【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
天才ハッカーvs.奇才ハッカー、白熱の電脳戦!護身術のウェブサイトを主宰するシリコン・ヴァレーの有名女性が惨殺死体で発見された。警察は周辺捜査からハッカーの犯行と断定。コンピュータ犯罪課のアンダーソン刑事は容疑者特定のため、服役中の天才ハッカー、ジレットに協力を要請する。ゲーム感覚で難攻不落の対象のみを狙う連続殺人犯の正体を追え――息詰まるハッカー同士の一騎打ちが始まる!
『密室蒐集家』で第13回本格ミステリ大賞を射止めた著者がミステリ人生のすべてを賭けて贈る渾身作。キャリアながら《警視庁付属犯罪資料館》の館長に甘んじる謎多き美女と、一刻も早く汚名を返上し捜査一課に戻りたい巡査部長。図らずも「迷宮入り、絶対阻止」に向けて共闘することになった二人が挑む難事件とは――。予測不能の神業トリックが冴え渡る、著者初の本格警察小説!
圧倒的人気を誇る教師、ハスミンこと蓮実聖司は問題解決のために裏で巧妙な細工と犯罪を重ねていた。三人の生徒が蓮実の真の貌に気づくが時すでに遅く……。学園祭の準備に集まったクラスを襲う、血塗られた恐怖の一夜。蓮実による狂気の殺戮が始まった! ミステリー界の話題をさらった超弩級エンターテインメント。解説・三池崇史(映画監督)
人は、おのれの血にどこまで縛られるのか? 高名な日本画家の家系に生まれながら、ペットの肖像画家に身をやつす時島一雅は、かつてない犬種を開発中というブリーダーの男に出資を申し出る。血の呪縛に悩みながら血の操作に手を貸す矛盾。純白の支配する邪悪な世界への憧憬。制御不能の感情が、一雅を窮地へと追い込んでいく――。ホラーサスペンスであり動物パニック小説であり芸術小説でもある、門井慶喜の意欲作! 『血統(ペディグリー)』を改題。
筆跡鑑定人が犯人を追い詰める!世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2,000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに‘市の身代金’を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰り返すという。手がかりは手書きの脅迫状だけ――。FBIは筆跡鑑定の第一人者、パーカー・キンケイドに出動を要請した。息もつかせぬ展開とどんでん返しの連続に心ゆくまで陶酔できるJ・ディーヴァーの逸品! 2000年週刊文春ミステリーベスト10第5位。
恐怖の帝王の放つ圧倒的ホラー大作!孤島に暮らす男を襲う怪異。愛する者たちを見舞う怪死。この島には何かがいる! 悪しきものの棲む廃墟の館が隠す秘密とは?
敗者の美学、ここに極まれり! 『信長の棺』『秀吉の枷』につづく「本能寺3部作」ついに完結!「愛宕山に詣でて、戦勝祈願のために一夜参籠(さんろう)する」。朝廷との密会を重ねる光秀の暴走を止められない左馬助。そして本能寺の変――。大ベストセラーとなった本格歴史ミステリー長篇は、すべての謎を解き明かしながら、明智家の壮絶な「死の門出」で終局を迎える。宴を彩る「落城の譜(ふ)」の調べ、そして左馬助と綸(りん)が貫いた真実の愛とは。
親子3人で平和に暮らす栗原家に突然かかってきた、いたずら電話。電話口の女の声は、「子どもを返してほしい」と告げた――。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた社会派ミステリー長篇。
エロ・グロ・ナンセンスが一世を風靡する昭和7年の浅草六区。秋月が脚本を書いている劇場・浅草偏奇館の踊り子の京子が殺され、隅田川に浮かんでいるのが発見された。先輩脚本家の中原は皆の反対を押し切り、「踊り子殺人事件」として舞台化し大成功をおさめるが、劇場の活気とは裏腹に、踊り子ふたりが次々と惨殺されてしまう。事件の真相を尋ねて、秋月は50年ぶりに浅草を訪れる……。戦争の跫音(あしおと)が次第に近づく日本社会を、巧みに作品にとりこんだ異色作。
新宿で知り合った行きずりの女は、二十九歳の銀行員東田に充実した一夜を与えてくれたが、翌朝、再度手を伸ばした女の体は、冷たく冷え切り、上着のポケットには分厚い札束が入れられていた……。いわれなき殺人罪に問われた東田を救い、特ダネをものにするために週刊誌記者、西岡の活躍がはじまる。姿なき殺人者を追って、東京から大阪へ神戸へ、記者たちは必死の取材網をひろげた。あと二日、あと一日、締切に追われながらついに追いつめた真犯人の姿は……。著者会心の長篇推理。
裁判所職員採用試験に合格し、家裁調査官に採用された望月大地。ただし採用されてから任官するまでの二年間は養成課程研修を受けることになっており、その期間中、修習生は家庭調査官補と呼ばれる。試験に合格した二人の同期とともに、九州の県庁所在地にある福森家裁に配属された大地は、先輩たちに親しみをこめて「カンポちゃん」と呼ばれていた。窃盗を犯した少女。ストーカーで逮捕された高校生。一見、幸せそうに見えた夫婦。親権を争う父と母の間で悩む少年……なかなか心を開かない者たちを相手に、彼は真実に辿り着き、手を差し伸べることができるのか――。日々、悩み、そして成長していく「カンポちゃん」の物語。
モード界の新星として活躍のヘアデザイナー、楯林は型破りの手腕とセンスを併せ持ち、精力的に仕事をこなしていた。しかし、彼は華やかな生活の陰で、頭にこびりついて離れない、ふたつの記憶に苦しめられていた。ひとつはマザー・グースの七曜歌。もうひとつは三本足の烏。いつ、どこで、誰が彼に奇妙なふたつの記憶を刻んだのか。やがて起こる放火殺人事件を皮きりに、刺殺未遂、同性愛者からの脅迫が彼を襲う。華麗な美容界を舞台に、妖しくも不吉なドラマが進行する傑作長篇推理。
女子中学校の頃から仲良し四人組の友情は、アラサーの現在も進行中。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子は、それぞれ容姿も性格も違うけれど、恋に仕事に悩みは尽きず……稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせちなど美味しいものを手がかりに、無事に難題解決なるか!? 『ランチのアッコちゃん』作者が描く、美味しい探偵小説。
ヨシキはヤクザから半殺しにされそうな窮地を、謎の女に助けられる。女は、妖艶な美貌でスタイル抜群のNO.1風俗嬢の紅鈴(べにすず)。彼女は人ではない、「闇神(やがみ)」と呼ばれる異形の種族だった…。同じ頃、喉を猛獣に食い千切られたような変死体が発見された。警察はその手口から3年前の組長連続殺人との関連を疑い、2つの事件を繋ぐ重要参考人・紅鈴を追う! 大人気「姫川」シリーズの原点となる衝撃作が復刊。第2回ムー伝奇ノベルス大賞優秀賞受賞作。
ホステス殺人事件の容疑者として浮かんだのは、捜査を担当する刑事の元同級生。男らしい堂々とした人生を歩む彼に対し嫉妬を抱く刑事は、アリバイを崩すために執念を燃やす……表題作「アリバイの彼方に」、自分を捨てた男と偶然再会した女が甘い言葉で殺人事件のアリバイ作りの協力を求められる「滑走路灯」、子宮外妊娠で死んだ亡き親友の姪が実は殺されたのではないかと疑った男の推理「彼女の死を待つ」など、事件と関わってしまった人々の揺れ動く心を描いたミステリー短篇集。
現代ミステリを導く鬼才・島田荘司の到達点ワシントンDCで発生した猟奇殺人は、恐竜絶滅の謎を追うひとりの男をあぶり出す。そして舞台は、難攻不落の牢獄アルカトラズへ。
現代ミステリー界で最重要の作家、ジェイムズ・エルロイ。アメリカ社会の悪と正義をひとつのクロニクルとして描く、その唯一無二の小説世界を、翻訳ミステリ担当の目利き編集者が徹底紹介。第一部では新刊『背信の都』の魅力と、他作品から連なる世界観を明らかにし、第二部では《暗黒のLA四部作》の各作品――『ブラック・ダリア』『ビッグ・ノーウェア』『LAコンフィデンシャル』『ホワイト・ジャズ』――を一挙解説する。そして第三部では、エルロイ自身の過激なエピソードから、常識を超えた傑作が生まれた背景を探る。総文字数はゆうに2万字超! 無料にするには勿体ないほどの圧倒的な熱量でお届けする、電子書籍オリジナルブックガイド。
27歳の朋絵は、同僚にプロポーズされたのを機に、2年越しの不倫相手である上司と別れる決意をした。しかし、最後のデートを後輩に目撃され…。ラストのどんでん返しが鮮やかな「無邪気な悪魔」ほか、恋愛短篇小説の枠におさまり切らない迫力の全8篇! 男女間の、もはや愛とは呼べない黒々とした感情、女同士の底なしの嫉妬や裏切り、優越感など、生身の女の怖さをリアルかつ不気味に描き出す。タイトル通り、読んでいて息がとまるほどゾクッとくる、濃密な傑作短篇集。
ギャンブルにはまって借金をかかえる映像ディレクター・小峰渉のもとに、池袋最大のカジノの売上金を狂言強盗する計画がもちかけられる。計画は成功、時給の1億円が手に入ると思った鼻先で金が奪われ……。本作は「池袋ウエストゲートパーク」シリーズの外伝で、お馴染み氷高組のサルが小峰と組んで、池袋を拠点にするヤクザたちの巧妙な罠から起死回生を狙います。息つく隙(ひま)もないスピーディな展開の末、最後にルーレットの玉がおちるのは、赤か、黒か!
恐怖の帝王キングの最新作品集!かつて妻を殺害した男を徐々に追いつめる狂気。友人の不幸を悪魔に願った男が得たものとは。巨匠が描く、真っ黒な恐怖の物語を2編。
2014年3月3日、日本テレビ『しゃべくり007』で、紹介された作品です。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう。
大音量のロックが鳴り響く真昼の映画館の2階で、銀座の高級クラブ「ムアン」のママ・和子が殺された。それを追うように山梨県東部の山林で縊死した東洋商産社長の高柳秀夫は、和子の本当のパトロンなのか? 東洋商産を倒産へ追いやったものの正体は? 事件を追う井川たちが真相に近づくにつれ、巨大な黒い手が襲いかかる。累々たる屍の果てに見えてくる風景は? 時代風俗をたくみに織り込んで、知られざる聖域・銀行と財界の腐食をリアルに描いた傑作。
アルバイト情報誌に掲載されていた仕事は「ある人文科学的実験の被験者」になれば、時給1120百円…つまり11万2千円がもらえるというもの。これは誤植か? そんな仕事が実在するのか? 破格の条件につられて応募し、選ばれたのは12人の男女。とある地下施設に閉じ込められた彼らは、<実験>の内容を知り驚愕する。それは、より多くの報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てゲームだった──。いま注目の俊英が放つ新感覚ミステリー登場! 映画化原作。
元ヤンキーでホストだった沖田大和の生活は、小学生の息子・進が突然に夏休みに現れたことから一変。宅配便のドライバーへと転身し子供のために奮闘する。そして冬休み、再び期間限定の親子生活がはじまるが、クリスマス、お正月、バレンタインとイベント盛り沢山のこの季節は、トラブルも続出で……。
土曜の朝、わが家を訪問したのは「ぼく」の弟を連れにきた刑事だった。9歳の少女を殺した犯人として。以来、ぼくの家族は、嫌がらせと写真のフラッシュにおびえて暮らすことになる。マスコミいわく、13歳の弟を殺人者にした要因はニュータウンの閉鎖性や母親のゆがんだ教育、氾濫するホラー映画など。でも、そのどれもが的外れだ。「なぜ弟があんなことをやったのか、その理由を探そう」。14歳の少年の孤独な闘いと成長をみずみずしく描く、感動のミステリー。
高速道路の非常駐車帯で殺されたのは、競馬情報を副業とするOLだった。彼女は秘書という立場を利用して馬主の社長のもとに集る情報を商売にしていた。家族も友人もいない女の金を狙う男の犯罪は成功したかに見えたが──表題作ほか、成人式の日に連れ込み旅館で着付けのアルバイトをした女の奇遇を描いた「式場の微笑」、ある蒐集狂が巻き込まれた完全犯罪をめぐる「駆ける男」、静かな山村に隠された人間模様が怖い「山峡の湯村」と、人間の業にせまる4篇。
「月曜の朝」は「最低の気分」と同じ意味。あーあ、今日からまた仕事だよ。ところが、ある月曜日、出社してみると、うるさい上司たちはなんと全員が会社を休んでいた。最高の月曜日だ! 十年に一度の珍事に喜んだのも束の間、クレーマーに不倫に事故! 次から次へと難題が起こり……。表題作のほか、「花束のない送別会」「禁酒の日」「徒歩十五分」「見えない手の殺人」と、平凡なサラリーマンが思わぬ事件に巻き込まれる五つの短篇を収録。
気鋭の女性作家が紡ぐ、新感覚ミステリー!夢に出てきた理想の男性。これこそ運命の人だと思い焦がれたOL月子の行動が思わぬ殺人事件を呼んで……。
事件その1、‘血塗られたクリスマス’。署内のパーティで酔った刑事たちが勾留中の容疑者に集団暴行! 事件その2、コーヒー・ショップ’ナイト・アウル’で虐殺事件発生! 事件その3、複数の余罪を暗示する、あまりにもどぎつい変態ポルノ写真の氾濫! 事件1、2で明暗をわけた三人は、それぞれのやり方で悪の中枢へと近づいてゆく。<暗黒のLA4部作>第3作。
叙述トリックの第一人者、折原一の筆致が冴え渡る「――者」シリーズ。ノンフィクション作家・五十嵐友也のもとに届けられた一通の手紙。それは連続婦女暴行犯として拘置中の河原輝男が冤罪を主張し、五十嵐に助力を求めるものだった。自らの婚約者を河原に殺された五十嵐にとって、それは到底素直に受け入れられる内容ではなかったが、やがて河原の‘無実’を証明する人物が現れ、裁判は混迷。そして新たな惨劇がはじまった――! 逆転また逆転、冤罪事件の闇を描く傑作推理。