【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
売れない小説家・大菅賢は担当編集者を口論の末に殺してしまい、茨城に逃亡する。潜伏先で自殺を決意するも、すんでの所で桐畑直美と出会い、彼女の家に匿われることに。さらに、賢が直美のゴーストライターとして小説を書き再デビューを狙うことで二人は意気投合するも、そんな作戦が簡単に成功するはずもなく……。どん底男女が嘘で這い上がる傑作ピカレスク・ホームコメディ!
高校の人気教師・水口里紗子が誘拐され、72時間後に始末するとネットで予告動画が流れた。卒業間近の3年生・黒川のもとに「誘拐の謎を解け」と犯人から挑戦状が届く。同じく挑戦状が届いたのは、元サッカー部の荻生田、学年一の美少女・澪、幼馴染みの才女・あやね。水口を捜し始める4人だが、誰もが教師との間に秘密を抱えているようで――。大人になる前の煌めきと痛みが交錯する、傑作青春ミステリ!
精密機械の技術者で人型ロボット開発の中心人物である早川啓介が越前海岸で溺死体となって発見された。遺書があり、警察は自殺と断定するが、父親の雄介は息子の死に疑問を抱き自ら調べ始める。その後、浅草で北川愛が死体で見つかる。愛は人型ロボットのデザインを担当しており、遺書めいたメモには「啓介さん、ごめんなさい」と書かれていた。捜査を進める十津川警部のもとに、雄介から謎の解明につながる人物を突き止めたとの連絡が入る。啓介と愛の死にまつわる真相とは!?
増加の一途をたどる凶悪犯罪の阻止のため新設された、悪を討つためなら手段を問わない特攻部隊・組織犯罪対策部六課。その組対六課に所属する植木と後藤の凶悪バディに最大の危機が迫る。大学の新校舎建築の裏に隠された陰謀と、闇社会と繋がった国外組織が目論む日本崩壊のシナリオ。植木の過去の因縁までが絡み合う巨大事件は、やがて最悪の結末に向けて超特急で動き出す。かつてない巨悪を打ち破り、無辜なる人々の命を救え! 痛快無比の警察小説シリーズ、堂々完結!
襲われているところを助けた若侍は、とある小藩の姫様だった――。藩主である兄を亡き者にせんとする江戸家老のくわだてを阻止するべく、江戸の中屋敷を密かに抜け出し、国許の兄のもとへ向かうという姫の事情を聞いた左近は、危険が潜む道中の警固を買って出る。小藩の浮沈をかけた、決死の旅の結末は――!? 左近の命を狙う恐るべき敵が、ついに姿を現す!! 葵一刀流が悪を斬る! 最強の傑作王道シリーズ、決定版第三弾!
田安徳川家の御曹司という身分を隠しながら、南町奉行所の同心見習いとして働き、江戸の町を騒がす奇妙な事件の数々を解決すべく日々奮闘する徳川竜之助。そんな竜之助の操る、最強とも謳われる葵新陰流を打ち破らんと此度現れたのは、見えない剣を操るという、幽霊の如き風体の妖しげな剣士。果たして竜之助は摩訶不思議な技の正体を見破り、敵を退けることはできるのか? 傑作時代小説シリーズ新装版、待望の第八弾!
捜査一課には、絶対に負けない!’新人研修機関’と揶揄される生安特捜隊が、地道な捜査で人の欲と打算を炙り出す!横浜税関から国際小包に大麻と覚醒剤が入っているとの情報が、生活安全特捜隊に入った。副隊長の内海は、コントロールド・デリバリーと呼ばれる、泳がせ捜査態勢をとる。本来は組織犯罪対策部の所管なのだが、班長に就いて二年目の結城公一は、独自捜査を強行する。ところが、組対部にばれ被疑者の引き渡しを迫られると……(「空室の訪問者」)。組織の壁に挑む迫真の警察小説。
エリクソンが殺害された日に犯人らしき男を轢きそうになったという、タクシー運転手が名乗りでた。しかしその後運転手は行方不明に。一方、ベックストレームの元には、なじみの美術商から、興味深い話が持ちこまれた。エリクソンから美術コレクションの鑑定を頼まれたというのだ。どうやら国王一家とも親しいと噂される、ある男爵が売却の仲介をしたらしい。その男爵こそ、数週間前に宮殿の駐車場でエリクソンに殴られていた人物だった──。錯綜する難事件、だがベックストレームの手にかかれば未解決などありえない! 好調シリーズ第3弾。
冬のイルミネーションイベントが近づく、ビールで有名なアメリカの小さな町レブンワース。ビール職人のわたしは、ブルワリー〈ニトロ〉の新作ビールを醸造しながら、宿泊施設オープンに向けた二階の改装に精を出していた。そんな中、選挙を控えた市議会議員が殺されているのが見つかる。彼はビール産業の盛んなこのレブンワースで、こともあろうに禁酒政策を推し進めようとしていた。容疑者とされた人物から頼まれ、わたしは聞き込みを進めていくが……。おいしいビールと料理が満載のビール・ミステリ!
推理小説の名探偵に憧れて〈天野春近探偵事務所〉を開いたものの、依頼は多くはない。以前の事件で知り合った中学生・楓の家庭教師も副業として継続している。そんな夏の日、どこか不自然な様子を見せる園児がいるので調べてほしいと、保育園の園長から相談を受けた。表立って不審な点は見られないが、長年子どもたちに接してきた園長のカンだという。調べを始めて数日後、春近は園児との散歩途中にこちらを指さすような動きをする子どもの霊に気づく。その霊は先月に亡くなったばかりの園児だと判明するが、はたしてその動きは何を意味しているのか? 『ただし、無音に限り』に続く、’霊の記憶が視える’私立探偵・天野春近の調査ファイル。
ロングセラー『スーツケースの半分は』の著者が贈る極上のミステリー祖母の依頼で請け負った観劇代行アルバイト。行く先々で奇妙な出来事が起こり――職場でハラスメントを受け退職した岩居久澄は、心に鬱屈を抱えながら家事手伝いとして日々を過ごしていた。そんな彼女に観劇代行のアルバイトが舞い込む。祖母に感想を伝えるだけで五千円くれるという。歌舞伎、オペラ、演劇。初めての体験に戸惑いながらも、徐々に芝居の世界に魅了され、心が晴れていく久澄だったが――。私が行く芝居に必ず「親切な老紳士」がいるのは、なぜだろう?
全国都道府県警の問題点を探れ。警察庁長官官房審議官直属の「地方特別調査官」を拝命した朝倉真冬は、旅行系ルポライターを偽り網走に飛んだ。調査するのは、網走中央署捜査本部の不正疑惑。一年前に起きた女性写真家殺人事件に関し不審な点が見られるという。取材を装いながら組織の闇に近づいていく真冬だったが――。警察小説の旗手によるまったく新しい「旅情ミステリー」の誕生!
宮崎県西都市、次いで福島県喜多方市、さらに岐阜県関市で女性が殺された。その三人を秘書兼愛人にしていた山林王の小木曾善造が逮捕される。しかし物証はなく、被害者の胸に書かれていた’壇ノ浦’という朱文字の謎だけが残った。善造の一人息子・高広に頼まれた刑事の春日多津彦は、やがて三つの都市をつなぐ一本の糸、日本神話・三種の神器にまつわる謎につきあたるが……。二時間のミステリードラマが好きな人たちなら、絶対ハマる要素たっぷりの長篇サスペンス!
「わたしのゆめは、ふけいさんに、なることです」小学1年生の時の夢を叶え警察官になった平野瑞穂。特技を活かし、鑑識課機動鑑識班で似顔絵捜査官として任務にあたっていた。「だから女はつかえねぇ!」鑑識課長の言葉に傷つき、男社会の論理に苦悩しながらも、忠実に職務に立ち向かう。描くのは犯罪者の心の闇。追い詰めるのは「顔なき犯人」。女性主人公の活躍を鮮やかに描く異色のD県警シリーズ!
埼玉で小五女子が失踪。県警の奈良も捜査に入る。錯綜する証言、意外な場所で出た私物、男に目を付けられていた――情報は集まるも少女は見つからない。捜査本部が縮小されるが、奈良は捜し続ける。彼を駆り立てるのは、かつて見知らぬ男に陵辱され、今も心に傷を負う妹の存在だった。奈良の執念は少女発見に繋がるのか。警察小説の新旗手、最高傑作。
累計200万部突破の大人気シリーズ「都会のトム&ソーヤ」。頭脳明晰な創也と、サバイバル能力に長けた内人がタッグを組み、究極のゲームを作っていく物語。この巻からでも楽しめます。内人と創也が究極のゲーム作りのために集っている砦。ある日その入口へと続く細い道に、大量の部品が置かれていた。拾って組み立ててみると、それはジュークボックスで、100円を入れる度に物語が語れた。物語は全部で7つ。一度読んだだけでは終われない、恐怖のゲームが幕を開ける!●著者紹介はやみねかおる三重県に生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北商店街」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!!虹北学園文学部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。にしけいこ(西炯子)鹿児島県生まれ。漫画家。作品に「STAY」シリーズ、『娚(おとこ)の一生』『姉の結婚』『初恋の世界』(いずれも小学館)、『恋と軍艦』(講談社)などがある。
新央出版の編集者・葛城梨帆の元に突然、原稿が届く。それは以前新人賞で落選した志村多恵からのもので、学生時代の友人が時を経て再会するところから物語は始まっていた。立場の違う二人の会話はすれ違い、次第に殺意が募っていく。「いっそのこと、最後にこの女を殺してやろうか」――。そんな登場人物の苦境に思いを馳せるうち、梨帆自身も忘れられない出来事と原稿内容がリンクし始める……。私たちのシスターフッドがここにある、著者渾身のミステリー。
野良猫虐待事件をフィギュア造形の蘊蓄で解決し、父を喪った少年の心を印刷業界の蘊蓄で開く。さらに、凶器が消えた奇妙な殺人事件の謎を、コスプレの知識で暴く!? 新たな相棒・フィギュア作家の團(だん)と共に、紙鑑定士・渡部がさまざまな事件に挑む。3つの紙の蘊蓄が楽しめる連作短編! 『このミス』大賞シリーズ。
倒れた若武に代わり、新リーダーとなった翼。その指揮の下、忍が持ち込んだ怪事件に挑むKZ。しかし突然、黒木が逮捕されるという事態に。どうも陰で動いているのは警視庁公安部らしい。地獄の金星とは!? また落ちていた領収書の出どころは? 今回の事件は超ド級!! どうなるKZ!?<小学校上級から すべての漢字にふりがなつき>
長らく会っていなかった元夫のジェームズが、突然アガサの前に姿を現した! そればかりかサプライズ旅行へ行こうと誘われ、アガサはすっかり有頂天に。ところが到着したのは、期待とはけ離れた、うら寂しい海辺のリゾート地。ジェームズが最高の場所と記憶していた高級ホテルも、いまやすっかり老朽化していた。失敗に気づいた二人はすぐに計画を変更して海外へ発つこと。ところが、宿泊客が殺される事件に巻き込まれ、ホテルに足止めされてしまう。一刻も早く犯人を探しだして、バカンスをやり直さなくては! さっそく探偵事務所のスタッフを招集するアガサ。いっぽう、昔のようにアガサと二人で捜査するものと期待していたジェームズは思いがけない行動に出る!
ベストセラー『教場』『傍聞き』の短篇の名手が贈る、心震える9つのミステリ短篇。人を救うことはできるのか――和佐見消防署消防官たちの9つの物語。雨の翌日、消防司令の今垣は川べりを歩く女性と出会う(「石を拾う女」)。新米の土屋と大杉は「無敗コンビ」だった(「白雲の敗北」)。女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。西部分署副所長の吉国は殉職した息子のお別れ会で思い出を語るが……(「逆縁の午後」)ほか5篇巧みな手法と豊かな蘊蓄とが、複雑な人間関係と心理の綾をより鮮やかに浮かび上がらせ、ミステリを超えた味わいを生み出す。※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
江戸に参府するカピタンの宿・長崎屋に生まれた、るんと美鶴。世界の風に触れて育った彼女達はやがて恋を知る。時は文政、蘭学に憑かれた人々の熱情が一大疑獄「シーボルト事件」に発展。愛する男らを姉妹は救えるのか?間宮林蔵など近代史の立役者も続々登場、極上の歴史ミステリにして清冽な青春小説。解説・諸田玲子
人は多面性を持つさながら阿修羅のごとく槙野・東條シリーズ最新作晴海ふ頭近くの空き地で男性のバラバラ死体が発見され、捜査一課の長谷川班が捜査に乗り出す。司法解剖の結果、遺体の傷すべてに生活反応が認められ、被害者が生きたまま四肢と首を切断されたことが判明。しかも、頭部には「生ゴミ」の貼り紙まであり、長谷川班のエース・東條有紀は、事件の猟奇性の裏にある動機を探る。しかし……。吉田作品は現代を象徴するような何かを焦点化することはほとんどない。どちらかといえば、「人情」や人との「縁」による犯罪捜査など昔から連綿と続くものが事件解決の重要な要素になっている。それこそ、テクノロジー全盛の時代において、これはいささか古く感じてしまう部分もあるかもしれない。だが、やはり現在の話を描いているので、よく眼を凝らしてみると、それこそ「今」を反映している部分が色濃くある。(解説より:藤井義允)
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同居人のミステリー作家・桜川ひとみの転居にともない、東京で暮らし始めた正太郎。早速仲よくなった隣猫、フルフル(アメショー系シルバータビーもどきの大きな去勢雄)とニンニン(茶虎と白の混じった小柄な避妊雌)のコンビと一緒に、新しい街で、新しい冒険に大忙し!? 下町の情緒に馴染み、正太郎が活躍する四つの事件。好評シリーズ、第4弾!
人間顔負けの推理力で難事件を解決する猫探偵・正太郎。親友犬・サスケや、近所の猫仲間とまたまた大活躍。そんな正太郎が恋い焦がれる永遠のマドンナ、美しきシャム猫・トーマ。去勢猫・ゴンタと雑種の正太郎、それぞれへの愛情に揺れる彼女の物語も収録。人間も猫も恋する女は悩むものなのだ。殺人事件、恋のさやあて……好評、猫探偵の七つの事件簿!
クリスマス・イヴに、推理作家・桜川ひとみは、リビングで膝の上の猫・正太郎に語りかける。イヴの失恋の思い出。彼に渡せなかったプレゼント。「プレゼントは、いったい何だったでしょうか。推理してください」正太郎は小首を傾げ、「答」を示した……(「賢者の贈り物」)。本格推理、ラブ・ストーリー、宇宙を駆ける「番外編」など、好評、猫探偵の六つの事件簿!
名前・正太郎(雄猫)、毛色・八割黒に二割白(長めの毛足)、飼い主・桜川ひとみ(ミステリー作家)、住まい・琵琶湖近郊、友犬・サスケ(チャウチャウ系の雑種)、特技・推理――。飼い主を’同居人’と呼び、明快な推理で事件を解決してしまう正太郎。謎解きには、こだわりや、仕掛け、いたずらが満載。猫好き、ミステリー好き絶対満足。猫探偵の六つの事件簿!
古書店経営者3代目・本郷瞬は、訪れた顧客の相談事を一緒に解決をめざす。「雪のワルツ」本郷は歯科衛生士の結城紗枝に頼まれて高校生の裕児の学生新聞のスキー取材に同行する。2人は雪のゲレンデでのプロスキーヤー変死と遭遇後に、「PO」というダイイングメッセージと、3つの親子の真実に巡り合うことになる。「週末の街の涙」本郷の山陰出張中、結城紗枝は高校からの親友の堀越絢に悩みを打ち明けられる。御曹司との婚約前にどうしても取り返さなければならない写真があるという。
親子の前世を巡るタイムトラベルミステリー。妻子をつれて相模湖の遊覧船に乗った日。公務員の日常は、異世界に入り込んだ。「ぼく、あそこで殺されたんだよ」宮津和夫は就学前の息子から謎の言葉を聞いた。息子の首元には縞模様が浮かびあがっている。以来、和夫も水辺で男を絞め殺すという悪夢にうなされる。過去の新聞記事を調べるなか、和夫は三十三年前に相模湖で発見された水死体の存在を知る。息子の発言と事件の間に、奇妙な符合をみた和夫は、こう自問せざるをえない。自分は前世で人を殺めたのではないか? 息子の精密検査のため、病院にいた和夫は、突如身の回りに違和感を覚えた。視界が歪む。足元に亀裂が走る。気づいたときには、バスに乗っていた。 何かがおかしい。駅前にあるはずの高層ビルが存在しなかった。昭和五十年の東京・八王子だったのだ。そこで和夫は、自らの出生に関わる驚愕の真実を知り……。練達の作家が放つ、極上のタイムトラベルミステリー!