【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
人の「死」だけが感動じゃない! 小説投稿サイト「エブリスタ」に集まった4万作超の中から、登場人物が誰も亡くならないけど、思わず涙があふれてくる作品だけを集めた傑作短編集。
魔女、ヴァンパイア、植物化していく人……。想いが強いあまり、その愛は歪んでゆく! 小説投稿サイト「エブリスタ」に集まった4万作超の中から耽美な作品を選りすぐった短編集。
愛しい恋人は、自らの命を絶った。その原因を、小津健吾はわかっていた。伊豆にドライブデートに出かけた時、暴漢に襲われたことを苦にしたものだった。ふたりで乗り越えようと誓ったが、果たせなかった。悲劇はそれだけでは終わらない。今度は健吾が命を狙われる。地方に暮らす親兄弟までもが襲われる。なのに、なにに原因があるのか、相手が誰なのかわからない。健吾は相手を特定できないまま、復讐を誓う――。迫力のハードバイオレンス長編。
第一回「バディ小説大賞」受賞作!刑事と消防士の最熱イケメンバディ降臨。夕暮市消防署の消防士の棉苗上亮は、刑事の穂村彗星と火災現場で出会う。どんな難事件も解決する彗星は「火事場の奇人(シャーロック)」と呼ばれていた――。彗星の信条は「焦げ付いた空間から、真実というダイヤモンドを拾い上げること」。二人の出会いと、反発しあいながらも、互いに成長していく姿を描く。文春文庫とエブリスタがタッグを組んだ、バディ小説大賞の第1回受賞作。*第1回バディ小説大賞受賞作「BURN OUT ROOM」が「ROOM1 ジャワ・ハイツ203号室」と改題され、新たに「ROOM2 スィート・ウィリアム・ガーデン 熱帯館」と「ROOM3 HBカレー工場」が加筆されています。
官僚組織の複雑怪奇さ、エリートたちの強固さ、北朝鮮ミサイル――日本人にとっての「覚悟」とは何か。現代社会に生きる全ての読者に壮大な感慨を呼び起こしてくれる、内田康夫堂々の代表作!北海道・利尻島に美しくそびえる利尻富士で、不審死したひとりのエリート社員。警視庁刑事局長の兄・陽一郎から調査を頼まれた浅見光彦は、ある女性から託された謎のメッセージとCDから事件の真相に迫ってゆく。次第に見えてくるのは、防衛庁という巨大組織に生きる人々の苦悩と正義、恐ろしさ。警視庁を背負うエリートである兄・陽一郎は光彦とともに「彼らの正義」を動かすことができるのか?個人の正義と国家犯罪がぶつかるシーンの緊迫感、家庭と恋人を大切にしていた男の無念の死を思い、「大義」を真摯に論じる浅見光彦の必死の姿は感動を呼ぶ。著者の代表作の新装版です。
未来に起きる殺人を100%の確率で予知する極秘装置、クロノスシステムを擁する警察庁〈次世代犯罪情報室〉。そこに所属する真田と黒野は、暗殺のターゲットが上司・唐沢であることを知る。善と悪、敵と味方が入り乱れる世界で、死の運命を変えるため、最強バディが疾走する――。大人気アクション、堂々完結!
バスケ部で全国を目指す見原陽司。親善大会を控えたある日、地元の不良として名高い小金井進が居候することになる。戸惑いを隠し切れない陽司と弟の良哉。小金井の狼藉が激しさを増すなか、ある日、決定的な悲劇がもたらされて――。誰しもが抱いていた少年時代の郷愁に心打たれる、新潮ミステリー大賞受賞後第一作。
死神執事と顔だけ探偵の謎ときファンタジー。役者くずれの猪目空我は、かつてスタイリッシュな探偵役で人気を博した美形男子。とくに探偵としての能力があるわけではないが、とある事情で俳優業を廃業した今、ほかにやれることもないので、見た目重視の雰囲気探偵事務所を開業することにした。そこで格安賃料で借りたのは、とある古い屋敷の一角。ちなみにこの屋敷の住人は謎めいた年若いお嬢様と、彼女のお世話をする美しい執事のみ。ここに怪しさ爆発の大家と店子が誕生した。 一方、お屋敷のお嬢様に仕える執事にも秘密があった。それは彼の正体が死神だということ。その特殊能力としては、まずはひとの寿命が見え、さらに幽霊の姿を見ることもでき、たとえば死にゆく人に願われた場合、三回だけ「カーテンコール」と呼ばれる延命に応じることができる。彼は仕事だけが生きがいの自称エリート死神なのだが、過去の仕事での唯一の汚点を払拭するため、執事姿で人間界に留まっているらしい。 三者三様、それぞれの利害が一致して、なし崩し的に空我と死神は心霊がらみの依頼を解決することになるのだが……。
「東京の隠された怪異」の取材で二十三区の都市伝説の現場を巡るライターの原田璃々子。霊を信じない先輩・島野と取材を続けるが起こるのは奇妙なことばかり。‘池袋の女’のポルターガイスト伝説、東向島の‘迷路’に消えた小説家、願いを叶える「立石様」の奇跡……。そして「将門の首塚」の取材中、璃々子は二十三区最大の禁忌に触れ――。
書き下ろしあとがきを含む合本版。ガガガ文庫『ジャナ研の憂鬱な事件簿』1?5巻のカバーイラスト、カラー口絵、本文、挿絵、あとがきなどをまとめた合本版。電子特典版として、書き下ろしあとがきを収録。合本カバーは全巻のイラストがデザインされている新規レイアウト!
怪盗キッドだけを集めたスペシャル小説!鮮やかなるマジックで「平成のルパン」「月下の奇術師」など、数多くの名を持つ怪盗キッド。ビッグジュエルを手に入れるため、今宵も鈴木財閥に予告状が届いた。キッドキラーのコナンが待つなか、現れたキッドは悠々と空中を歩き出し、大胆不敵に群衆の目を欺き、華麗に宝石を盗み出すが――。鈴木園子の恋人にして「蹴撃の貴公子」京極真との対決も収録!大人気コミック『名探偵コナン』から、怪盗キッドのエピソードだけを集めたスペシャルセレクション!
久々のジョーカー第7弾!怪盗仕事が順調でちょっと退屈しているジョーカーは、久しぶりに連絡をくれたフェニックス(赤井翼)から、まるごとダイヤモンドの小惑星が地球に近づいているという話を聞く。さっそくジョーカーはまるごとダイヤの星を手に入れるため宇宙に行くことにするのだが、フェニックスが送ってくれた宇宙船はロシアに落下、スペードの旧友であるプレジデントDが所有する研究所に保管されていた。宇宙船を手に入れるため、研究所に忍びこんだジョーカーだったが、思わぬ先客がいて……!?
阿喰はある使命を受け、文芸部員を集めていた。新メンバーの雑賀がいじめをうけているとの情報を得た部員達は、犯人捜しに動き出す。現場で犯人を捕まえることに成功するも、その犯人はカースト上位に命令されたと話す。首謀犯と思われる生徒に会いに行くが、彼女もまた何者かに脅されていた。脅迫の連鎖の終わりは見えず、真犯人に辿り着けない。何故、大勢の秘密が流出しているのか? 意外な事件の結末に驚愕する学園ミステリー
運送会社のドライバーとして働く倉内岳は、卓越した剣道の実力を持ちながら、公式戦にはほとんど出場したことがなかった。岳の父である浅寄准吾は、15年前、別居中だった岳と母の住むアパートに立てこもり、実の息子である岳を人質にとった。警察との膠着状態が続いた末、浅寄は機動隊のひとりを拳銃で射殺し、その後自殺する。世間から隠れるように生きる岳だったが、自分を剣道の道に引き入れてくれた恩人の柴田の願いを聞き入れ、一度だけ全日本剣道選手権の京都予選に出場することを決意する。予選会の日、いかんなく実力を発揮し決勝に進出した岳の前に、一人の男が立ちはだかる。辰野和馬、彼こそが岳の父親が撃ち殺した機動隊員の一人息子だった。「死」を抱えて生きてきた者同士、宿命の戦いが始まる――。
高齢者詐欺グループのリーダー、光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功したと思われたそのとき、1人の警察官が彼女に声を掛けてくる――。「落としの狩野」と言われた刑事を主人公に、人々の一筋縄ではいかない情念を描く、日本推理作家協会賞受賞作「偽りの春」収録、心を震わすミステリ短編集。卓越した筆力で選考委員をうならせた、第71回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作!大沢在昌悪い奴の、そのまた上をいく悪い奴がいて、それを見抜く目をもつ警察官が登場する。だまされる快感を味わった。逢坂剛読む者の予想を次つぎにくつがえし、意表をつく展開に落とし込む筆力は、並のものではない。(第71回日本推理作家協会賞 選評より)
農林水産省の酒井恭平は、‘サトゥルヌス・リーチ’という未知の寄生虫が日本に入ってくるかもしれない、と聞かされる。対策のため招聘したという専門家、ジャカランダ・マクアダムスを成田に迎えに行った酒井は、ジャカランダがネコ科の動物を連れた、まだ大学生の美女だったことに驚く。戸惑いつつも霞が関に戻ると、農林水産省の上層部と警視庁警備部の人間たちが待っていた。いったい何が始まろうとしているのか……?
1945年8月。敗戦によって、大人たちは浮き足だっていた。占領軍におびえ、治安は乱れ、隠匿物資のブローカーは跋扈している。大本営や軍需産業の中枢にいた幹部たちは保身に汲々としていて、日本はどうなってしまうのか、小林少年にはさっぱりだ。そんな中で目撃した二十面相の犯行予告は四谷重工業の社長・四谷剛太郎に向けられたものだった……。世紀の大怪盗と軍需産業の首魁。騙しあいの果て、勝つのはどっちだ!?
約20年前、金融会社社長が事務所で金庫破りと鉢合わせをして刺殺された。社長の娘から依頼を受けた探偵・竹花は、情報を受け犯人と思われる男が暮らす新潟に赴く。だがその男の身辺を探っていくうちに、竹花の周りで不可解な出来事が次々と起こる……。(表題作) しぶとく、そしてクールな男・竹花が、人間の悲しい性と心に寄り添い事件を解決する、珠玉の全4編!
かつて奴隷として買われ、今では奴隷を売買する立場になったサラサ。彼女の頭を離れないのは、自分とともに売られ、行方がわからない妹アリアのことだった。その妹は、上海で、ある男に愛人として飼われていた。彼女の妊娠が発覚したことから、姉妹二人の運命は大きく動き始める。そしてサラサを襲う卑劣な罠とは? 衝撃の展開から目が離せないサスペンス長編!
ネット放送の『あやかしTV』は、現代にも残る不可思議な現象やスポットを徹底調査していく番組。アシスタントディレクターの香月都は、オカルト否定論者のディレクター・倉橋匠とともに、各地を飛び回る毎日だ。‘不思議’の謎を解き明かすうち、その向こうに見えてくる人々の切実な想いとは? せつなくて心温まる連作ミステリー。シリーズ第1弾!
クラシック音楽のプロモーター・伊木章吾は、絶縁状態にあった大物政治家の父親の通夜に赴くが、参列を拒否される。その直後、章吾が招聘したチェロ奏者が逮捕され興行は中止に。さらには同業プロモーターの殺害事件、弟と妹に起きた不正献金疑惑と、次々と困難が降りかかる。そこへ現れたかつての恋人、美香子。孤独のなかに生きる男の愛は、どこへ向かうのか!?
平成という時代があった。その時代が始まる日に生まれ、終わり日に死んだ一人の男がいた。名は青、母親は彼をブルーと呼んだ――。平成元年に生まれた男。平成15年に迷宮入りした青梅教員一家惨殺事件。平成が終わる直前に起きた多摩ニュータウンカップル殺人事件。ひとつの時代の中でつながっていく真実。児童虐待、子供の貧困、モンスターペアレント、外国人労働者。格差社会の生んだ闇に迫る、クライムノベルの決定版!
集中豪雨で崩壊、全滅した山村にただ一人生き残った男を、テレビカメラとレポーターが、貪るようにしゃぶりつくす。遺族の感情を逆撫でし、ネタにしようと群がるハイエナたちに、男は怒りがはじけ、暴れ回る。だが、男をさらに過酷な仕打ちが――。強烈な皮肉と諧謔が、日本に世界に猛威を振るっている「第四の暴力」マスコミに深く鋭く突き刺さる! ギョーカイに疑問と不信を抱くすべての人に贈る問題作、激辛の味付けで登場!!
栗栖川亜理はここ最近、不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日、ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後、亜理が大学に行くと、玉子という綽名の博士研究員が校舎の屋上から転落して死亡していた。グリフォンが生牡蠣を喉に詰まらせて窒息死した夢の後には、牡蠣を食べた教授が急死する。夢の世界の死と現実の死は繁がっているらしい。不思議の国で事件を調べる三月兎と帽子屋によって容疑者に名指しされたアリス。亜理は同じ夢を見ているとわかった同学年の井森とともに冤罪を晴らすため真犯人捜しに奔走するが……邪悪なメルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ。/解説=澤村伊智
ある日、孤児院で起こった惨殺事件。一人生き残ったアレンに声をかけたのは――。哀しみを背負ったアレンの運命が狂いはじめる。アレンは無残に散らばった死体の中を亡霊のように歩いて行く。 しばらく歩いていると見覚えのある死体を見つけた。アレンはその死体の前に立ち止まり、ガクッと膝をついた。胸が張り裂けそうになり、涙が溢れ出した。「センリ……」 涙で霞んだ視界の中、名前を呼んで、死体となった友人に手を伸ばした。深い哀しみを背負った人間の罪と罰を問う問題作!
妊娠中の妻と2歳の娘を少年たちに凌辱の末惨殺された恭介は、犯人の少年たちを切り刻み、それを撮影したDVDを犯人宅に送りつけた。しかしそれは復讐ではなかった。妻子の殺され方が美しくないことへの憤りだった。恭介にとって人間の死体は至福の「芸術品」であるべきなのだ。23年前、キスした姿の少年と少女の生首写真が被害者宅に届けられる事件があった。ご丁寧にもその写真には「ファースト・キス」というタイトルまで付けられていた。事件は迷宮入りし、警視庁の名倉警部は今でもその屈辱を胸に抱いているが、その犯人こそ当時中学生の恭介であった……。新堂冬樹史上、最低最悪の小説。
好評、宮之原警部シリーズ。松山駅近くの繁華街の駐車場でホームレスの他殺死体が発見された。真っ黒に汚れた衣類、生ごみのような悪臭を放っていた。死体からは、トカレフ、胴巻きからはタレントの戸籍謄本が発見され、事件はセンセーショナルな様相を見せ始める。半年ほど前に同じ管内の殺人事件を鮮やかな推理で解決に導いた、愛媛県警松山中央署留置所の看守、大鷹鬼平は、刑事の藤森とともに捜査を始める。実は鬼平には頼る後ろ盾があった。警視庁遊撃捜査係の宮之原警部だ。捜査線上には、ホームレスの最後の目撃者、屋台のラーメン屋の親爺、専門学校の用務員、連れ込み旅館の仲居などが参考人として挙がる。そこへクラブの美人ホステスから「ホームレスに尾けられた」という電話が入る。鬼平は、ホームレスの身元が事件のカギと睨み、東京・代々木公園のホームレスの群れに潜入しようと試みる。
刑事である母に毎年届く、差出人不明の御守り。秘められた想いが、封印された過去を引き寄せる。果たして、真実を知った娘は――。40万部超の大ヒット文庫『傍聞き』の表題作(日本推理作家協会賞短編部門受賞作)で主人公を務めた、あの母娘が再び登場!「巧緻な伏線」と「人生の哀歓」が、見事にクロスする瞬間を描いたミステリー短編集。
殺したいくらい嫌な奴、いませんか? アリバイ工作に密室、叙述トリックに連続殺人。推理作家の世古先生が繰りひろげる名作を駆使した実践的トリック談義は、思いがけない方向へ――「ローンの返済も殺人も、無理なく実行できるものが望ましい」と語る世古先生の、あなたの役に立つミステリ講座へようこそ!
『イニシエーション・ラブ』で日本中を驚かせた著者による待望の新刊、次なる舞台は女子校!?私立曙女子高等学院の問題児ばかり集められるクラス(通称マルキュー)に、ある生徒が異動してきた。家族が抱えた借金のために、学費を稼ぐ目的でやっていたアルバイトがバレたのが理由だという。それを知ったマルキューのメンバーは彼女が特待生資格をとれるよう一致団結するが…(「マルキュー」)ほか、6篇を収録。個性豊かな生徒達が、学校やクラスで起きる事件をチームワークで解決!