【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
イクメン刑事・大友鉄「最後の」事件!子育てのため長く事務方の部署で刑事としてのモラトリアムの時代を過ごしてきた大友が、新たな岐路を迎えるシリーズ最終作。最愛の妻を亡くして、残された息子の優斗を独り身で育てることになり、捜査一課から閑職の刑事総務課に移ったイクメン刑事の大友鉄。その時々で事件の捜査の手伝いをしてきた彼はある日、息子のかつての同級生の母親からの電話を受ける。娘が通う中学校の保護者が何者かに襲われたのだが、噂だけで真実が分からないと言う。さらにその後、別の父兄が襲われ、大友はその捜査に加わることに。容疑者は二転三転。やがて捜査を進めていくうちに、一人の男性教師が浮上する。だが、その動機とははたして――。成長した息子が高校受験を控え、自らも今後の人生と新たに向き合うことになる大友。好評シリーズ「アナザーフェイス」がついに完結!解説・小橋めぐみ
西脇の相方、佐藤の死体が自殺体となって円月島近くの海岸に打ち上げられた。白浜署の木下刑事に連絡を受けた吉岡は、再び白浜へ向かう。事件は急展開を迎え、すべての真実が明らかになる――。
事件を科学的に解明すべく設けられた警視庁行動科学課。所属する一柳清香(ひとつやなぎさやか)は、己の知力を武器に数々の難事件を解決してきた検屍官だ。この度、新しい相棒として、犯罪心理学と3D捜査を得意とする浦島孝太郎(うらしまこうたろう)が配属されてきた。その初日、スーパー銭湯で変死体が発見されたとの一報が入る。さっそく、孝太郎がジオラマを作ると……。大注目作家による新シリーズが堂々の開幕!
群馬県高崎市で中学生の飛び降り自殺があった数カ月後、女性介護施設職員の水死体が発見された。さらに国道では故意の追突事故が。死亡した加害者は自殺した中学生の父親、重傷の被害者は当時の担任教諭だった。同じ頃、東京では弁護士が地下鉄駅で老人に突き飛ばされ、高級バー経営の女性が失踪した。一見脈絡のない事件だが全てが過去のある出来事に繋がっていた。長篇推理。
安曇野のホテルで、東京在住のイラストレーター・早見有希世の他殺体が発見された。彼女を支援する地元企業の笛木社長は、彼女の死亡推定時には京都の出張所にいたはずだというのだが、出張所を訪れた様子はなく、行方不明となっていた。道原らの捜査によって、笛木は、京都の愛人・長尾松美の故郷である高野山に行った可能性が……。事件は予想外の展開を見せ始めた!? 傑作長篇推理。
警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた……口止めした泉(いずみ)は愕然とする。情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体で発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。事件には思いも寄らぬ醜い闇が潜んでいた。(解説:村上貴史)
執事・翠(みどり)の誘拐犯からの伝言により、謎の館の主に招かれた音霧紅刃(おとぎりあかば)はそこで実の兄や訳ありの悪魔契約者たち、はたまた探偵たちと、翠の奪回と自身の魂を賭けたゲームをすることに。数々の難関を乗り越え、なんとか翠を救うことができたものの、紅刃は驚くべき黒幕の正体を知ることになる。そこにはまるで予期しない結末が用意されていたのだった―――!?
連鎖する、事故なのか自殺なのかわからない同級生の死、親友の不登校、そして突然始まった「ぼく」へのいじめ。この中学校でなにが起こっているのか?小説推理新人賞作家が、みずみずしい筆致で描く青春ミステリー。
新人警察官の柿田亮は、警官としての日々の仕事に悩みつつも、拳銃などを使ったハイジャックや立てこもり事件を解決する特殊急襲部隊『SAT』の隊員を目指す! 優れた警察小説であり、青春小説、成長物語でもある著者の新境地。
奥多摩山中で瀕死の男性が発見された。警視庁刑事・荻大治郎は事件に食らいつくが、ある《極秘文書》の行方とからみ事態は複雑に。やがて政治家やスパイ、ホワイトハウスまでを巻き込み、1億3000万人の日本国民が凍りつくテロ事件が起きる……。
今回も月に1回の古本市が行われている…今回はどんな展開になるのか?超短編です。あなたは霊能者を信じますか?? そんな言葉がキーワードで展開されるストーリー。
創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に公演中止を要求する脅迫状が届いた。海外の要人が鑑賞を予定していることが判明し、海埜警部補が専従班として警護に当たることに。芸術知識と推理力で数々の事件を解決してきた甥の‘芸術探偵’神泉寺瞬一郎と通し稽古に向かうと、演目の『ドン・キホーテ』は、ダンサーが舞台に刺さったナイフの間をすり抜けたり、空中高く放り投げられたり、狂言自殺でナイフを胸に突き刺したりと危険なシーンばかり。万全の警備態勢を整えるが、海埜はある絶対的な不安の原因に気づいてしまった――。緊張の中、幕があがる!舞台で渦巻く疑念があなたを幻惑する、書き下ろしミステリ中篇集。
神保町から消えた名器を巡り殺人事件が発生。神保町のギターショップから消えた1億2000万円のエレキギター。それはアメリカのオークションで落札されたギブソン58という幻の名器だった。盗難にあった店のオーナーはその後謎の死を遂げる……。神保町にある明央大学法学部准教授の吾妻幹は生まれも育ちも神保町。愛する街で起こった謎の殺人事件を追跡することに。教え子の女子大生を助手にして調べていくうちに億単位の値がつくヴィンテージギター業界の内情、オークションの世界のからくりを知る。そんな吾妻の前に地元神田署の刑事が立ちはだかるが……。※この作品は過去に単行本として配信されていた『夏の雷音』 の文庫版となります。
報酬は一億円。大明寺と名乗る人物にそう声をかけられた六人の男女。スリの達人、元JR運転士、射撃のオリンピック候補など、特殊な技能を持つ彼らが実行したのは、特急サンダーバードの乗っ取りだった! 三時間以内に十一億円用意できなければ、四百人の乗客もろとも爆破するという。ノンストップで疾走する特急。刻限迫る中、十津川警部は犯行グループにどう挑むのか?
個性豊かなメンバーが集う、T大学芸術学部文芸サークル第三部〈ザ・フール〉。聴き屋体質にして名探偵の柏木君をはじめ、誰よりもネガティブな性格の先輩、推理マニアの美男子学生など、愉快な仲間達が遭遇する事件の数々。音楽学科の学生選抜コンサートの会場となるはずだった、大ホールのステージを泡だらけにした犯人は誰か? そしてその理由とは? 爽やかな余韻が残る表題作ほか、〈ザ・フール〉メンバーの熾烈なかくれんぼを描くシリーズ・キャラクター大活躍の「愚者は春に隠れる」など、全5編を収録。軽やかな連作ミステリ第2弾!/解説=宇田川拓也
温室での洋蘭の栽培に全身全霊を捧げる美しい義姉。彼女が育てる人面花を巡る悲劇と戦慄の真相を描いた表題作ほか、花・星・蟲・鳥を題材として、幽玄の世界のうちに技巧を尽くした傑作ミステリ短篇集『月下の蘭』。かつて公安警察の鬼と呼ばれた盲目の老人と、彼の愛娘が伴った謎の客との会話が思わぬ過去を暴き出す「夜のジャスミン」ほか、男女の愛憎を中心に据え、鮮やかなツイストで読者を唸らせる『殺人はちょっと面倒』。幻の2冊を合本にて贈る。『血の季節』『弁護側の証人』など大胆な仕掛けで世を驚倒せしめた著者が、歌舞伎、能楽などの古典芸能をモチーフとした8篇を収録。【収録作】『月下の蘭』「月下の蘭――春は花」「残酷なオルフェ――夏は星」「宵闇の彼方より――秋は蟲」「ロドルフ大公の恋人――冬は鳥」/『殺人はちょっと面倒』「ラヴ・ホテル〈瀧〉にて」「殺人はちょっと面倒」「夜のジャスミン」「空白の研究 A Study in Blank」/『月下の蘭』初刊本あとがき/編者解題=日下三蔵
<シュアハウス銀杏坂>の住人達は、一癖も二癖もある探偵たちばかり。町の事件を、土蔵に集まり多数決で解決する彼らは、熊出没事件から誘拐事件まで、数々の難事件?を人知れず解決する!読み出したらとまらない、乱歩賞作家の新境地!
日本には古来、国家に所属しない民がいた。‘モグラ’と呼ばれる彼らは、現代文明を拒否し、自ら掘った地下洞窟で独自の発展を遂げていた。北関東の小仲代郡獅伝町にある彼らの棲家‘トンネル’には、約一万人の粗暴なモグラがいる。行ったら必ず殺される。その危険な秘境に美人妻が消えてしまった。博人は妻を捜しに身命を賭してトンネルへ向かうが……。闇が織りなす迷宮世界に誘う怪奇幻想長編。
金髪女子中学生の誘拐、双子の兄弟の葛藤、猫の魔力、美容整形の闇など、不穏な現実をスリリングに描く著者自選のホラー・ミステリ短篇集。世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞受賞。
森深い別荘地で起こる怪奇な事件。100年で滅亡すると予言された一族の美しき令嬢。親友である彼女を、わたしは救えるのか!? ごく普通の家庭に生まれ育った文学少女、桑山ミラは、わけあってお嬢様高校に通っている。ひょんなことから、転校してきた美少女・深山サギリと仲良くなったミラは、深山家に代々伝わる呪われた予言を知る――。夏休み、静かな別荘地で、少女たちは恐ろしい事件に巻き込まれる。親友を守るため、ミラは懸命に奔走するが……。驚愕の展開が待ち受ける青春ミステリー。『山桃寺まえみち』の姉妹編。解説:千街晶之。
渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。沢崎が調べると女将は去年亡くなっていた。顔立ちの似た妹が跡を継いでいるというが、調査の対象は女将なのか、それとも妹か? しかし当の依頼人が忽然と姿を消し、沢崎はいつしか金融絡みの事件の渦中に。切れのいい文章と機知にとんだ会話。時代がどれだけ変わろうと、この男だけは変わらない。14年もの歳月をかけて遂に完成した、チャンドラーの『ロング・グッドバイ』に比肩する畢生の大作。
異動したばかりの清一を含む館鼻分署の刑事たち6人は、とあることから殺人事件の捜査を始める。もう一つの依頼と合わせて捜査のために東京へ向かった清一だったが、そこで命を狙われ、仲間も捕えられてしまう。見え隠れする公安の影、仲間の裏切り――。清一は無事に事件を解決することができるのか。
ぼくと彼女は共犯関係にある――。第一回「週刊文春」小説大賞、準大賞受賞作が電子書籍化!発行部数65万部のNo.1週刊誌「週刊文春」と、小説投稿サイト「エブリスタ」が夢のコラボ。「週刊文春」小説大賞が堂々誕生!「表の顔、裏の顔」をテーマに募った多数の作品の中から、第一回の準大賞を受賞した「ぼくらの犯した罪の半分」を電子書籍オリジナルコンテンツで配信いたします。【あらすじ】半年前に起こったある事件、ぼくはその一部始終を書き記そうとしている。SNSで出会った顔も知らない女性・ユリアと、ふと立ち寄った花屋で働いていた香純。二人の女性の間で起こった悲劇、そしてその時ぼくがとった行動とは――。驚愕のサスペンス小説!表紙イラスト・くろのくろ
ドラマチックが、止まらない――。あげる人もあげない人も、もらう人ももらわない人も、チョコが好きな人もそうじゃない人も、なぜか気になる日。心がザワザワする日。2月14日、バレンタインデー。本命チョコ、友チョコ、義務チョコなど、様々な関係性でやりとりされる〈それ〉は、ただ甘いのか、ほろ苦いのか……。バレンタインをめぐる「粒より」のドラマを8種詰め合わせた、ちょっと贅沢な限定アソート。
「明日から私の家庭教師をしてください」幼い頃遭遇した事故のトラウマで、医者の夢が断たれた僕。そんな時に出会ったのは、左手でピアノを奏でる不思議な子・さやこだった。天真爛漫な彼女にいつしか僕は恋心を抱くようになるが、同じ時間を過ごせば過ごすほど、彼女の表情は暗くなっていく。彼女はいったいどんな事情を抱え、僕のところへきたのだろうか。その謎が解けたとき、僕らはようやく最初の一歩を踏み出すことができる――。繊細な心理描写&精密なミステリを融合した、『このミス大賞』優秀賞受賞作家・辻堂ゆめの傑作!
グアム米軍基地で軍人を狙った首斬り殺人が頻発。数年前の日本で起きた惨劇との類似に、殺人鬼復活かと関係者は震撼する。米国海軍、空軍、中央保安局それぞれの思惑が交錯する中、かつて犯人に肉薄した朝倉が自衛隊警務官に身分を変えて招喚されることに! 自衛隊出身の警察官「オッドアイ」が凶刃を追うシリーズ第3弾。『斬死の系譜』改題
首相による非常事態宣言発令により、警察上層部から指揮権を剥奪した「クラン」。捜査一課の晴山警部補たちは、身命を賭して全ての黒幕「神」への手がかりを掴む。しかしその最中、命を狙われているはずの足ヶ瀬巡査が忽然と姿を消してしまう。予測不能の裏切り、暗殺者との決戦。刑事たちは「神」を捕らえることができるのか――。かつてないクライマックス、警察小説の歴史が変わる。書き下ろしシリーズ堂々完結。
大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ著者の最新作!「さて、現場の謎を嗅ぎ解こうじゃないか!」特殊清掃員として働く桜庭潤平は、死者の放つ香りを他の匂いに変換する特殊体質になり困っていた。そんな時に出会ったのは、颯爽と白衣を翻し現場に現れたイケメン准教授・風間由人。分析フェチの彼に体質を見抜かれ、強引に助手にスカウトされた潤平は、未解決の殺人現場に連れ出されることになり!?分析フェチのイケメン准教授×死の香りをかぎ分ける青年の、新たな化学ミステリ開幕!
「田処銀吉」の名が容疑線上に挙がった時、佐伯警部補は一瞬鳩尾の奥に鈍痛に似た圧迫感を覚えた。田処はひと月前の「OL暴行未遂事件」の容疑者だったからだ。あらゆる要素が彼のクロを示していたが、結果は捜査本部の黒星。そして今度はOL殺人事件で再び彼の名が挙がったのだ。もう誤認逮捕はしたくない。しかし、客観情況はクロを示している――(表題作)。多彩なテーマを鮮やかに描く傑作短篇集。
新人作家の登竜門といわれる文学賞を受賞し、一躍、人気作家の仲間入りをした小高省吾には、人には言えない秘密があった。手中にした名声を一挙に崩壊させるような男の存在が、彼を不安にさせるのだ。それは、昔の同人誌仲間、松江俊吉で、文学賞受賞に絡む‘密約’によるものだった。松江が身を持ち崩すに至り、小高の胸に激しい殺意が兆す。事故死を装った完全犯罪のはずだったが…(表題作)。本格推理集。