【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
重傷を負いつつも病院から失踪した被害者、高速道路を横断し轢かれた主婦の黒い噂、事故の記憶がない轢き逃げ犯……警察捜査で見逃された7件の自動車事故の真相を損害保険査定員・滋野隆幸が’原調(原因調査)’で暴く! 元損保勤務だった著者だから書けたリアルな’交通事故ミステリー’。
捜査一課から地元の武蔵野中央署へと転出した刑事・瀧靖春は、旧友の長崎から姪の恵が行方不明になっていると相談を受ける。市議会議員の選挙運動を手伝っていたという恵の足取りを追う中、瀧は過去に起きていた類似の事件に気づく。この街に巣くう闇とは!?
日銀総裁からの極秘電話に警察庁幹部は震撼する。廃棄に回したはずの古紙幣千五百億円が、溶解処分されずに忽然と消えたというのだ。複数のコンビニATMから巨額の金が不正に引き出される事件も発生。二つの事件捜査にあたる情報室の黒田純一が着目したのは、金の輸送方法だった。最新の捜査技術でホシに迫る!
三家庭に襲いかかった惨劇は、あの夜と関わっているのか? 家庭内暴力、援助交際、恍惚老人――それぞれに家族問題を抱えながら、ある夜、三人の男は偶然同じバスに乗り合わせた。運転手が急病を起こしたものの、幸い事故にも至らず別れただけの三人だったが?
エジプト学者ベリンガムが不可解な状況で忽然と姿を消してから二年が経った。生死不明の失踪者をめぐって相続問題が持ち上がった折も折、各地でバラバラになった人間の骨が発見される。はたして殺害されたベリンガムの死体なのか? 複雑怪奇なミステリに、法医学者探偵ジョン・ソーンダイク博士は証拠を集め、緻密な論証を積み重ねて事件の真相に迫っていく。英国探偵小説の古典名作、初の完訳。
虹北商店街の地域復興イベント「赤い夢カーニバル」で大事件が発生!鍵をにぎるのは、絵封師がのこした3枚の絵画。探偵を夢見る伊緒が、謎解きに挑戦!「名探偵夢水清志郎事件ノート」の3姉妹、亜衣・真衣・美衣や、レーチも登場!夢水シリーズを、はじめて読む人にもぴったりの短編集。
史上最悪の殺人鬼を生んだ、貧しくて冷たい月の光。もう、人間には戻れない――。韓国全土を震撼させた、未曾有の連続殺人事件をモチーフに描く、あらゆる禁忌を犯した男の憎悪と狂気。岩井志麻子、渾身の新・代表作!
連続殺人の万華鏡(カレイドスコープ)惨劇の光源を暴け! 八丈島沖にひっそりと隣り合う月島と竹取島。古くからの因習に呪縛され、月島の一族に支配され続けている双(ふた)つの島を、《あかずの扉》研究会の6人が訪れた時、血も凍る連続殺人の万華鏡が回転を始めた。一族に伝わる秘宝が島の後継者を次々と殺戮(さつりく)する怪! 本格推理の気鋭が放つ孤島ミステリーの奇跡的傑作! (講談社文庫)
持ち込める物はひとつだけ…今度は孤島から招待状が! 古離津(こりつ)島へようこそ。これから5日間、心理学研究のため無人島で精神的サバイバル生活が始まります。持ち込める物はひとつだけ。しかし考えた末に持参したパソコンは壊され、携帯電話は紛失。なぜかCDやK談社ノベルスも消えた。奇抜なミステリィ談義と意匠を凝らした周到な事件。ここは本格の’約束の地’だったのです。
遺体なき殺人事件の陰で笑う、真犯人の正体は!? 今どき珍しいほどの古アパート<平和荘>で殺人事件が発生。その場を偶然、望遠鏡で目撃してしまった次郎丸諒は、現場に急行するも、存在するはずの遺体はどこからも発見されず……。殺人、自殺、いじめ。次々と明らかになる悲劇の連鎖。惑わされ続ける事件の真犯人に迫る鍵は、次郎丸自身の過去にあった!
このユーモアと不条理、右に出る者ナシ! バカミスから心暖まるファンタジーまで収録した、「六とん」シリーズの新作。下品で収録が危ぶまれた「×××殺人事件」や、タイムマシンで過去へ行き片想いの女性に告白する「秘めた想い」、運命の出会いを描く「赤い糸」などドキドキのお話がいっぱい。
密閉空間で起こる酸鼻な殺人事件! 兄へのコンプレックス、大学受験、恋愛。進学校に通う下石貴樹(おろしたかき)にとって、人生の大問題とは、そういうことだった。突如、空から降りてきた七色に輝く光の幕が人生を一変させるまでは……。触れた者を複製してしまう、七色の幕に密閉された空間で起こる連続殺人。極限状態で少年達が経験する、身も凍る悪夢とは。(講談社文庫)
甘美な夢が手招く驚愕の結末。身近な人物の底知れぬ悪意。ねじ曲げられた記憶に潜む、衝撃の過去。夢が現実の恐怖へとつながっていく、全10篇の哀しい物語。
覗く男と覗かれる女、究極の折原マジック。ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ! ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編! (講談社文庫)
岐城(きじろ)島へようこそ。自分にかけられた「呪い」を解くため少女が帰った先は、その一族だけが住む孤島。かつて姉を交通事故死に追いやり、今度は妹の双子にまで伸びる魔手の正体とは? 木に刺さったネジ、腕を切断された人形が示す想像を絶する真相。周到な伏線が破天荒な推理へスパークする好調シリーズ、早くも第3弾!
原爆ドーム近くの病院で32歳で病死した沢村あづさ。残されたノートには「必要なのは、徹底した謝罪だ」と書かれていた。同じ頃、東京都大森のアパートで、風俗譲の榎本未美が殺された。その背中には、広島の原爆死没者慰霊碑に刻まれた碑文と同じ内容である「安らかに眠ってください」という文字があった。二人は実は中学の同級生であったことが判明。事態は、18年前の「ある事件」へとつながっていく――。
生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と勃発する事故。毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実の声音(こわね)となり、脚本に秘められた真実は、慟哭(どうこく)と贖罪(しょくざい)の扉を開く。「完全なる虚構(パーフェクト・フィクション)」と「不完全な虚構(インパーフェクト・フィクション)」という2つの世界が交錯する、入れ子トリックの博覧会。この物語は、著者自らが奏でる鎮魂歌でもある。
昭和11年、女学生・平田鶴子は修学旅行のため大阪から東京へ向かう列車にいた。彼女は車窓から、並走する特急列車のデッキで男2人が取っ組み合うのを目撃する。と、2人の間に閃光が煌めき煙が上がる。「何? 銃!?」確かめる間もなく特急列車は遠ざかるのだが――。表題作「少女探偵は帝都を駆ける」他6編を収録した連作短編集。
連続殺人事件と洋館の住人には関係が? 死者を甦らせる装置のある館。そこに住む生ける屍には記憶がない。死者を甦らせる装置のある謎の館。そこには生ける屍と化した女性達が、生前の記憶を一切失ったまま、仲間を増やしながら生活していた。その隣町では、美女を巡る不可解な連続殺人が……。犯人のねらいは? そして事件と生ける屍たちの関係は? 意外なラストは他言無用、奇手妙手を尽くした西澤流本格推理。(講談社文庫)
生と死の臨界に迫る傑作伝奇ミステリー。旧盆の十三夜、出羽三山の霊峰月山(がっさん)の頂から麓に連なる迎え火。即身仏(ミイラ)取材で帰省した工藤の友人正志は、古来の採燈祭(さいとうさい)復活に奔走していた。だが工藤の父親に続き、正志も闇の中で襲撃される。もう1人の同級生由香は工藤に、鬼から村を守ってきた一族だと明かし、「祭を止めて。ソ乱鬼(そらんき)が降りてくる」と告げた。(講談社文庫)
悪夢退治。「添い寝屋」河合師匠大活躍! 美代子の恋人・小沢がロンドンで見つけた古い日本の箱枕を持って天本家へやって来た。枕には獏の絵が……。添い寝屋河合が霊障解決に自ら乗り出すことになった。
すべての謎は死体から始まった。6つの箱に分けられた男。7つの首が順繰りにすげ替えられた連続殺人。エレベーターで16秒間に解体されたOL。34個に切り刻まれた主婦。トリックのかぎりを尽くした9つのバラバラ殺人事件にニューヒーロー・匠千暁(たくみちあき)が挑む傑作短編集。新本格推理に大きな衝撃を与えた西澤ミステリー。(講談社文庫)
《あかずの扉》の向こう側に――本格推理の宝物がある北澤大学新入生のぼく=二本松飛翔(かける)は、サークル《あかずの扉》研究会に入会した。自称名探偵、特技は解錠などクセ者ぞろいのメンバー6人が、尖塔の屹立(きつりつ)する奇怪な洋館’流氷館’を訪れた時、恐るべき惨劇の幕が開く。閉鎖状況での連続殺人と驚愕の大トリック! 本格推理魂あふれる第12回メフィスト賞受賞作。(講談社文庫)
男は罪を隠している。親友の妻と不倫をし、その女を殺したという罪を。普段通りの生活を送る一方で、恐怖と不安、そして罪悪感が膨らんでいく……。よき夫と殺人者とを分かつ‘細い線’とは? 犯人と周囲の人々の揺れ動く心理を克明に追う、これぞまさにサスペンス。江戸川乱歩が激賞した名作。
25年前に起こった殺人事件。元恋人からその再調査を依頼された探偵ヴィクは、事件関係者に渦巻くウォーショースキー家の人間への敵意を感じ取る。どうやら彼女のいとこにして地元のヒーロー、ブーム=ブームと何か関係があるようなのだが……。生まれ育った街の暗部と過去の因縁に、ヴィクが毅然と立ち向かう!
何が真実で、誰が責任をとるのか? 新宿歌舞伎町の外れで、金融ヤクザが金髪男にメッタ刺しにされた。被害者の財布に残された、手書きで綴られた数字のメモ。総理事務秘書官と警視庁捜査一課刑事が事件を追う。ゴールデン街の名物ママの死、金融庁審議官の沖縄宮古島での失踪、日本を地獄に落とす株価瞬間暴落〈フラッシュ・クラッシュ〉、幾重にも張られた罠……。凍りついた目をもつ男の真の目的とは。戦慄と衝撃のラスト!『ガラパゴス』『血の轍』の著者が贈る鎮魂歌。『鋼の綻び』改題。
累計30万部突破。衝撃の殺人はなぜ起きたのか!? 美しい女を狙う悪魔の狂気戦慄の殺人事件を追え!美しき叔母との性愛の記憶が男を狂気へと駆り立てる!刃物で抉られた臓器、切断された五指が現場には転がっていた。被害者は保険会社に勤務する美人OL、川村真紀。警視庁捜査一課の特命警部、雑賀直行は冷徹に死体を眺めていた。一ヶ月ほど前にも中野区で同様の手口による犯行があった。連続猟奇殺人か――?精神病質者(サイコパス)の禍々しい記憶と心の深層を描く傑作犯罪心理サスペンス。
パソコンショップ店員の惣一郎は、バーのマスターの紹介により、インテリアデザイン会社の美人社長・希和子と出会う。彼女いない歴10年超の惣一郎を、希和子は何度もデートに誘い、その後、結婚。幸せな新婚生活のはずが……。浮気現場の目撃、復讐、妻の壮絶な過去、ひりひりするような修羅場の連続、迎える衝撃の結末とは? 衝撃のエロティカル・サスペンス。
故郷に住む高校時代の同級生・聡美から「あなたの幽霊を見た」と告げられた‘ニーチェ女史’こと雑誌編集者・日枝(ひえ)真樹子。帰郷して幽霊が出たという森の近くまで行くと、そこには驚きの光景が……。怪しき博物学者・栖(すみか)大智(だいち)と謎すぎる女・曲(まが)地(ち)谷(や)アコとともに、常識を超えた事件の謎に挑む。切なさ×不思議全開ミステリー!
大仏ホームのOL・麗子は「トラブルが起こっている」の一言で、ランチの外食を渋る同僚・ゆいかを誘い出すことに成功。訪れた洋食店には、呪われた社宅に住んでいると悩む男性が……。(「その部屋ではなにも起こらない」)。閉ざされた美容室での盗難、命を狙われるペットなど、合コン相手が持ち込む謎にOLコンビが挑む全5話。好評シリーズ第2弾。