【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
【無料試し読み閲覧期間 2022/4/8まで】犯人だけ当てる作家と、その過程を推理する編集者の痛快! バディミステリ―! 売れない小説家の白川照は、今日も愛と勇気と正義(と怖い担当編集者)のために、原稿執筆に精を出す。ところが、照がヒラめくのは原稿の展開ではなく、日常に潜む’謎’の犯人ばかり。犯人しかヒラめかない謎が気になって原稿が進まない。そんな照に締め切りを守らせるため、担当編集者の黒澤は、その謎の過程を推理することになるのだが――。犯人だけ当てる作家と、その過程を’校正’する編集者の、痛快バディミステリー!
【無料試し読み閲覧期間 2022/4/8まで】真面目でマイペースな刑事が、妖怪だらけの部署に左遷――!? 百王警察署の刑事課に所属する赤鬼冬日。彼はある夜、ライバル視している警察署長に電車の前へ突き飛ばされてしまった。――死ぬ。そう覚悟したのだが、冬日はなぜか地下鉄の中にいた。しかも着物姿の怪しい男と少女車掌に「合格」を言い渡される始末。さらに、翌日出勤した彼は、ありもしない「何もするな課」へと左遷されてしまった。いよいよ退職に追い込まれるのか、と危ぶんだのだが……。そこは、妖怪絡みの事件を捜査する化け狐や化け狸がいる課で!?
ロマンス・ミステリ・コメディと様々な世界観を凝縮した短編小説集の第2弾。表題作「嘘つきカレン」は小説投稿サイトで「犯罪が出てこないミステリ」をテーマに執筆され、人気を博した。その他、オムニバス恋愛小説集「Wedding STORYS」、純文学「羊水奇談」の3作を収録。
古びた商店街に店を構える足立不動産は、不思議と客足が絶えることがない。今日もまた一人、悩みを抱えた客が訪れる。宙が勤める足立不動産の社長が亡くなった。新たに社長に就任したのは、先代の孫でまだ二十代の櫂。葬儀で初めて会った時は笑顔の素敵なイケメンだと思っていたのだが、初七日を終えてからはまるで鬼。お茶汲みと掃除くらいしか取り柄のない宙は、櫂からポンコツ呼ばわりされている。ある日、睡眠障害がひどくて朝起きられないと訴える客がやってきた。カウンセラー運上の紹介だと聞いた櫂が、事務所の奥から持ち出してきたのは……『沈められたファイル』!? げ! 思わず声が出てしまった宙。幸い、客には聞かれなかったようだが、そこに収録されているのは瑕疵物件。櫂は、堂々と心理的瑕疵物件であることを明かしたうえで、客にあるアパートを勧めるのだった――
ランペドゥーザ島を襲った黒煙の真相を探るべくマルタへ渡ったオースチンは事件の背後にいる組織を突き止める。彼らはマルタで何かを手に入れようと暗躍していた。オースチンはここである歴史的事実に行き当たる――1798年、ナイルの海戦。そのとき古代エジプトから現在へ持ち越された陰謀の輪郭がおぼろげに浮かび上がってくる。死をもたらす’黒い霧’の正体、組織の目的、北アフリカ諸国を苦しめている大旱魃の謎……オースチンは相棒ザバーラとともに組織の本拠地があるエジプトへと乗り込む。
●新連載!:大倉崇裕 ●快調連作・連載陣!:青柳碧人、五十嵐貴久、恩田 陸、笠井 潔、香納諒一、坂木 司、西條奈加、柴田哲孝、竹本健治、辻堂ゆめ、中山七里、早坂 吝、樋口明雄、深町秋生、古野まほろ、薬丸 岳、イクタケマコト ●読み切り短編:浅倉秋成、犬飼ねこそぎ、水沢秋生、森川智喜 ●第25回日本ミステリー文学大賞受賞記念特集:【大賞インタビュー】小池真理子、【新人賞インタビュー】麻加 朋、大谷 睦
1982年に登場して以来、爽やかな人柄、魅力的な風貌、そして鮮やかな名推理で多くの読者を魅了し続けてきた探偵・浅見光彦。ベストセラー作家・内田康夫が生み出したこの名探偵の登場40周年を記念して、浅見光彦の活躍を一挙にまとめた合本が登場! 札幌・小樽・伊香保・日光・横浜・萩・長崎……。旅情たっぷりに描きながら、社会派の重厚さも持ち合わせた名作ミステリー23作品の醍醐味を、ぜひお楽しみください。
人気コミック・女医レイカシリーズを小説化。’アイスドール’と呼ばれる美しき精神科医・氷室レイカ。彼女のもとには心の闇に囚われた者がおこす事件が舞い込んでくる。怜悧な頭脳で、人の心の闇を解き、謎を解決していく。フェティシズム、女装趣味、偏愛、狂気、自我の忘失…。数々起こる事件にレイカが挑む。
柚子と離れ離れになった拓人。すぐに柚子のもとへ飛びたいけれど、災害が重なって動くことができない。自暴自棄になるなかフェスは続行し、拓人はますます神格化されていく。そんな拓人に、「お前にしかできないことがある」と宗助と野々花が高校生みんなの思いを伝えて──。そして投薬に現れた日向医師の過去を見る拓人。それは拓人の過去見にまつわるものだった。青春ラブ×サスペンスの第8話。
あなたはこの結末に驚かずにはいられない――予知夢を見る男と女。皆殺しの惨劇は回避できるのか? そして凶悪な殺意の主とは?斯界を席捲する〈特殊設定ミステリー〉先駆けたる著者が満を持して放つ決定的傑作!
現代農業の最先端である植物工場に魅せられた拓郎とひとみは、北海道の片田舎で苺の水耕栽培をスタートさせた。二人が就農した豊咲町は、土で育てる土耕栽培によるブランド苺『豊咲苺』の言わずと知れた産地で、対極の栽培法に当たる水耕栽培は、周囲に受け入れられるはずはなかった。苺部会、青年部長の順一が二人をののしった。「豊咲の苺は土で育った苺でブランドを築き上げてきた。土でなければ本当の苺の味がしない。水の苺なんて苺じゃない!」二人の苺は『ニセ豊咲苺』と揶揄され出荷先は見付からず、苺農家との溝は深まる一方だった。そしていよいよ収穫を迎えようとしていた直前の事、初物苺を食べたひとみが病院に運ばれた。何者かが水耕栽培の水に毒物を混入させたに違いない。汚染された水はビニールハウスを循環していたので、苺は全量廃棄を命じられ、今後の経営に暗雲が垂れこめる。そればかりか風評が飛び交い、歴史ある豊咲のブランド苺までが窮地に立たされるのだった。一体誰が……何故……
妹の無念を晴らすべく七年待ち続けた男は、札幌で作戦を開始する。だが、彼の行動は思わぬ方向に動き始め、自分の出生の秘密が明かされていく。横浜、東京、札幌……そして舞台は黄金郷へ。梶原正毅の贈る新感覚ミステリー。
本書は昭和七年六月から九月まで『週刊朝日』に連載された長編で、起伏の激しいサスペンス十分の展開で、そこに家族の絆や人情といったものが色濃く現れている。(※本書は1995/5/1に発売し、2022/3/25に電子化をいたしました)
世界の新薬の6割を生みだす、創薬ベンチャーの知られざる世界!カイコを利用する新技術でバイオ医薬品の生産を目指すトトバイオサイエンスの研究開発部長の進藤颯太郎は、工場で起きた事件をきっかけに同社の科学顧問で上州大学医学部教授でもある加賀義武の本性を知る。事件後、加賀と袂を分かったトトバイオと進藤は、新たな科学顧問探しと新薬開発を進めるが、加賀の妨害工作でトトバイオの株価は下落する。さらに帝央製薬と手を組んだ加賀の狙いは――。研究の理想とベンチャー企業の綱渡り経営の現実がせめぎ合う、リアル創薬業界物語!
青和大の女子学生が高槻と尚哉の元へ相談に訪れた。サークルの友達と一緒に、雑居ビルのエレベーターで「異界に行く方法」を試した翌日、うち一人が行方不明になったという。心当たりを尋ねると、彼女の声は歪み――。(――第一章「違う世界へ行く方法」)遠山からの依頼で、栃木の山奥へ赴いた高槻と尚哉。別荘地を作るための工事中らしいのだが、沼を埋め立てようとしたところ、不審な出来事が相次ぎ、困っているという。しかもその沼には「ヌシ」が棲むという伝承もあるらしく!? (――第二章「沼のヌシ」)「――先生が全部忘れても、俺が覚えています。約束したでしょう」実写ドラマ化で話題騒然&人気沸騰!異界に魅入られた凸凹コンビの民俗学ミステリ、第7弾!
クリスティー、クイーンなど、海外の古典的名作から、松本清張、綾辻行人、皆川博子、今村昌弘など日本のミステリまで……。新しい才能への目配りを常に忘れない、本格ミステリのプロフェッショナルが愛をこめて執筆した、国内外の名作に寄せた解説集! 優れたミステリ・ブックガイドとしても最適の1冊。単行本刊行後に新たに執筆した解説3本と、杉江松恋との読書対談も加えた文庫増補版。
桜町中央署管轄内で空き巣事件が発生。エース刑事の蓮見は、空き巣被害者の不審な動きから密造酒への関与を疑う。被害者が入っている会員制「日本酒サークル」の主催者が有名な女性インフルエンサーだったのだが、彼女に目をつけると、相棒の元マル暴刑事・架川とともに違法薬物捜査の手法を使って犯罪を暴こうと目論む。蓮見の父親が被った冤罪事件でも新たな証拠が見つかる中、敵側の罠により架川に逮捕状が――。異色刑事バディは真相を掴み、捻じ曲げられた過去を取り戻せるのか。第1シーズン完結巻、感動のクライマックス!
新宿で幅を利かせる二つの犯罪組織のメンバーが次々に襲われた。これは組織同士の抗争か、はたまた伝説の殺し屋が関与しているのか……。優秀だけど変人揃い! 異色の6人が活躍する警察シリーズ第3弾。
ついに激動の最終巻! 激しく燃え盛る炎の中、相まみえる優莉架祷斗と結衣。長女の智沙子、次男の篤志、四女凜香――犯罪史上最凶のテロリストを父に持つきょうだいたち入り乱れての死闘が幕を開けた。武装勢力による国家侵略を受けた日本の運命をも左右する最後の戦い。その果てに見えるものは……。「千里眼」「探偵の探偵」シリーズも横断する壮大にして圧倒的なスケール。息もつかせぬノンストップJK青春ハードボイルド!
鹿島穂花(40)は、相続した新宿区A町の古い民家をシェアハウスにすることに。しかし、不動産会社の口車に乗せられ想定外のリフォームをして借金を負い、さらに工事中に床下からとんでもないものを発見してしまう。シェアハウスには「キラキラネーム」の4人を含む6人の女性が入居。時はコロナ禍、皆でマスクを手縫いし、果てには持続化給付金詐欺に手を染め……次第に雲行きが怪しくなってゆくシェアハウスの実態は?
新宿二丁目で夜遊びに興じる川島大吾。独身で趣味は仕事。男女の駆け引きのないニューハーフのショーパブに嵌っている。平成三年、あぶく景気が弾け、いつも指名するカスミも店を辞めた。当時はまだ日陰の存在だったニューハーフに頼る家族も故郷もない。老後の心配をするカスミに、ニューハーフのリタイアハウスのプランを告げる大吾だったが……。新宿、道東、ミナミ。平成バブル夜の街三景。
時は天正六(1578)年。伊勢国を治める織田信長の次男・北畠信意は隣国・伊賀国への侵攻を計画していた。いち早く察知した伊賀国人たちは、防衛戦の準備を始めるが、内通者の存在が疑われ、戦の帰趨は読み切れない。しかも相手は大軍だ。四万四千対三千という絶対不利の戦いに生き残りをかけて挑む伊賀国人の戦術と駆け引きは、どのような結果を導くのか。史実の裏で運命に翻弄された若武者たちを描く、著者初の長編歴史小説。
政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人……世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、いざ、サーカスの幕が上がる!「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。
阿片に溺れた友人の謎、遺書が語る恋と殺人、妻への妄執が生む惨劇――。江戸川乱歩が「大正期文壇の一角に燃え上がった、かくの如き犯罪と怪奇への情熱」と評した幻のミステリ特集号、「中央公論」秘密と開放号(大正七年七月臨時増刊)を現代に復刻。七編の創作と佐藤・乱歩の随筆を収録したアンソロジー。〈解説〉北村 薫◆目次 ・一般文壇と探偵小説/江戸川乱歩・指紋/佐藤春夫・開化の殺人/芥川龍之介 ・刑事の家/里見?・肉屋/中村吉蔵 ・別筵/久米正雄 ・Nの水死/田山花袋・叔母さん/正宗白鳥 ・「指紋」の頃/佐藤春夫・解説 大正七年 滝田樗陰と作家たち/北村 薫
SROの尾形洋輔は息子の審判を前に落ち着かない。その上、妻の敏江が新興宗教にはまり多額の寄付を行っていることが発覚。その教団には不穏な噂が後を絶たず、尾形は公安から潜入捜査を打診される。そして最凶の連続殺人鬼・近藤房子の次なる狙いは……。「私のために殺してもらいたい人間がいるの」SRO最大のピンチ、大波瀾の第9弾!
『このミステリーがすごい! 』大賞受賞&ドラマ化もされた「警視庁捜査二課・郷間彩香」シリーズが、文庫書き下ろしで登場!匿名の通報を受けた郷間は関崎区長の汚職疑惑を調べる一方で、かつて関崎が経営していた業平証券金融の、現社長・山田に目をつけて尾行を開始する。浅草署の刑事が追う詐欺グループと山田の不可解な接触。さらには謎の青年と、浅草署の女性巡査の存在が捜査線上に浮上してきて……。不可思議な金の動きに、’電卓女’と呼ばれる郷間の野性の勘が働く。そして隅田川で発見されるホームレスの死体。複雑に絡んだ人間関係と噛み合わない事件の数々――。暗中模索しながらも、郷間は真相へと迫る!
第12回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作、『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』の「郷間」シリーズが、文庫書き下ろしで登場!警察庁監察部から特命を受けた捜査二課の郷間班は、暴力団員から金を受け取っているとされる利根警部の内偵をすることになった。ところが、利根と接触していた御坂組の黒川の刺殺体が発見され、同時に利根も姿を消していた。郷間たちは利根の金の流れを追う中で、巨大談合組織の存在に気づくが、それは開けてはならない’パンドーラの箱’だった。郷間は辞職覚悟で、違法すれすれの捜査を行なうが――。
警視庁捜査二課――企業の横領や談合、脱税、贈収賄や選挙違反、詐欺などの知能犯を扱う部署で、警察のエリートコース。そんな二課の女性刑事・郷間彩香率いる郷間班に集う、個性豊かな面々たちによる短編集。
児童書の出版社で働く香衣は、とあるきっかけで’カフェ・チボリ’を訪れる。そこは土曜日しか営業せず、おまけに店主は高校生という不思議な店だった! 美味しいデンマーク料理とあたたかいもてなしにすっかりくつろぎながら、馴染みの客たちが語る、身の回りで起こった謎に耳を傾ける。それらは『マッチ売りの少女』や『みにくいあひるの子』など、アンデルセン童話を連想させる出来事ばかりで――。風変わりな店主・レンが優雅な仕種でマッチを擦ると、謎はたちまち解かれていく。忙しない日常にひと時の安らぎをもたらす、安楽椅子探偵譚。
鎌倉在住の女性薬膳研究家・藤野真彩と知り合った柚木草平。10年前、高校二年生の時に失踪した同級生の目撃情報がこのところ増えているので調べてほしいと彼女はいう。早速、柚木は鎌倉に〈探す会〉事務局を訪ねるが、これといった話は聞けなかった。しかしその晩、事務局で詳細を尋ねた女性が何者かに殺害された――。急遽、殺人事件に調査を切り替えた柚木が見つけた真実とは? 娘の加奈子や、月刊EYESの小高直海らおなじみのキャラクターに加え、神奈川県警の女性刑事など今回も美女づくし。円熟の筆致で贈る〈柚木草平シリーズ〉最終巻。/解説=杉江松恋