【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
偽爆弾が設置される事件が頻発。単なるいたずらなのか? 新人刑事の牧野ひよりは、退職刑事専用のシェアハウス<メゾン・ド・ポリス>に住む、凄腕だけど曲者ぞろいのおじさんたちと捜査に乗り出すが……。
大人気アニメの完全ノベライズ第3弾! ひとたび投薬すれば人の心を蝕み、意のままに操ることができるという「バナナフィッシュ」。さきのイラク戦争で兄グリフィンがひょんなことから未完成のこの薬に冒され、死に至った経験をもつアッシュ・リンクスは、ついにこの悪魔の薬の真相にたどり着く。親友を亡くしライバルを斃し、自身も重傷を負いながら、アッシュはかつての主であるディノ・ゴルツィネと全面対立することに。 一方、華僑の名門かつ最大勢力である李家の事実上の当主となった月龍は、同族嫌悪ともいえる感情からアッシュと敵対する立場をとる。また、月龍の下でチャイニーズ系ストリートギャングたちを率いる少年シン・スウ・リンは、先代ボスであるショーターを殺したアッシュに対して、複雑な思いを拭いきれない。やがて「バナナフィッシュ」をめぐり、アンダーグラウンドの巨大な勢力と、アメリカの中枢を担う国家権力が秘密裏につながっていることが明らかになっていく。 ――そんな中、アッシュの心の支えである奥村英二の命が狙われた。英二だけは自分の命にかえても守りたいアッシュだが……。 果たしてアッシュは英二を、そして英二はアッシュを救うことができるのか。大人気シリーズついに完結!
「ジャナ研」シリーズ、ついに完結!ユリに連れられ、とある教会を訪れた啓介。そこで『Silent Night』と題された小説と、1枚の写真を見つける。その謎を探るうち、60年程前のソ連強制収容所で起きた「クリスマスイブの奇跡」に行き着く。「謎を解き明かすだけでなく、必要であれば真実の先に踏み込むこと」啓介はこれまで避けてきたことに向き合う決意をし、真冬と話そうとする。(「ロシアン・ウィスキー・ホーリーナイト」)良太郎が「退学する」と言い出した。突然のことに驚きながらも、良太郎のために親友としてできる限りのことをしようとする啓介と大地。徐々に明らかになっていく「綺麗じゃない真実」を前にして、啓介はどう行動するのか――。(「消えた恋人」)卒業式を間近に控えた「追い出し祭」の日。啓介と真冬は、「ジャナ研」の部室で残り少ない時を過ごしていた。校内見学にやって来た少女を介抱することになった二人は、「最後の事件」を一緒に解き明かす。(「ジャナ研の憂鬱な事件簿」)卒業する真冬、苦悩する啓介。解き明かした「真実」の先に、待つものとは――。本格ミステリーに相応しい、重厚な謎と心揺さぶる真相。「憂鬱な事件簿」に光明が差す、シリーズ最終巻!!※「ガ報」付き!※特別カラーちらし「ゲキ推し!!ガガガラブコメ ラインアップ」付き※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
放漫経営のツケが祟り、倒産寸前の苦境に陥った栄養剤メーカーのS製薬。銀行は融資を渋り、他社への吸収合併を迫って来た。社長の女婿で経理部長の滝沢は、資金調達に狂奔する中、九州に広大な不動産を有する資産家の知己を得たが……。愚昧な企業経営陣の顛末を描いた表題作を始め、伝説の‘流行作家’が、ジャーナリスティックな視点で綴った傑作推理6編を収録。
本格ミステリーの聖域を踏み荒らした男が帰ってきた! 今度の生け贄は、本格ミステリーと芸術の世界。ギリシャ悲劇が、ブリューゲルが、名筆が、名曲が、斯界の権威が次々に黒い笑いの海に呑み込まれる。常に話題作を生み出す著者が、ミステリーへの強すぎる愛と、芸術への深すぎる造詣をこれでもか、と注入して生まれた痛快にしてご意見無用、巧緻にして油断大敵な怪しき力作!
サイクルロードレーサーの小林湊人が所属するエルソレイユ仙台に、梶山浩介が加入することになった。梶山は、16年前にヨーロッパに渡り、ツールドフランスにも8回出場、世界のトップレベルで戦ってきたレジェンドだ。今季限りでの引退も囁かれていた梶山が、なぜ日本の、しかも新参チームに……。図抜けた実力を持つ梶山の加入でチームは、そして期待されながらもどこか抜けたところのある湊人は、どう変わっていくのか?
交番勤務中の岩城は、新設された特命捜査対策室九係への配置転換を命じられた。九係は、「現行の捜査に対して、疑問=Qを持った事件」について、別の切り口で捜査する。故に、一歩間違えば、即廃止という崖っぷちの部署である。現場に残された折り鶴に着目し、自殺と判断された事件を再捜査すると……。12年前に起きた母娘心中事件の真相が浮かび上がる!
誰しも、人には言えないことがある。マイナーな趣味や特殊な持病は理解してもらいづらいし、結婚相手の実家には馴染みのない習慣があるものだ。心地よくくつろげるはずの我が家にも、世間には明かせない秘密が潜んでいるのかも……。現実への強烈な違和感を通奏低音に、恐怖と異形、人間心理の暗部にこだわりぬいて紡いだ全8編。『来る』の映像化でも注目の俊英、初の短編小説集! 禍々しくて、穢らわしくて、素晴らしい。
愛する息子と妻をシンナー中毒の通り魔に殺された新聞記者の小坂宏樹、我が子を殺めながら無罪判決を受けた平沼香織。〈心神喪失者の行為は、罰しない。心神耗弱者の行為は、その刑を減刑する〉という刑法三十九条によって、人生を翻弄された二人が、時を経て交錯する。そして、新たな事件が! 苦悩と葛藤が導く意外な結末とは!? 心理ミステリーの傑作!
大学の仲間たちと自主制作映画を撮る七沢。ある日、イタリアの蚤の市で買ったナイフを使っているとガボーニと名乗る霊が現れ、「このナイフで殺した命は、16時32分に生き返る」と言い、姿を消した。半信半疑の七沢だったが、ナイフを使って殺した蠅が、翌日の16時32分に蘇生するのを目の当たりにする。七沢はナイフの力を使い、緻密な‘殺人’を繰り返すが……。予測不能な結末が待ち受ける、ノワール・ミステリの新境地!
大手出版社に勤務する志賀子は、幾人もの一流作家を抱える敏腕編集者として忙しい日々を送っていた。そんな折、ミステリー作家志望の美しい青年に出会い、少女のように胸をときめかせ、彼との将来を夢見るようになった。だが、青年が妻帯者だと知ったとたん、殺意が……。著者の体験に基づく表題作などミステリー本来の洗練された味わいが光る珠玉の8編を収録!
PKO部隊の陸上自衛官7名。1人は現地で死亡、1人は帰国後自殺。現地で起きたことについて、残された5名の証言はすべて食い違っていた――。綾辻行人・篠田節子・朱川湊人・若竹七海の選考委員各氏が絶賛した第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。社会派と本格ミステリーを見事に融合した傑作登場!
美緒は、担当する作家の西崎彩から、相談を受けた。‘The Judge’と名乗る相手からの不審な手紙。彩は、まったく心当たりがないと言う。立川で起こった殺人事件の現場に残された「死刑執行!」と書かれたカード。そして、彩の住む金沢での殺人事件でも同じカードが。2つの事件、そして彩との関わりは!? 壮と美緒が炙り出した‘The Judge’の正体とは!?
中学時代の恩師が亡くなって開かれたお別れ会。かつてのいじめられっ子が、経済的にも恵まれ、まばゆいばかりに美しくなっていた。なのに私たちときたら――。ヒモ状態の浮気夫、引きこもりの暴力兄、ストーカーと化した元夫。同級生3人で愚痴を言い合ううち、飛び出してきた計画。「交換殺人でもする?」冗談めかした発言が、やがてリアルさを帯びてゆく!
「女探偵」というと、ピンク色に包まれたお色気ムンムンの小賢しいセクシーダイナマイトを想像するのではないだろうか? でも現実の世界では、色気よりも愛嬌! 体よりも頭と言葉! を巧みに使わなければ、女探偵は務まらない(「はじめに」より)。十年以上のキャリアを持つ著者から見た、社会の素顔やホンネ、探偵業の実態の報告記。
卒業間近のさゆみは、同じ夢の続きを何度も見る。現実でも、夢の中の男の声が聞こえ、見られている気がする…。一・【プロローグ】二・【はじまり】三・【誕生】四・【絆】五・【秘密】六・【放課後】七・【リハーサル】八・【コンサート】九・【真実の夢】十・【卒業式】十一・【ステージ】
私が概略を話すと、父は目を閉じて首を垂れる。ややあって顔を上げたときには、まず事件は解決したと思っていい。父のお蔭で迷宮入りを免れた事件もかなりの数になり、老いてなお旺んな好奇心と推理力には脱帽するしかない。推理作家の椿氏も、父の安楽椅子ならぬ炬燵探偵ぶり、窓がまち探偵ぶりに惚れ込んでいる。退職刑事が調べて現職刑事が寝台探偵を務めるという逆の構図で描かれる「拳銃と毒薬」など、8編を収録。国産《安楽椅子探偵小説》定番中の定番として揺るぎない地位を占める、名シリーズ第6集。/【収録作】「つまらぬ事件」/「桜並木の一本の桜」/「死は木馬にのって」/「拳銃と毒薬」/「耳からの殺人」/「馬の背」/「針のない時計」/「昔の顔」/あとがき=都筑道夫/解説=西澤保彦
美しい津永和佳子に身辺警護の依頼を受けた私立探偵・三影潤は、伊豆の海辺にある彼女の別荘を訪れた。そこには盲目の従姉と病身の祖父が同居していたが、三影は一瞬の油断をつかれて、依頼主・和佳子が殺害されてしまう……富豪の別荘で展開される大胆なトリック殺人を描く表題作のほか、4編の傑作を収録。優しいミステリーの魅力! 本格推理短編集。
深夜、隣人の不審な行動を目撃した少年の恐怖の体験を、サスペンス豊かに描いた、作者得意の子供を主人公にした表題作「穴」。コートを食堂で取り違えた視覚障害者が、特有の鋭い感受性で名探偵ぶりを発揮する「明るい闇」。ほかに「山のふところに」「幽霊と月夜」「誘拐者たち」「うさぎと豚と人間と」の6編を収録。日常の中の殺意を透明な文体、独得のユーモアの中に鮮かに浮かびあがらせた、傑作ミステリー集。
アメリカのスパイ小説「三重露出」を翻訳していると、作中に意外な人物が登場して、訳者の滝口を仰天させた。沢之内より子という日本娘で、滝口がよく知っている女性と同一人物らしい。しかも実在のより子は2年前、何者かに殺された。この小説は、その死の真相を告げているのではないか……。異色の設定で展開する、長篇ミステリーの名作。
高利貸でばっちり貯めこんでいた、アパート『満寿美荘』の女経営者が密室で殺され、しかも、遺言状が指名した遺産相続人は、まったくの赤の他人だった! 目的は遺産か? 健介・知子の新婚素人探偵局が犯人探しに乗り出すが、アパート住人の誰もが暗い動機を抱いていて……そしてまた! 大胆縦横のトリックが冴える、本格長篇推理小説。
「あの絵は、俺にとって‘ショパンの心臓’なのだ」世間から忘れ去られた画家がひっそりと息を引き取った。彼が遺した最高傑作と呼ばれる作品と、「ショパンの心臓」という謎の言葉。そこには、二つの国に引き裂かれた作家の苦悩が隠されていた……。ポプラ社小説新人賞出身作家・青谷真未の記念碑的一作となる、エンターテインメント・アートミステリ。
明治末期の日本――貿易の拠点として栄えた港町・横浜で起きる難事件を、美貌の青年名探偵が鮮やかに解決!
書くべき言葉を見失った元天才書道少年の墨森肇は、金髪碧眼の転校生アキに一目惚れ。しかし、アキの憧れがI love youの名訳といわれる「月が綺麗ですね」を超えた告白をされることだと知り、頭を抱える。回し手紙の伝言ゲーム、存在しない幽霊文字’彁’、同人誌の不可解な改変など言葉にまつわる事件を解決し、肇は日本語史上最大級の無茶ぶりに応えて無事告白できるのか!?
その日、‘魔眼の匣’を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は、予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人に死が訪れ、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに、客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り四十八時間。二人の予言に支配された匣のなかで、生き残り謎を解き明かせるか?! 二十一世紀最高の大型新人による、待望のシリーズ第2弾。
竜王デパートで開催された世界の稀書展。Uボートの財宝の在処が書かれたと噂される日誌が、厳重警備の下、公開される。一方で、創也と内人がケンカし、内人が自らゲームを作ることになるのだが、そのゲームは思いもよらぬ方向に……。手に汗握る攻防も、ニヤリとする会話もたくさん詰まった、累計160万部突破の超人気シリーズ最新刊!!この巻からでも、もちろん楽しめます!
才色兼備の姉と正反対の妹。しかし姉は、母の死、恋人との別離から過食に走り、見るも無惨な姿に変貌していく。そんな姉の世話をする妹は──(「贅肉」)。平凡な人間の、ほんの少しの心の揺らぎが、事件の加害者になったり被害者になったりする。そんな日常に潜む恐怖を描く傑作サスペンス集!
明け方の港区芝浦のマンション前で焼死体が発見された。重ねられた自動車タイヤの中に立たせた人体を燃やすという残忍な手口は世間の耳目を集める。だが検視の結果、燃焼時には既に死亡していたこと、遺体は長時間冷凍されたものだったことが判明する。さらには、西新宿のビルの前で同様の手口の殺人放火事件が発生。新宿署の留置管理課に異動となった武本は、新宿署の特別捜査本部に応援にきた警視庁刑事総務課刑事企画第一係の潮崎警視と再会する。二人の接近を警戒する同捜査一課課長の下田警視は、同捜査二課知能犯捜査第一係の宇佐見巡査部長と、入庁二年目で捜査一課に抜擢された正木星里花巡査を、そのお目付け役として派遣する。人気シリーズ第四弾!
千葉刑務所を脱獄し、亡き妻の復讐と娘・萌子の誘拐事件を解決してから三年――。笠原武大は輪島で塗師として修業の日々を送り、萌子は金沢の伯父の家に下宿しながら高校に通っていた。春の雨の夜、何者かが離れて暮らす二人を同時に襲った。笠原は不意を衝かれて囚われの身となるが、萌子は辛くも逃げ延びバイクで南を目指す。一方、警察庁警備局公安課特別捜査室‘サクラ’に所属する田臥と室井は、父娘失踪の報を聞き、萌子誘拐事件の主犯でありながら罪を免れた日本神道連議会の板倉勘司の関与を疑っていた。
リチャードの母カトリーヌが正義に会いたがっているという。謎の少女オクタヴィアの思惑を案じ、正義はリチャードと共に、カトリーヌが夏のバカンスで滞在している南仏プロヴァンスの屋敷を訪ねる。到着したリチャードと正義に、カトリーヌは敷地に隠された三十二個の石を探し出すゲームをするよう要請してきて……? 大人気ジュエルミステリー、第8弾!