【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
「昭和の謎」はおまかせを! 酔いどれ中年探偵・熱木血潮が昭和の謎に立ち向かうシリーズ第2弾。セピア色の写真に写るのは、服を着た犬? それとも黒電話? 特番TV「昭和探偵」に出演してから、中年探偵・熱木地潮に昭和の依頼がどんどん舞い込む。ラッタッタの謎、スペース・インベーダーの取っ手……奇天烈な依頼と共に、熱木は知らず昭和の巨悪に近づいていく。平成最後の名(迷)探偵、面白さ全開!
昭和初期、落語の世界に入った八雲は、同期入門の落語の天才・助六と、固い友情で結ばれる。八雲は助六の芸に憧れ、嫉妬し、追いつこうともがき、芸者・みよ吉にも支えられ、成長していく。やがて、助六とみよ吉とが結ばれるが、ふたりは謎に満ちた事故死を遂げてしまう。八雲はその死を巡る秘密を抱いたまま、ふたりの遺児・小夏を引き取る。小夏は、成長し、やがて天衣無縫な八雲の弟子・与太郎とともに、両親の死の真相に迫る。
ハーバード中退、ドストエフスキーの愛読者、そして元陸軍軍人のジョー・ブロディーは、ストリップクラブの凄腕用心棒だ。FBIによるテロリスト取り締まりのとばっちりに業を煮やしたニューヨーク暗黒街の顔役たちは、ジョーにテロリスト追跡を命じるが……。年末ミステリ三冠『二流小説家』著者の最新長篇!
有栖川有栖氏、推薦!第38回横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作が登場。それは、誰もが味わえる後ろめたい悦び。ネットを利用して、凶悪事件の‘元’犯人に私刑を下そうとする〈自警団〉。これは正義か? 現代人の深層を刺激するサスペンス・ミステリ!14歳の少年が少女を殺害、眼球を少女の親に送りつけた、20年前の女児殺害事件。その犯行映像が突如、闇オークションに出品された。当時の捜査関係者なら犯行映像を持ち出せたはず――人事一課監査係の白石は捜査を開始する。カード会社で督促の仕事をする江梨子は、一本のクレーム電話をきっかけに、ある男の悪行をネットに晒した。動画は警察が動くほど話題となり、かつてない満足感を覚えた江梨子は、悪人を‘炎上’させ懲らしめる〈自警団〉サイトにのめり込んでいく。〈自警団〉でも積極的に活動する少年・龍馬と、サイト管理人の弥生と親しくなった江梨子。三人は、次の獲物を決める。近頃、犯行映像流出騒動で話題の元少年Aだ。龍馬の活躍で元少年Aの素性を突き止めるも、事態は思わぬ方向へと転がっていき……。凶悪事件犯行映像流出元を追う警察、私刑を下すべく元犯人を追う〈自警団〉。二つの‘正義’が重なったとき、本当の物語が姿を現す!
『キャバレー』、『黄昏のローレライ』……、天才ジャズプレイヤーとヤクザ者の奇妙な友情の物語。『真夜中の天使』で登場し、『朝日のあたる家』で存在感を増した天才ジャズプレイヤー・矢代俊一を主人公に、ジャズマンの世界を描いた名作『キャバレー』と、その続編『黄昏のローレライ』や、さらにその関連作品『死はやさしく奪う』、「あの夏」を中心に、栗本薫のハード・ボイルド作品を収録。栗本が「私にとっては、最大の分身のひとり」と語るように、矢代俊一のあとを追って、栗本自身もジャズにのめり込み、ジャズ・ピアニストとしてライブを中心に活躍するようになった。多重人格障害を取り上げたサイコ・ホラー『いとしのリリー』のほか、月刊誌「小説怪物」に連載された「実験的創作講座」(単行本未収録)や、ジャズをテーマとしたエッセイ、著者のジャズ・ピアノの師匠であった嶋津健一氏による書き下ろしの特別寄稿などお宝も多数。夫として、担当編集者として、最も近くで栗本を支えた今岡清氏が初めて綴るエッセイ「栗本薫との日々」、実母・山田良子氏の日記から、栗本の誕生?大学入学までを記した「栗本薫の育児日記」(初公開)も、大好評連載中。暁テル子の歌を聴いて「ねえママ、コイって何なの?」。 無邪気な幼稚園児・栗本薫の活躍も是非お読み下さい。※この作品にはカラー写真が含まれます。
お嬢様の単純さは、幼稚園児レベルかと――。 立川駅近くの雑居ビルで殺された30代半ばの女性。7年間交際していた二枚目の男は、最近、重役の娘とつきあい始め、被害者に別れを切り出したのだという。しかし、唯一最大の容疑者であるその元恋人には完璧なアリバイがあって――。困り切った麗子は、影山に<アリバイ崩し>を要求する。(「アリバイをご所望でございますか」) 廃工場の2階を改装したおしゃれな部屋のバスルームで、湯船につかった若い女性の死体が発見される。クローゼットからは、なぜか被害者の集めていた帽子のコレクションが消えていて――。(「殺しの際は帽子をお忘れなく」) その他、「殺意のパーティにようこそ」「聖なる夜に密室はいかが」「髪は殺人犯の命でございます」「完全な密室などございません」の全6編。 国立署に勤めるお嬢様刑事・宝生麗子と、彼女に仕える執事の影山が難事件に挑む、大ヒットを記録した国民的ユーモアミステリ第2弾!※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。※この作品はカラーイラストが収録されています。※対象年齢:中学年から
大人気の白魔女シリーズ、第8巻!白魔女リンの通う学園でハロウィンイベントが開催! 仮装ダンスパーティーにお菓子作りに、わくわくするリンと3悪魔たちだったけど、『学園七不思議』の7つ目のウワサが学園で、急に広がりはじめた。黒魔女は七不思議を全部そろえて、何をしようとしているの!? リンたちが不安になるなか、黒魔女の綺羅のそばにいる悪魔が、灰色の猫の姿でリンの前に現れ、「七不思議の完成を阻止してほしい」とお願いしてきて!? トキメキ☆マジカル白魔女物語、8巻!※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。※対象年齢:中学年から
自分の理解できないサイコパスに会いたい――。そう願ってサイコパスの研究を続ける月澪彩葉(つきみおいろは)。彼女はその専門を生かし、警察の事件捜査にも協力していた。だがあるとき、サイコパスの犯行ではあるが、動機が全くわからない殺人事件に遭遇してしまう。第二、第三の凶行が続く中、事件解決の鍵となるのは、見ただけでサイコパスを見分けられる「共感覚」の持ち主、北條正人(ほうじょうまさと)だった――
話は「シドッチの石」に始まる―それは何処に?警部は小岩井、探偵は尾形修平。からむのは紅殻駱駝!シャーロック・ホームズまで登場。舞台は東京、その近郊…。『黒死館殺人事件』の先駆をなす。著者短篇佳作に較べ「毫も敗けをとらぬ、自信が、私にはある」。洒脱にして通俗痛快。
没落した明治の貿易商、宇江神家。令嬢の華煉(かれん)は目覚めると記憶を失っていた。家族がいて謎の使用人が現われた。館は閉されており、出入り困難な中庭があった。そして幽閉塔。濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。奇妙な時間差で移動する首、不思議な琴の音、首を抱く首無死体。猟奇か怨恨か、戦慄の死体が意味するものは何か。首に秘められた目的とは。本格ミステリー。
惜しまれつつ亡くなった作家の、人気シリーズ最終巻宇江佐真理氏がデビュー以来書き続け多くのファンを獲得してきた「伊三次シリーズ」最終巻。文庫書下ろしの「月は誰のもの」も収録。
「あたしたち、最強の相棒。」韓国最凶の特殊部隊が日本に潜入。迎え撃つは、元公安のシングルマザー&女性体育教師!?・あらすじ韓国の大物工作員キル・ホグン率いる最精鋭特殊部隊が日本で韓国要人の拉致作戦を実行した。事件に巻き込まれ、人質となってしまった中学1年生の祐太朗。日本政府と警察は事件の隠蔽を決定した。祐太朗の母親で、かつて最愛の夫をキルに殺された元公安の秋来律子は、ワケあり担任教師の渋矢美晴とバディを組み、息子の救出に挑む。 因縁の関係にある律子とキルの死闘の行方は。そして絶体絶命の母子の運命は――。・著者コメント「(アクションorサスペンスor興奮に)手に汗を握りつつ、泣いて笑ってしんみりと。 私の持てる技術をありったけ投入した、あなたのためのエンターテインメントです」解説・大矢博子
2019年1月に衝撃の映画化!廃病院に集まった十二人の少年少女。彼らの目的は「集団安楽死」をすること。決を取り、全員一致でそれは実行されるはずだった。だが、病院のベッドには‘十三人目’の少年の死体が。彼は何者で、なぜここにいるのか? 「実行」を阻む問題に、十二人は議論を重ねていく。互いの思いの交錯する中で出された結論とは……?解説・吉田伸子
化学ミステリー「化学探偵 Mr.キュリー」シリーズで人気を博す著者が文春文庫に初登場!美少女プリンセス×刑事ミステリー!女王が国を統べる日本というパラレルワールドを舞台に、王位継承権を持つお姫様が刑事となって大活躍! 彼女を支える若手刑事とのバディものとしても楽しめる、とびきりキュートなミステリー。憧れの刑事になった青年・芦原直人。同じ課に配属された新人刑事は、なんと王女様!?美しく気高いプリンセス刑事・白桜院日奈子だった。直人は、あまりにも立場の違う王女とのコンビに戸惑いながらも、共通の話題を見つけ、また彼女の刑事という職業への真摯な思いに触発され、自らも変わっていく。ふたりが挑むのは、凶悪な連続殺人犯ヴァンパイア。ふたりは、さまざまな試練を乗り越え、事件を解決することができるのか――!?ふたりの‘バディ’をとりまく、個性豊かな身辺警護役の刑事や、妹思いが過ぎる兄王子、などなど濃いキャラクターにも要注目です!
天童教本部に潜入するために大阪梅田から専用送迎バスに乗車しようとした井森は、車掌に乗車を断られ、本部の幹部たちが待つホテルの喫茶店に先導される。天童教がなぜ自分の行動を把握しているのか疑問を持った井森だったが――。
カジノ利権にかかわる事件が続くなか、警視庁のはぐれ者たちが一堂に会した。そこに現れたのは東京都知事である青山小百合。一連の事件は、都議会のドンが裏で糸を引いている可能性があると彼女は踏み、はぐれ警察官たちに極秘裏の捜査を進めるよう特命を下す。都政最大のスキャンダルに、艶ポリスたちが大活躍!
中堅の商社に勤める川本月子は、ごくフツーの平凡なОL。そんな彼女の唯一の楽しみは、毎週金曜日に飲みにいくこと。愛読するグルメブログ「ひとり飲みの女神様」をチェックして、サクサク白海老の唐揚げとキンキンに冷えたビール、ぷりっぷり生牡蠣とすっきりグレープフルーツサワーなど、お酒とグルメを堪能。そしてぶらりと立ち寄った酒場では、一期一会の意外な‘縁’もあり……? 赤提灯に誘われて、今宵も行ってみましょう、ひとり飲み!
自分のことを考えないよう、仕事に打ち込む遠屋久水。ある晩、そんな彼女に一本の電話が入る。それは、縁遠くなったかつての「親友」工藤茜が亡くなったという茜の母からの連絡だった。優秀な茜への劣等感を引きずっていた久水は、複雑な思いを抱えながら茜の葬儀に赴くが、そこで茜の両親から「息子の未樹を久水に託したい」という突拍子もない茜の最期の願いを聞かされる。茜との過去を思い出し、迷いの末に久水は未樹とのふたり住まいを決意するのだが……。
就職活動は撃沈続き。アルバイト先も失った大学生の花咲香織は、親友の紹介で、レストラン『メモリー』で働くことに。黒縁眼鏡のイケメン店主・音野響は、人に視えない不思議な存在の宿借りが視える体質で、どうやら香織の不運は宿借りを宿していないせいらしい。しかも響は「そんな特別な存在の君が気になる」と言い出した! 観察対象としてじゃなくて恋愛感情だって、本気!? はたして残念体質な香織に花は咲くのか――。オカルト・ラブストーリー!
就活57連敗の七木田亜月は、とある病院事務の募集を見つけた。その名も「あかしや」クリニック。イケメン白衣の院長にエントリーシートを渡されて、トントン拍子に就職が決まったけれど、ハーフかクォーターか聞かれたり、雇用条件が良すぎたりと、なんだかあやしい。と思っていたら、ドアに貼られている病院名が「あやかし」クリニックになっていて――。
鬱をはじめとする精神病が発達した近未来。100万人に1人の割合で発症する「嘘アレルギー」を持つ如月瑞穂(きさらぎみずほ)は人とあまり関わることなく大学に通っていた。ある日、金をたかりにきた同級生・ふみから助けてくれた渉(わたる)の一言で、発作を起こし失神してしまう。これまで交流のなかった学生たちが、実直な性格の瑞穂を中心に少しずつ変わっていく様を描いた青春小説。
クリスマス・イブの夜、残業をしていた飛田旅人のもとに突然動画メッセージが届く。「このままでは死んでしまう。あたしにスズランを届けて」。動画ファイルの作成日付は2826年12月24日。メイと名乗るその少女は何者なのか。なぜスズランが必要なのか。旅人はメイのために、‘ある方法’を使って、800年後の未来に旅立つことを決意する。
主婦の小浜芳美は、新宿でかつての同級生、一柳貴和子に再会する。中学生時代、憧れの男子を奪われた芳美だったが、今は不幸そうな彼女を前に自分の勝利を噛み締めずにはいられない。しかし――。二十年後、ふと盗み見た夫の携帯に貴和子の写真が……。「全部私にちょうだいよ」。あの頃、そう言った女の顔が蘇り、芳美は恐怖と怒りに震える。
家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって……。全ては文絵の虚言か企み虚言か企みか? 戦慄の犯罪小説。
新人賞の選考に関わる編集者の刺殺死体が発見された。三人の作家志望者が容疑者に浮上するも捜査は難航。警視庁捜査一課の新人刑事・高千穂明日香の前に現れた助っ人は、人気ミステリ作家兼刑事技能指導員の毒島真理。冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが……。人間の業と出版業界の闇が暴かれる、痛快・ノンストップミステリ!
見覚えのない部屋で目覚めた田村二吉。目の前に置かれたノートには、「記憶が数十分しかもたない」「今、自分は殺人鬼と戦っている」と記されていた。近所の老人や元恋人を名乗る女性が現れるも、信じられるのはノートだけ。過去の自分からの助言を手掛かりに、記憶がもたない男は殺人鬼を捕まえられるのか。衝撃のラストに二度騙されるミステリー。
目前で起きたビル爆破事件で親友を失った公認会計士の岸一真。失意に沈み、フリーのコンサルタントに転身した岸のもとへ、知人を介して予想だにしない仕事の依頼が入る。出先は警察庁。職務は史上稀に見る巨額マネーロンダリング事件の捜査。荷が重すぎると固辞する岸だったが……。期待の新鋭が放つ興奮の金融ミステリ。ニューヒーロー誕生!
ミステリ作家の西野冴子は、ストーカー扱いされた挙げ句、殺人事件の犯人として逮捕されてしまうが、一切心当たりがない。始まりは、彼女が受け取った一通のファンレター。些細な出来事から悪意を育てた者が十五年の時を経て、冴子を逃げ場のない隘路に追い込んでいく。残酷なほど計算し尽くされた罠に落ちる人間を描くサスペンスミステリ。
ライターの原田璃々子は、二十三区のルポを書くため、いわくつきの場所を巡っていた。自殺の名所と呼ばれる団地、怨念渦巻く縁切り神社、心霊写真が撮れた埋立地、事故が多発する刑場跡……。後ろ暗い東京の噂を取材する璃々子だったが、本当の目的は、同行する民俗学講師・島野の秘密を探ることだった。心霊より人の心が怖い、裏東京散歩ミステリ。