【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
都内近郊で4件の殺人事件が発生した。被害者の繋がりから容疑者として浮上したのは、多国籍過激派『赤い牙』の重要メンバー深町春の息子、深町陽。やがて5人目のターゲットが判明すると警察庁に激震が走る。次の標的は来日間近の米国大統領だったのだ。狙撃場所の特定と実行阻止を任されたのは、警察庁直轄で国難事案を任務とする新橋署刑事課特別治安室〈NEO〉。彼らは春の元恋人かつ陽が尊敬を表す人物、元過激派で無期懲役囚の甲斐宗太郎に協力を求める。タイムリミットが刻一刻と迫る中、大統領一行を乗せたエアフォースワンは横田基地に降り立った――。
東雲理子(しののめ・りこ)は、城京(じょうきょう)大学大学院に進学。専攻は哲学。修士課程での研究テーマについて図書館で悩んでいるとき、返却したはずの哲学辞典が何度も自分の机に戻ってきてしまうという謎が起こる。「哲学に興味がおありですか?」 そのときに話しかけてきたのは、どこかミステリアスな雰囲気の銀縁メガネの男。後に判明するのは、この男性が理子の新しい指導教員、大道寺哲(だいどうじ・てつ)だということだった。 理子は大道寺の助けを借りながら、日常の謎に挑んでいく。 ある日を境に姿を見せなくなった喫茶店の常連さん、何度待ち合わせをしてもどうしても会えない友、理子の研究室に代々伝わる謎の決まりごと……。 平凡な毎日の、一見なんでもないようなちょっとした事件の数々。 そんな日常に潜む不思議な謎を哲学的な視点から解き明かす、哲学ライトミステリー。 スマートニュース×カクヨム「連載小説コンテスト」優秀賞受賞作品。
エストニアに赴いたモンク・コッカリスとキャット・ブライアントは、ジェームズ・スミソンが‘悪魔の王冠’――琥珀の塊を採取した場所を探して、かつての通商路「琥珀の道」をたどる。グレイたちは伊藤隆志が率いるフェニックス研究所のハワイでの拠点に乗り込むが、逆に囚われの身になり、セイチャンを奪われてしまう。「オドクロ」と命名されたスズメバチを用いた伊藤の計画を阻止するために、モンクとキャットは東欧で、グレイたちは富士山麓で、オドクロを駆除する手段と寄生された人たちの治療法を探し求める。だが、驚異的な生命力を持つオドクロの根絶を目指し、アメリカ政府はハワイへの核の使用を検討し始めた。その間もグレイたちの、そしてセイチャンの残り時間は、刻一刻と少なくなりつつあった――。この世界に地獄の大群を解き放つとされる‘悪魔の王冠’はどんな脅威をもたらすのか? 日本からギルド復活の狼煙が上がる!今一番面白い海外小説!シリーズ第12弾!
『教師は探偵じゃありません。そんなに簡単な仕事じゃないんです』。フリースクールを舞台に起きる数々の問題とは……?
ソ連崩壊前夜、世界的スクープを連発した日本人特派員の物語。気鋭が満を持して放つ、国際謀略サスペンスの傑作!1987年4月、東洋新聞の土井垣侑は特派員としてモスクワに降り立った。当時のソ連では記者は政府の管理下でしか取材をすることができなかった。そんな状況にフラストレーションを溜めていた土井垣は精力的に取材を重ね、タタールの独立運動のデモをスクープ、ついに「特ダネ禁止」に風穴を開けた。土井垣はさらに人脈を広げるが、信頼していた人物がスパイだったことが明らかに。当局監視の目を感じつつ取材を続け、ついに世界に先駆け共産党独裁放棄のスクープをものにする。同時に、土井垣に対する監視の目は、さらに厳しくなっていき……。サンケイスポーツの記者出身で、新聞記者が主人公の小説が高く評価されている著者の意欲作。主人公の土井垣は、世界に先駆けてソ連崩壊をスクープした実在の記者・産経新聞の斎藤勉氏がモデル。斎藤氏はソ連とロシアに通算9年近く在住し、一連の報道でボーン上田記念国際記者賞を、「ソ連、共産党独裁を放棄へ」のスクープで日本新聞協会賞を受賞している。
圧巻のスパイサスペンス、待望の文庫化。「十三階」シリーズ第1弾の登場! 警察庁の公安秘密組織『十三階』。この組織は国家の異分子を排除すためには、ときに非合法な捜査も厭わない。若き刑事・黒江律子は北陸新幹線爆破テロを起こした『名もなき戦士団』を殲滅するため、女を使ってまで捜査にまい進する。接触したテロリストを愛してしまったかもしれない――捜査の過程で悩み苦しむ律子は首謀者「スノウ・ホワイト」を逮捕できるのか!?
辻海運の社長令嬢・希世美は、不自由ない大学生活を送っていたが、突然父親の会社が倒産。しかも、父は失踪、母や弟妹もトラブルに巻き込まれてしまう。苛酷な運命にたったひとりで立ち向かう希世美を待ち受ける運命は!?
刑事課強行・盗犯係所属の新人刑事・梓凪子は困惑していた。持ち込まれた案件は畑違いの人探し。依頼主は中国人・宋鈴玉、鈴玉の同行者はなぜか中国領事館職員・王天佑だった。国際政治と人情入り交じる不可解な人探しを続けるうちに、天佑への疑いを深める凪子は、背景を探るために尾行を試みるが――。同時に発生した連続殺人事件にも関与した凪子は、刑事課と警備課の縄張り争いにも巻き込まれることになる。
占星術界のレジェンド・鏡リュウジ氏が驚嘆するサスペンス誕生! 交通事故で瀕死の重傷を負ったピアニスト星子真琴。心臓移植で一命をとりとめた彼女は、占いで人生を決める孤高の暗殺者・与一と出逢った。与一がタロットで運勢を占うと「オーディションを受けたら、君は死ぬ」という結果に。それでも出場を目指す真琴は、なぜか裏社会の人間たちに命を狙われ……。二人を過酷な運命へと引きずり込む、事件の思わぬ全貌とは?
些細なことから上司・岸本の執拗な嫌がらせを受けるようになった玲美。疲弊しきった玲美は、彼を殺したいと夢想するようになる。こいつの頭をぐしゃりと潰してやれたら――。業績を掠め取る係長、若い女子を目の敵にするお局、会社に寄生する豚野郎。こんな最低なヤツらが迎える結末とは!? 会社で頑張るすべての人々に捧げる、ちょっとブラックなお仕事小説! 【目次】今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います/天井の梁/引き継がれ書
【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。
着々と進むロシア海軍提督のクーデター計画。ロシア領に潜入するアメリカ海軍精鋭たちは、提督の野望を阻止できるのか。元原子力潜水艦艦長と気鋭の作家が放つ大型エンタテインメント。
20年前に失った娘を忘れられないステラ。父を亡くして深い孤独を抱える女子大生のイサベル。愛ゆえの行動が娘を怒らせてばかりのイサベルの母シャスティン。偶然と悪意が絡み合い、ふたりの母親とひとりの娘がついに出会うとき、恐ろしい真実が明らかになる。
学生時代の同級生に助けを求められる夢を見た。大学を休学して、ぼくの前から去っていった夏日薫。いまでは、彼女が大女優として活躍する一方で、ぼくは妻を失い細々と探偵業を続けている。ところが夏日薫が手がけた舞台『ハムレット』の最終リハーサルを前に、彼女を含む主要キャスト五人が死亡するという事件が起きた。あの夢はお告げなのか? しかし何をしたらいいのかわからない。だから同業の笹野里子さんに電話をかけてみたのだが……。センセーショナルな事件に、夢想の探偵・山浦歩&危険な女探偵・笹野里子が挑む。独特の推理と、芦原文体が絡み合う魅惑の長編ミステリ。
車椅子に坐ったままの富豪の老婆の家に、住み込みで雇われていた沼手多佳子は、老婆の死後、その全財産を遺贈された。幼い時母を殺された多佳子にとって、それは夢のようなことだったが……という日本推理作家協会賞授賞の名作「赤い猫」のほか、「白い部屋」「青い香炉」など、明るく生き生きとした6編の珠玉の傑作ミステリー小説集。車椅子の老婆から贈られた、莫大な遺産に秘められた秘密とは?
もじゃもじゃの髪をかきむしり、難事件を鮮やかに解く、名探偵・明智小五郎。『D坂の殺人事件』でデビュー以来、乱歩の本格推理や少年ものに登場、天才的な推理力で絶大な人気を獲得する。本書は、近代的名探偵の代名詞でもある明智小五郎が関わった全短篇に、未刊行の脚本『黒手組』を加え、名探偵の独特のイメージと魅力を多面的に再現するユニークな本。名探偵の活躍ぶりを、この1冊に凝縮させた、ファン待望の傑作集!
春夏秋冬と不審死が発覚! 四人の人物がいずれも〈完全犯罪完全指南〉という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。警視庁捜査一課・海埜刑事の聴取にも、物証がなければ捕まらないと否認を続ける犯人たちだが、海埜は丹念に真相を探っていく。完全犯罪を目論んだ隠蔽工作の結末は……。『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』の著者だから書けた倒叙ミステリ-の快作!
バブル経済が崩壊し国内が混乱すると予言した、極秘のレポートが作成された。それを受け取った内閣情報調査室は、治安強化を求める世論の喚起を目的に、ある組織を使って、各地でテロ事件を頻発させる。それを阻止するため、一人の捜査官が首相官邸に呼ばれ、動き始めた……。危機迫る、情報サスペンス小説。警視庁が震撼した7日間。首相の特命で、極秘捜査官が凶悪テロに挑む!
池袋が大変だ。猿が逃げ、警察官が人を投げ、他の女と浮気をしそうになると犯人が現れる。謎が謎を呼ぶ事件のそばには、いつも神崎と黒木がいる。頁をめくるたび現れる興奮と感動。最終話で、神崎は究極の二択に直面する。擁護か、決別か。黒木が相棒にすらひた隠し守ろうとしていたものとは――江戸川乱歩賞作家による黄金コンビの狂想曲!
夢の特効薬は、幻なのか? それとも禁断の薬か? 曙医科大学が開発した認知症治療薬「DB-1」は、臨床研究で画期的な成果を上げた。重症患者たちが、ほぼ完全に脳の機能を取り戻したのだ。国際的製薬企業のサニーがいち早く権利獲得に乗り出すが、一人の医師の自殺から浮かび上がったのは、恐るべき計画だった。曙医科大を放逐され、貧乏病院で老医師の代替医として勤める医者探偵・宇賀神晃がその謎に挑む!
殺された鈴木の祖父で、名家の当主義麿が綴ったノートを託された浅見は、事件の核心に迫る記述に引き込まれていく。戦時中の阿武山古墳盗掘疑惑、考古学者同士の対立、新たな殺人――。さらなる悲劇を招いたのは、「鎌足の秘宝」なのか? 内田康夫の筆を継ぐ新人が、誰も予想しなかった結末に読者を誘う!
「ようこそ。これであなたはガーディアンの一員です。学校でのあなたの身の安全は保証されます」。教師や親にはその存在を明かしてはならない、生徒による中学の「自警団」、ガーディアン。問題ある生徒に制裁を加え学校の平和を保つ。荒れた学校が一転、平和になった陰には、不登校をしいられる生徒たちがいた。新任教師、秋葉は不登校の生徒の謎を探るうち、その存在に気付くが……。少年犯罪を描いてきた著者の学校ミステリー。
夢で他人の記憶を見る異能を持つ「夢視者」の笹川硝子は、特殊捜査官として京都府警に勤めていた。遺体に触れるとその者の死の瞬間を追体験できる能力を活かし、事件を解決に導いている。そんな中、同じ特殊捜査官で先輩でもあった川上未和が、硝子に「ナイトメアはもう見ない」という謎のメッセージを残して行方不明になってしまう。さらに未和の汚職疑惑が発覚し…?
式典での花束贈呈役を頼まれた、大病院の秘書室で働く青井朋子。だが贈呈相手のイケメン代議士に拳銃を向ける男が…! 気がついたとき、朋子は男になっていた。そして目の前には朋子の姿をしたSPである葵がいたのだった…。中身が入れ替わったふたりは、事情を知る代議士の協力の下、お互いの仕事をこなしながら事件の真相を探ることになり!?
跡継ぎだった兄の失踪で、座敷童子の言い伝えがある実家、通称「福まねき寺」の副住職を務める羽目になった修平。秋祭りの〈お寺食堂〉で提供した精進料理がきっかけで、生き別れの父を探してほしいという依頼が飛び込んできたり、近所のお寺のマスコットがらみの事件に翻弄されたり……。兄の行方もついに明らかに?心がやさしく満たされる、癒しのほのぼのミステリー。
北アルプス北穂高南稜で、深い霧の中、40代の男が行方不明になった。ヘリコプターを飛ばし、捜索した結果、遺体で発見された。不倫している若い女性との山行であった。単なる事故とみられたが、長野県警豊科署の道原伝吉刑事は、現場の不自然さから、殺人事件であると見抜いた。ここから地道な捜査がはじまるが、2週間後、被害者の同僚女性が殺されてしまう。仕事が関連していると思われたが、社長は、頑なに否定し、捜査にも協力を拒む姿勢をみせた。捜査は行き詰りをみせる中、道原伝吉刑事は、執念で打開していくが……。
山岳ミステリーの巨匠・梓林太郎の初の合本全3冊。人気の人情刑事道原伝吉が管轄署内で起きた殺人事件の解明をすべく出張した作品を集めたもの。「北海道雨竜殺人湿原」(諏訪署刑事 道原伝吉 出張捜査長編)「蔵王高原殺人事件」(長野県警豊科署 道原伝吉刑事 動機不明連続殺人捜査長編)「吉野山・常念岳殺人回廊」(豊科署刑事 道原伝吉 哀切苦悶捜査長編)いずれも、心の機微を感じ取りながら捜査していく道原伝吉ならではの物語で、心に迫ってくる。
世にも恐しくおぞましい--。それでも先を読まずにいられない。投稿サイト「monogatary.com」が放つ、傑作ホラー・サスペンス!!「決して覗いてはいけない」廃教室の鍵穴を覗いた女子高生二人(「鍵穴の風景」)。ゴミを拾いに人助け、町で知られる善意の人・インコさんがある日……(「インコ!」)。あるベストセラー作家の創作の秘密は「A」(「A」)。とっておきの犯罪者を目指す男の奇妙な独白(「犯罪者になろう」)……。恐ろしくもおぞましい、それでも読まずにいられない全9編を収録。投稿サイト発の期待の新鋭が放つ、傑作ホラー・サスペンス短編集。※『鍵穴の風景』は投稿サイト「monogatary.com」から誕生した物語レーベル「namamono(ナマモノ)」の電子書籍オリジナル作品です。
仕事は生活費を稼ぐため、女子力0で彼氏もいない。そんな天宮優奏(25)には、同じ名前の知り合いが2人いる。それは、職場の上司で大嫌いな宇津保と、オリジナル小説サイトの管理人で大好きなうつぼさん。ある日、仕事中に理不尽なことで叱られた優奏を慰めるため、初めてうつぼさんが会ってくれることに。それを知った宇津保とは大喧嘩してしまうけれど、リアルうつぼさんは超イケメンで……!? 巧妙に仕掛けられた罠にはご注意を。一途なラブストーリー!
心に傷を負い、故郷の函館に戻ってきた桃子のお見合い相手は、烏(からす)の<ばけもの>の青年だった!? お見合いの席に現れた烏、元親に驚きつつも、桃子は互いの見極め期間として「お試し夫婦」になることを提案。結婚に夢は見ない。たとえ相手が烏でも相性がよければいい。烏姿の元親とのお付き合いを開始した桃子だったが、ある日青年姿の元親に遭遇して……!? 和紙屋の店主のばけものの青年との、ほっこり系お見合いラブ