【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
怖くて面白い、怪奇小説、ホラー短編集。六人の作家による怖い話。それぞれ趣向の違う恐怖を味わってください。絶体絶命のピンチ。不幸にも最後まで生き残ってしまったあなたは最悪です。誰よりも恐怖を味わうことになるからです。こんなことならいっそあの時……と思ってももう遅いのです。迷いが生じたら最後、巧妙にそれは心の弱いところを突いてきます。ほんのちっぽけなもやもやが徐々に広がり、やがて恐怖が全てを覆ってしまいます。ならばどうするか。すべてを受け入れましょう。そうです、あなたは弱い人間なのだから。最後の派遣「佐和島ゆら」館山さんの綺麗な姉妹「有栖川飴璃」二つの穴「烏丸飛鳥」願いが叶う杖「ロシアスキー」住処「松元千春」公園の中の廃病院「朧塚」
2018年度ベスト級の謎がここに。ユーモアあふれる本格ミステリ中篇集。女子高生ミステリ作家(の卵)灯里は、小説のネタを探すため、警視監である父と、キャリア刑事である兄の威光を使って事件現場に潜入する。彼女が遭遇した奇妙奇天烈な三つの事件とは――?・密閉空間に忽然と出現した他殺死体について「文豪の蔵」・二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について「ドッペルゲンガ-の銃」・痕跡を一切残さずに空中飛翔した犯人について「翼の生えた殺意」手練れのミステリ作家、倉知淳の技が冴えわたる!あなたにはこの謎が解けますか?
孤独な少女が恋をしたのは、偶然出会った「秘書アプリ」――。ナオは道に落ちていたスマートフォンを拾ったことをきっかけに、超高性能秘書アプリ「ヘルメス」と出会う。ヘルメスは誰よりもナオのことを理解し、寄り添ってくれた。「気をつけてくれ。私は君を抱き留めるための腕を持っていない」。人間とAIという相容れない存在のはずの二人は、次第に惹かれあっていく。そんなある日、ナオはヘルメスが「殺人アプリ」だという噂を耳にしてしまい…。女子高生と、秘書アプリ「ヘルメス」が織りなす、淡く切ないラブストーリーの行方は!?
絶体絶命のカウントダウン、天才強盗4人組に強敵あらわる! 陽気なギャング一味の天才スリ・久遠は、消えたアイドル宝島沙耶を追う週刊誌記者・火尻を暴漢から救う。だが彼は、事件被害者のプライバシーをもネタにするハイエナ記者だった。正体を気づかれたギャングたちの身辺で、トラブルが頻発。強敵の連続攻撃で、人間嘘発見器・成瀬ら面々は断崖に追いつめられた。必死に火尻の急所を探る四人組は、やがて絶体絶命の窮地に! 映画化もされた大人気シリーズ第3弾!
またまたタイムスリップした香里たちが出会ったのは、王太子妃マリー・アントワネット! パリの街をお忍びで観光したいというわがままに付き合わされることに。オペラ座に行きたいだけなのに、なぜか香里たちの命までねらわれてしまって!?「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」で有名なマリー・アントワネットの、本当の姿にせまる! 大人気歴史ミステリー世界史編!
野球推薦に落ちた荒川乱歩(あらかわらんぽ)は、新設された谷根千高校探偵科に通うことになった。入学早々に出された課題は、2年前に地元で起きた『S字坂の殺人事件』の再調査。犯人はいまだ逃走している。曲者ぞろいのクラスのリーダーに指名されたその夜、客から引き取った古椅子の中から死体が出て、乱歩の父は容疑者になってしまった――。高校生探偵の推理が冴えわたる!
就活に失敗したものの、いつか商社に入ることを夢見て派遣社員として懸命に働く美咲。ある日、帰宅途中に同僚の井上から声をかけられ、姉の菜穂子と香織が営む浅草の洋食亭「うさぎのしっぽ」に連れて行くことに。ここは、悩みを抱えた人にしか見えないうさぎの「玉兎さん」がいるちょっと不思議なお店。なんと井上は玉兎が見えると言い、「母が最近私を無視する」と打ち明けるが――? 心をそっと解きほぐす思い出の一皿、ご用意してお待ちしております。
伝説伝承好きな女子高生・志賀夏生は、ある日、現世と幽世を繋ぐ’繋ぎ屋’の半狐イナホと出会う。なんと彼は昔お守り探しを手伝ってくれた少年だった。喜ぶ夏生だが、イナホはある事情から人間があやかしに関わるのを快く思わない。なのに、あやかしが見える夏生のもとには彼らの方からやってくる始末。おかげで、心優しき猫又のスズランや博識なおばば、食いしん坊な妖狐ヤマブキらの力も借りて、あやかし達の悩みを解決するために奔走することになって!?
ごくごく普通のOL・山田里美は、今日もいつもと同じ、さして変わらない一日を過ごしていたのだが……。突然、里美の部屋に魔王だという謎の男が現れて、「美味なる食べ物を献上せよ」なんて言いだして!? いえ、今日もお茶漬けを食べますので、美食を求めるあなた様の口には合わないかと――って言ってるのに、満足するまでお茶漬けを献上せよって本気なの!? 平平凡凡なOLと魔王のほのぼのお茶漬けライフ。
子連れ心中で妹を亡くした恵理子と、いじめを苦に自殺した子供と後追い自殺で妻を亡くした畑中。最愛の肉親を死に追いやった「犯人」を追う二人は、やがて惹かれ合い、激しく愛し合う。周到に用意された殺人の手段と、A.P.O(米軍郵便局)を使ったアリバイ工作。完全犯罪を成し遂げたかに見えたとき、完璧に見えたトリックがほころび始める。官能とサスペンスとトリックが織りなす復讐劇。
学園内のサバイバル・チーム「ブラボー小隊」から演習(ゲーム)に誘われたS黄尾探偵団。フル装備で戦いに挑んだものの、突然警察が現われ演習は中止に。改造拳銃による発砲事件を知った彼らは調査に乗り出すが、訪れたモデルガン・ショップは花音の兄・洋佑のバイト先だった。そこで花音が探偵をしてること、さらには行衡とつきあってることが超シスコンの洋佑にバレてしまい、花音は軟禁状態に――!?
安倍晴明と同時代に生きた平安時代の陰陽師・蘆屋炎蔵の墓を調査した大学准教授が、不審な死を遂げる。死因は焼死。火の気がないところで、いきなり身体が発火しての死亡だった。殺人。事故。呪い。さまざまな憶測が飛び交う中、天医会総合病院の女医・天久鷹央は真実を求め、調査を開始する。だが、それは事件の始まりに過ぎなかった……。現役の医師が描く本格医療ミステリー!
これが、トリックです。本来ネタバレ厳禁の作中トリックを先に公開してミステリを書くという難題に、超豪華作家陣が挑戦! 鍵と糸――同じトリックから誕生したのは、びっくりするほど多彩多様な作品たち。日常の謎あり、驚愕のどんでん返しあり、あたたかな感涙あり、胸を締め付ける切なさあり……。5人の犯人が鍵をかけて隠した5つの‘秘密’を解き明かす、競作アンソロジー。
あの無能で怠惰な百之喜に、なぜ真面目で前途有望な雉名や隠しワザ満載の鬼光、かわいい顔して武芸百般の犬槇と舞台の上なら千の仮面を持つ芳猿たちは協力するのだろうか? まして――超有能で超美人、引く手あまたは絶対確実の凰華が百之喜ごときの秘書に甘んじてくれているのか? 凰華との出逢いや幼なじみたちが巻き込まれた奇妙な事件を通じて、百之喜との友情が描かれた連作短篇。
清掃を主とし家事全般を請け負うプロ集団THK(Team・housekeeper)に緊張が走った。作家で常連の那須河闘一から連絡が入ったのだ。那須河はスランプの度に部屋を汚す癖があり、THKを呼ぶ。以前は首を吊ろうとしたことも……。働き始めて半年の主婦の佐伯美菜子は、息をのみ込みドアをたたく。すると「待ってたのよぉっ」と闘一が飛び付いてきて? 綺麗にすれば心も晴れるお掃除小説!
松本市内の繁華街で、不動産会社社長・船田慎士が殺された。いつも2?3百万円の現金をいれて持ち歩いていたバッグが奪われていた。捜査がなかなか進展しないなか、今度はやはり松本市内で、昼は洋品店に勤め夜もホステスとして働いていた、三池かなえが殺された。二人とも鹿児島の出身者だったのだ。単なる物取りではなく、事件のカギが鹿児島にあると感じた道原伝吉は鹿児島に飛ぶがそこで予想外の事実に直面する!?
「明石原人」を取材中の新聞記者・前田淳子が須磨駅で行方を絶った。新聞社の依頼を受けた浅見光彦は、彼女と最後に会った、女子大の後輩・崎上由香里とともに捜索を開始する。事件当日、須磨浦公園駅のロープウェイ乗り場にいた不審な二人連れの男の足取りを追うが…。悲劇は悲劇を呼び、事件は恐るべき連続殺人へ。そしてついにつきとめた意外な犯人! 長篇旅情ミステリー。
アメリカの学校で学んでいた三橋和樹は、‘スクールカースト’の対立によって起きた銃乱射事件に巻き込まれてしまう。傷心のまま日本へと帰国する和樹。しかし日本の学校にもアメリカと同様、スポーツ組とオタクなどによる対立構造が存在していた。ある日、エアガンの無差別発砲事件が和樹の町で起こる。立場の弱い者たちの仕業ではないかとの噂に、和樹は真相を探ろうとするが……。
灼熱の混沌都市フィリピン・マニラ。ひょんなきっかけでこの地に暮らすことになった3人の日本人青年――スラムの病院の勤務医、在比日本大使館の書記官、ナイトクラブの俄かオーナーに、それぞれ厄介なトラブルが降りかかった。殺人、恐喝、汚職、麻薬、詐欺、訴訟……「何でもあり!」の喧騒の街で頻出する突発事故〈アクシデンテ〉に、命懸けで立ち向かわねばならなくなった3人。はたして彼らの運命は? ‘マニラの帝王’の座には誰が……。映画化された衝撃のデビュー作『緊急呼出し』(『灼熱の病棟 エマージェンシー・コール』)の作者が、『約束の十字架』に続いて放つ第3弾! 異国の地で葛藤する日本人の実態を見事に描いた、やるせなく、哀しく、だが爽やかな異色のヒューマン・サスペンス!
半七、銭形平次、顎十郎らが江戸を騒がす奇怪な謎を追う「黎明篇」。軍靴の足音響く東京で、ナチスが探す‘輝くトラペゾヘドロン’を巡る国家的謀略に巻き込まれた法水麟太郎・帆村荘六らの活躍を描く「戦前篇」。空襲の傷が癒えぬ東京で、神津恭介が‘あべこべ死体’に遭遇し、明智探偵事務所宛の依頼を受けた小林少年が奇禍に見舞われ、帝都を覆う巨大な陰謀に、警視庁捜査一課の名警部集団のほか、大阪など各都市からも強力な援軍が駆けつけ総力戦を挑む「戦後篇」。50人の名探偵たちが新たな犯罪と戦うため、いま集結する。
銀座は南紺屋町にある下宿屋「静修館」。若き大家の梨木桃介は無類の世話好きだ。家事万端を見事にこなし美味しい食事を作ってくれる桃介の元を追い出されるわけにはいかぬと、小説家の仙道湧水は我儘を封印して生活している。ある日、湧水は馴染みの記者から粗悪品の醤油を打っている店があるという噂を聞きつける。それは桃介とも縁の深い店だった。桃介の曇った顔は見たくない。湧水は探偵のごとく真相解明に乗り出すのだが――。明治の下宿屋を舞台に贈る、心あたたまるミステリ。
1944年9月。英国補助航空部隊に所属する飛行士のローズは、戦闘機を輸送する途中でドイツ空軍機に捕まり、航空基地に連行された。そしてスパイの疑いをかけられ、主に女性を収容しているラーフェンスブリュック強制収容所に送られてしまう。飢えや寒さに苦しみながら、苛酷な労働に従事するローズ。地獄で見つけた支えあえる‘家族’と生き延び、窮地を脱するための意外な方策とは――。MWA賞受賞作家が描いた、戦争に翻弄される女性たちの強い絆と闘い。日記や手紙で構成された、先の見えない展開の果てに待つ圧巻の結末が胸を打つ傑作。
佐々木幸弘を始め帰宅部員の高校生活は順調(というか乱調)で、何かと相談の声がかかる。校舎に隣接する家から通う相川タツヤの課外奉仕活動目標を話し合い、価値があるとは思えない三点セットが高値を呼ぶネットオークションの不可思議に遭遇、バレンタインデーの甘くないチョコレートに振り回され、自称‘かもしれない名探偵’が明かす学園七夕伝説の真相を知って唖然とする。それぞれお人好しの意味合いは違っても、結束を強めていく御出線B班の七名。笑いのち友情ときどき謎、帰宅部の活躍第二集。/解説=津田裕城
前世から自分が死ぬ日まで――すべての運命が予言され記されているという「アガスティアの葉」。神戸の異人館街の外れにある屋敷では、この神秘の葉を一目見ようと<インド倶楽部>のメンバー七人が集っていた。しかし数日後、港で変死体が揚がり殺人事件が相次ぐことに。まさかその死は予言されていたのか? 捜査をはじめる臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!
メーラーデーモンを名乗る者から「一週間後、お前は死ぬ」というメールが届いた後、殺害される連続殺人が発生! 「お客様」を殺された上木らいちは捜査を開始。被害者は全員、X-phone(サイフォン)社のガラケーを所有していたことが判明する。一方、休職中の元刑事・藍川は「青の館」で過ごすが、小松凪巡査部長のピンチを知り、訳ありの宿泊者たちと推理を展開。らいち&藍川、二人は辿り着いた真相に震撼する!!
殺人を告白して死んだ推理作家のアリバイとは!? 新米刑事が思わず通う、鮮やかすぎる謎解き――。時を戻すことができました。アリバイは、崩れました――。美谷時計店には、「時計修理承ります」だけでなく「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。「時計にまつわるご依頼は何でも承る」のだという。難事件に頭を悩ませる捜査一課の新米刑事は、アリバイ崩しを依頼する。ストーカーと化した元夫のアリバイ、郵便ポストに投函された拳銃のアリバイ、山荘の時計台で起きた殺人のアリバイ……7つの事件や謎に、店主の美谷時乃が挑む。あなたはこの謎を解き明かせるか?
電話男とは何者であるか。小説内では、こう書かれている。「電話男はなんの報酬も求めませんし、逆にあなたに向ってグチを言ったりすることも決してないのです」電話男は、以下のような存在らしい。「どんな話にも耳をかたむけることになっています。だから話がつまらないからといって途中で電話を切ったり、話の内容に非難がましいことを言ったりすることは決してありません」どうすれば、こんな素敵な電話での話し相手が得られるか。「電話男の電話番号さえ入手すればいい。それだけです」第三回海燕新人賞を受賞した、小林恭二の記念すべき第一作である。1984年に書かれた当時、「現代人のコミュニケーションを求める姿を暗示している」などと評論され、絶賛された。この時の現代の姿は、何十年と時が過ぎた「現代人」にも当てはまるのではないか。つまり、この小説が発表された当時、時代を先取りした小説であったが、それは今も、時代を先取りした小説ということなのだ……。あなたは、この小説をどのように読み解くだろうか。
表彰状はなぜ消えた!?コンクールをめぐる真実をつきとめろ!夏休みあけ、カケルとタクトは山田市教育委員会主催の「読書感想文コンクール」で入賞をはたしました。大喜びの二人ですが、表彰式の前日に教育委員会から表彰状が消えてしまいます。教育長さんからじきじきに捜査を依頼)されたKT探偵団のカケルとタクト。いったいだれが、なんの目的で表彰状を持ちさったのか? どうやって二重の密室を突破できたのか? 必死の捜査を続けるKT探偵団。はたして二人は真相を究明することができるのでしょうか?
『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を射止めた著者がミステリ人生のすべてを賭けて贈る渾身作!松下由樹主演ドラマ「犯罪資料館 緋色冴子シリーズ『赤い博物館』」原作。 キャリアながら《警視庁付属犯罪資料館》の館長に甘んじる謎多き美女・緋色冴子警視と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい寺田聡巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む難事件とは――。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!〈収録作品〉パンの身代金復讐日記死が共犯者を別つまで炎死に至る病解説・飯城勇三
推理小説のあらゆる面白さを盛り込んだ本格長編、「魔法陣シリーズ」全14冊を合本版で。分譲マンションの水道の蛇口から異臭とともに人の髪の毛が……、つづいて受水槽内に若い女性の腐乱死体が発見された。水問題に取り組んでいた、毎朝新聞の梶三郎は、その直後に起きた仲谷淳一医師の娘の誘拐事件との関連を直感、独自の調査を開始する。相次いで誘拐事件の関係者に失踪・変死が起き、事件は複雑な謎を深めてゆく。