている?地検職員ながら、警察、政財界にパイプを持ち、量刑をも左右すると噂の陰の実力者・伊勢雅行。次期与党総裁候補にかかるヤミ献金疑惑への糸口を追う最中、想像を絶する’罠’が迫る!策を弄して巨悪に切り込め!手に汗握る傑作<検察>ミステリー!国会議員・吉村泰二にかかる収賄疑惑。湊川地方検察庁が証拠固めを急ぐ中、金の受け渡しを目撃したホステス2人が行方をくらませる。歴代次席検事の懐刀と称され、総務課長ながら地検を陰で操る伊勢雅行は、盟友である事務官の久保信也と独自に調査を始めるが……。
シリーズ累計80万部突破!!「御武運を、『醜悪』」地球撲滅軍の英雄は、全住民が失踪した四国へ出立する―― 地球撲滅軍と敵対する組織・絶対平和リーグの本拠地、『四国』が消息を絶った。全住民と連絡が取れなくなったのだ。第九機動室室長となった英雄・空々空は、現地での調査を命じられる。これは『大いなる悲鳴』に続く、地球からの攻撃なのか。だが、少年の前に現れたのは――。累計80万部突破〈伝説シリーズ〉四国編開幕!
『三匹の子豚』が朝ドラで大ヒットした斉川亜樹。鳴かず飛ばずの時代からようやく抜け出し、忙しくも穏やかな生活を送っていた。そんなある日、彼女のもとに武蔵野市役所から一通の封書が届く。その内容は、会った覚えもない、叔母の赤松三代子なる人物の扶養が可能かどうかという照会だった。亜樹はパニックに陥る。見ず知らずの叔母の面倒を本当にみる義務があるのか――と。混乱しつつも役所からの問い合わせは放置していると、急に固定電話が鳴る。電話を取ると、相手は開口一番、赤松三代子のことで話があるという。問い合わせの回答をしていなかったので、役所からの電話かと思いきや、『NPO法人 ありがとうの里』の菊村藍子という人物からだったとわかる。彼女は、会って三代子の話がしたいと言う。仕方なく会う約束をした亜樹だったのだが――。真梨ワールド炸裂! 衝撃の結末にページをめくる手が止められない!
カルト宗教は、心を奪い、カネを奪い、家族を壊す!カルト教団によるマインドコントロールの恐怖と、悪辣な集金システムを描いた名作フィクション、緊急文庫化!最近は浮気調査ばかりしている探偵の牛島のもとに、奇妙な依頼が舞い込んできた。「人さらいはやってもらえるんでしょうか?」依頼人の息子は、突如連絡を絶ったのだという。どうやら、あやしげな団体に深入りしているらしい。「厄介な仕事」と踏んだ牛島は当初依頼を断ったが、秘書の坂巻に説得されて調査を開始。すると、依頼人の息子は、近年様々な問題を起こしているカルト教団に入信していることが判明した――。世間を騒がすカルト教団、そして家族を取り返すために戦う人々を描く!
わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。
児童保護救済法が成立し、いじめや虐待、誘拐など、命の危険を感じた時に起動させると児童救命士がかけつける「ライフバンド」の着用が子どもたちに義務づけられた。新米児童救命士の長谷川は、先輩救命士の新堂と「ライフバンド」の検査で出向いた小学校で、わざと警告音を鳴らす少年と出会う。深淵に沈む少年の声を聴くため、長谷川は調査を続けていくと、隠された真実が明らかになっていく──。未来を支える子どもたちを守る、救いと希望の物語。待望の文庫化。