【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
相も変わらず「豆腐」で結ばれた仲の「おれ」こと猿渡と小説家の「伯爵」。名物を求めてはるばる出向いた先には、なぜかいつもこの世ならぬ不思議な出来事が待ち受ける。火を発する女、カメラに映らない友、運命を知らせる猫。二人の珍道中はどこへ向かうのか。幻想怪奇譚×ミステリ×ユーモアで人気の幽明志怪シリーズの第三弾。新作短篇を加えてついに完結。
年収なんと2億5千万円の人気少女マンガ家が殺された。……「ぼくらの時代」のKTV殺人事件から2年経ち、ヤスヒコは今少女マンガ雑誌の編集者。彼が担当しているマンガ家が惨殺され、嫌疑は彼にかけられる。我らの薫と信の二人は親友の無実を証明すべく真相の究明に乗り出す。
従兄の戒成と探偵をしていた兄が遺した「探偵日誌」。大学生の皓紀は兄の代わりに探偵事務所の手伝いを始める。ある日、皓紀は事務所に舞い込んできた依頼が遺された「探偵日誌」に書かれている内容と酷似していることに気づく。断片的に書かれた日誌を手掛かりに、舞い込む依頼を次々に解決していく皓紀。しかし「探偵日誌」には隠された重大な秘密が…!?
前代未聞のテロを起こし、解散に追い込まれたカルト教団・宇宙神瞠会。教団名を変え穏健派に転じたはずが、一部の信者は〈エデン〉へ行くための聖戦=同時多発テロを計画していた……人気シリーズ第4弾!
由香が小倉の手向山公園の桜紅葉を描いていたら、いきなり知らぬ青年から絵を売ってくれるよう頼まれた。邪意はなかったので送付したら、代金に同封の手紙に驚いた。不妊体質の由香が子を欲しくて親友に代理出産してもらった子だった。その子は遺伝子上の親に全く懐かず、由香をノイローゼにし母子心中騒動になった。根負けした遺伝子上の親は、ホストマザー夫妻に子を譲った。その子も養子に出され苗字は変わり、名前も改名していた。互いに知らず長い歳月を隔てて再会していた。
自動車営業マンの和久井は人柄の良さや仕事の速さで皆から信頼されている。そんな折、熊代風馬が転勤してきた。和久井と熊代はすぐに打ち解ける。だがそれは和久井が熊代に近づく為の策略だった! 実は和久井には熊代に対する根深く強い恨みがあり、それには五味という一人の中学生が深く関係していた。果たして和久井と熊代、五味の3人の関係とは? 現在と過去が交錯する時、悪意に満ちた復讐劇の幕が上がる! 『笑顔で地獄の底まで叩きのめしてやる!』新境地、男のイヤミス始動!
「館」の謎は終わらない――。館に魅せられた作家たちが書き下ろす、色とりどりのミステリの未来!収録作品:はやみねかおる『思い出の館のショウシツ』恩田 陸『麦の海に浮かぶ檻』高田崇史『QED?ortus? ―鬼神の社―』綾崎 隼『時の館のエトワール』白井智之『首無館の殺人』井上真偽『囚人館の惨劇』
由香が小倉の手向山公園の桜紅葉を描いていたら、いきなり知らぬ青年から絵を売ってくれるよう頼まれた。邪意はなかったので送付したら、代金に同封の手紙に驚いた。不妊体質の由香が子を欲しくて親友に代理出産してもらった子だった。その子は遺伝子上の親に全く懐かず、由香をノイローゼにし母子心中騒動になった。根負けした遺伝子上の親は、ホストマザー夫妻に子を譲った。その子も養子に出され苗字は変わり、名前も改名していた。互いに知らず長い歳月を隔てて再会していた。
台詞と独白、ト書きから構成される愛と絆をテーマに書き下ろされた戯曲仕立ての珠玉のミステリー短編7編。
見知らぬ男に殴り倒され、気を失ったジェイソン・デッセン。目覚めると、彼の人生は一変していた……。ソニ・ピクチャーズ映画化
ロンドンの住宅街に建てられた奇妙なまでにシンプルな家。新進気鋭の建築家が手がけた、この一切の無駄が廃された家に住む女性たちには、なぜか不幸が訪れるのだった――。この家にはどんな秘密が隠されているのか? 様々な語りが交錯する、全米ベストセラー。
二十年前に別れた元夫から送られてきた犯罪小説の原稿。その真意とは? アカデミー賞にノミネートされた傑作サスペンス映画原作
レストランチェーン・ニコライの社長、市川俊夫が突然謎の脅迫電話を受けたのは、愛人、森田佳子と情事の最中だった。二十五年前、市川は長崎の鶴島炭鉱で博打打ちの堀切勇次と娼婦の井上清子の二人を殺害し、重要参考人とて拘留された。が、証拠不十分のために不起訴となり、事件はすでに時効になっていた。松浦と名乗る脅迫相手は、人殺しの確証があるとほのめかし、市川の心胆を寒からしめた…。
妻の圭子と新宿でスナックをやっている吉岡隆司に、八年ぶりに殺しの依頼があった。吉岡はかつて三件の殺しを請負っていた。しかし、夫の裏の稼業を知った圭子が「人殺しの子といわれたくない」と不妊手術をしたのをきっかけに足を洗った。以来八年、平凡だが幸せな日々が続いていたのだ。吉岡は仕事を断った。だが、‘組織’は許さない。圭子を誘拐し、吉岡に実行を迫る。長篇ハード・バイオレンス。
富坂恵は平井哲三とホテルで過ごした。恵は看護婦、平井は医師で妻帯者。よくあるパターンだが、案の定平井は結婚にうんとはいわない。離婚の費用がかかるというが、それだけではない。ホテルからの帰宅途上、恵は交通事故を目撃し、一億一千二百万円を手にした。平井に話すと、今までの紳士から豹変し、恵をセックスのおもちゃのように扱い始めた。恵は反発し重大な決意を固める。普通の女が悪女に変わる!
ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。盛り上がる一同に、奉太郎は気が気でない――。書き下ろし新作短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」の他、古典部メンバー四人の本棚、著者の仕事場や執筆資料も初公開!『氷菓』以来、米澤穂信と一五年間ともに歩み、進化を続けている〈古典部〉シリーズについて「広く深く」網羅した必読の一冊。【CONTENTS】Interview 〈古典部〉シリーズ15年のあゆみ〈古典部〉書き下ろし短編 「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」対談集――北村薫、恩田陸、綾辻行人、大崎梢著者による〈古典部〉シリーズ全解説さらにディープな〈古典部〉隠れネタ大公開!米澤穂信に30の質問 読者編/作家、声優、漫画家編あなたの本棚見せてください! 古典部メンバー4人の本棚大公開お仕事場拝見 2017年『いまさら翼といわれても』刊行密着レポート!米澤穂信のマイルストーン講演録 物語のみなもと門外不出の〈古典部〉ディクショナリー
警視庁本部の捜査1課で性犯罪捜査係に従事する中原沙希は、東京都狛江市で発生した性犯罪に臨場し、犯人に憎悪を燃やしていた。つまり、女性を狙った犯罪にはあまりの凶暴性があるからだ。性犯罪者を撲滅するため、いや少しでも減らすため、医師から転身してきた紗希は、性犯罪捜査専門の捜査官かつ行政官であって、さらに臨床医療経験が豊富な医師として、日本警察でも異例の存在だった。今回の被害者である竹井緑から紗希が事情を聞いた際、聞き逃してはならない証言が飛び出した。それは「本当の犯人は別にいます」という言葉だった。そしてその言葉が紗希を導いていったのは、犯罪史上類を見ない連続殺人犯の存在だった……。圧倒的情報の量と質でエンターテインメントを描き続ける著者が初めて警視庁捜査1課をミステリーで描く、決定的警察小説!
由惟が「いのちの電話」の相談員になって3カ月。相談員になるには専門の講義を受けなくてはならず、長い研修期間がある。その講義には費用がかかるが、相談員には給料は出ない。完全なボランティアで切実な相談に応じる。いい加減な対応をして、相手が死を選ぼうものなら一生もののトラウマだ。まさにハイリスクノーリターン。こんな制度でよく50年近くも続いているが、相談員には自殺者を救いたいという強い思いを持った者が多い。だが今回、由惟が出た電話の内容がいつもと違っていた。殺人を告白する電話だったからだ。しかもその殺人事件の被害者というのが……。美貌のバイオリニストの周囲に漂う死の香り。横溝正史賞受賞作家が新境地を切り拓いたサスペンス・ミステリ!
もちろん、刑事にだって普通の人のように<日常>がある。抱えている事件がどんなにとんでもない事件であっても、一度それを忘れて日常に戻る。その切り替えが上手くできないとやっていけない部分がある。僕の切り替えの手段は趣味の料理だ。今回の料理はイタリアンだ。イタリアンを自宅で作り、刑事課で唯一の妻帯者で後輩の南原君が奥さんの奈美子さんと赤ちゃんを招いての食事会だ。そこに先輩刑事の加藤さんと姉代わりのノンコさんが合流。美味しい食事を摂りながら、奈美子さんが抱いていた謎を話し始めた……。アームチェア・ディティクティブならぬ、クッキング・ディティクティブが鮮やかに謎に挑む!
関西、特に京都で様々な裏稼業をこなす沢村友明は、香港から来た18歳の黄文天を助手席に乗せて、京都の街中を走っていた。青年は一年前まで京都に三年間暮らしていたが、訳があって香港に引っ越していた。その引っ越した理由にケリをつけるための来日だった。普段であればクールに見捨てる沢村は、なぜか青年に興味を抱き挙力するようになる。それは青年を紹介したのが、ギャンブルで随分と沢村の懐を潤してくれた、凄腕料理人・山野の紹介だったからではなく……。京都の裏の顔を炙り出す。スタイリッシュ・ミステリーが登場!
出版社で編集者をしている僕は、好き勝手に生きている。仕事は順調だが、妻や拒食症で引きこもりの娘がいる家には帰りたくない。帰らなくても妻が不満を言うことはないし、家庭を壊す気持ちもない。そう思っていた、半年前までは。半年前、家の近所にベリーショートの髪型が印象的な美貌の女が子ども連れで引っ越してきた。彼女は三年前に数ヶ月だけ付き合った不倫相手で、その子どもが僕の子どもだと言う。一体、彼女の目的は何なんだ……。知らないうちに周囲に張り巡らされた罠。底なし沼に彦づり込まれるような恐怖。「メタモルフォーゼの女」の周囲には常に死の香りが漂っている! 鬼才・浦賀和宏が贈る新機軸ミステリー!
神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け――。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?! 奇想と本格ミステリが見事に融合する選考委員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!
警察車両を先導中の白バイが警官もろとも消失した。この怪事件に招聘されたのは「ガラスの探偵」の異名を持つ自称天才、朝倉。捜査は助手任せで見当違いな推理を連発する彼に、刑事たちも呆れ顔。ビル屋上で見つかった白バイ警官の死体と過去のストーカー殺人が絡み合った難事件を、朝倉は解決できるか?
’堂’シリーズはついにここまできたか 解説 村上貴史(ミステリ書評家) 謎の宗教団体・BT教団の施設だった二つの館の建つ伽藍島。リーマン予想解決に関わる講演会のため訪れた、放浪の数学者・十和田只人と天才・善知鳥(うとう)神、宮司兄妹。その夜、ともに招かれた数学者二人が不可能と思われる’瞬間移動’殺人の犠牲となる。秘められた不穏な物語がさらに動く’堂’シリーズ第四弾。
三雲華は恋人の桜庭和馬の家に挨拶に行くこととなった。ついに桜庭家に到着した華は、玄関の家族写真を見て唖然とする。全員が警察の制服らしき服装に身を包み、それぞれ敬礼のポーズをしている。華が育った三雲家は、代々泥棒を生業としており、一家全員が盗人だ。その数日後、荒川の河川敷で男の焼死体が見つかり、和馬は現場に急行した。その被害者は華の祖父、三雲巌だった。次々と出てくる新たな謎に1ページも目が話せない!
逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連城三紀彦を敬愛する4人が選び抜いた究極の傑作集。’誘拐の連城’決定版「ぼくを見つけて」、語りの極致「他人たち」、最後の花葬シリーズ「夜の自画像」など全6編。巻末に綾辻×伊坂×米澤、語りおろし特別鼎談を収録。
立ち入る人数も管理された瀬戸内海の孤島で陰惨な連続殺人事件が起こる。ゴミ収集癖のある《強迫性貯蔵症》の美少女と、他人の秘密を覗かずにはいられない《盗視症》の主人公が織りなす本格ミステリー。
調査員募集のチラシを見た律子は、ベビーカーを押しながら探偵事務所を訪れる。子供連れならではの聞き込み捜査ができるのではないかとテスト採用され、子供写真を専門に扱っている『ベビーフォトつばめ』のスタッフ失踪事件の調査を依頼されるが…。(「第一話 律子、ホンモノの探偵になる 前編」) 愛娘・佑香と一緒に街を走りまわる新米ママ・律子の活躍を描いたライトミステリ。電子オリジナルの連作短篇集。・第一話 律子、ホンモノの探偵になる(前編)・第二話 律子、ホンモノの探偵になる(後編)・第三話 キッズランドの幽霊・第四話 凶器は何だ?●松村比呂美(まつむら・ひろみ)1956年福岡県生まれ。オール讀物推理小説新人賞最終候補作2作を含む『女たちの殺意』(新風舎)でデビュー。著書に『キリコはお金持ちになりたいの』(幻冬舎文庫)、『鈍色の家』(光文社文庫)、『終わらせ人』『恨み忘れじ』(角川ホラー文庫)、『幸せのかたち』(双葉文庫)などがある。
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!? どんでん返しの伝道師が描く、究極の恋愛×ミステリー!!
笑って、泣けて、驚愕する!? 衝撃の歯医者ミステリー! 現役歯科医が描く「歯科医療ミステリー」の頂点!! スタッフ全員が女性の錦織デンタルオフィス。月城この葉はもの静かな美人歯科医。医師としての腕はもちろん、長い黒髪とFカップの胸から人気だ。同時に彼女は人々の隠された真実をつかむ術に長けていて、歯科衛生士の高橋彩女とともに、周囲で起こる日常の謎や連続殺人事件に挑む。読めば歯医者に行きたくなる、歯科医療ミステリーの新傑作!