【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
「殺しは仕事にしたことがない。殺しをしなかったとはいわないが」。あらゆるトラブルを請け負う男、ジョーカー。着手金は百万円で唯一の連絡場所は六本木のバー。噂を聞いた男と女が今宵も厄介事を持ち込んでくる。ジョーカーを動かすのはプライドだけ――。著者の人気ハードボイルドシリーズ第1作 。
企業の炎上鎮火を請け負う裏仕事人の西澤奈美は、筋力トレーニングを日課とし、冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。音楽はオールディーズをこよなく愛し、話し相手はAIのユキエ。そして、ファッションはいつも黒ずくめ。大手医薬品メーカーに仕掛けられたデモを鎮めるべく、市民団体に潜入した奈美。だが、そこでリーダーから紹介された同士とは、リアルな恋人の雪江だった。新ヒロイン誕生!第65回江戸川乱歩賞受賞作。
「SRO」「警視庁ゼロ係」シリーズの著者による、警察書下ろし小説最新の第4弾!「スカーフェイス」と呼ばれる女性刑事、淵神律子が所属するのは警視庁特別捜査第三係。来年に定年退職予定である坂東雄治刑事から相談事が律子に持ち掛けられる。坂東が敬愛する児童養護施設園長から、施設の卒業生・鷺沢鈴音の行方を捜して欲しいという依頼だった。現時点では事件に巻き込まれた確証がなく警察が乗り出せない事案のため、内々に調査を開始する。一方、少年らに妻子を惨殺された父親が復讐を誓い、狂気をはらんだ行動を開始する――。強烈なインパクトを残す女性刑事が活躍する人気シリーズ。
「入村者はみな必ず幸福になる。来たれ、多幸村へ」栃木県北部の芳賀野村の移住推進課に勤務する雨貝愛子は、そんな惹句の新聞のPR記事を目にし、疑念と職務上の憤り、そしてわずかな期待をもって長野県にある多幸村を訪れた。愛子が村までの道中に考えた仮説は、村人がお金か脅迫、あるいは宗教による行動規制、そうでなければドラッグを含む多幸感を沸き立たせる成分を含む何かを村人が接種しているというものだった。 伝染病や風土病まで思いをはせた愛子に対して、村人は皆、一様に親切で愛想がよく、幸福そうに見える。夫と息子を事故で亡くした愛子にとって、移住すれば幸せになるという話はとうてい納得できるものではない。理由を探している中で、村では不審な事故死が相次いだ。自身も疑われる中で、愛子はさらなる事件に巻き込まれる。
第67回 江戸川乱歩賞受賞作。最侠のヒロイン誕生!湖上の楼閣で舞い、少女は大人になった。彼女が求めるのは、復讐か恋か?各選考委員絶賛!綾辻行人「論理的に真相を解き明かしていくスタンスにはブレがなく、スリリングな謎解きの演出も◎」京極夏彦「南宋の密室という蠱惑。武侠小説としての外連。特殊設定ミステリという挑戦。愉しい」私は愛されていたのだろうか? 問うべき師が息絶えたのは、圧倒的な密室だった。碧い目をした武術の達人梁泰隆。その弟子で、決して癒えぬ傷をもつ蒼紫苑。料理上手な泰隆の養女梁恋華。三人慎ましく暮らしていければ、幸せだったのに。雪の降る夜、その平穏な暮らしは打ち破られた。「館」×「孤島」×「特殊設定」×「百合」!乱歩賞の逆襲が始まった!
「晴明よ、無垢は、時に罪だ……」源博雅の笛・葉二の過去、蝉丸の若き日の恋。そして、人の魂を召喚する秘事の正体とは。累計720万部「陰陽師」シリーズ第17巻!源博雅の無垢さが鬼をもうろたえさせる「読人しらず」のほか、若き日の蝉丸の恋と、ある秘儀を描いた原稿用紙120枚の中篇「蘇莫者(そまくしゃ)」、そして、碧い眼の陰陽師が登場する「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など、全8編を収録。安倍晴明ブームの原点、祝・35周年!
人気作家6人の豪華すぎるアンソロジー!ミステリー界をリードする作家による、珠玉の「罠」。好きな作家を指名買いの方も、新たなお気に入り作家を探す方も納得の一冊です。「夫の余命」乾くるみ「崖の下」米澤穂信「投了図」芦沢央「孤独な容疑者」大山誠一郎「推理研VSパズル研」有栖川有栖「2020年のロマンス詐欺」辻村深月
この家はまともな場所ではない。ここは邪教の巣だ。だから私たちは彼女を救い出す。『ぼぎわんが、来る』の気鋭がニュータウンを舞台に描く、戦慄のサスペンススリラー。
岩井俊二が描く、生と死の輪郭線。モデルが例外なく死に至るという’死神’の異名を持つ謎の絵師ナユタ。その作品の裏側にある禁断の世界とは。渾身の美術ミステリー。
戦後最大の怪事件、「下山事件」。その闇にイギリス作家が挑む未曾有のミステリー大作。下山国鉄総裁、変死体で発見。おりしも国鉄は、GHQの方針により大規模な人員整理に着手したばかりで、労働組合や左翼分子による犯行が疑われた。GHQ上層部のウィロビーらの命で捜査を担当することになったGHQ捜査官スウィーニーは、裏社会とのコネを手がかりに占領都市の暗部へと潜ってゆく。総裁の死は他殺か自殺か。警視庁捜査一課と捜査二課が対立し、マスコミや世論も揺れる中、スウィーニーの捜査線上にGHQの謀略機関〈本郷ハウス〉の影が見え隠れし、彼は徐々に戦後の’黒い霧’に呑み込まれてゆく……。1964年、6月。初のオリンピックを目前にする東京で、下山事件に関する作品の取材を進めていた探偵小説作家・黒田浪漫が失踪した。編集者を名乗る男の依頼で黒田の行方を追うことになったのは元刑事の私立探偵・室田。だが消えた作家の足跡を追ううちに、室田は東京の暗い半面にひそむ黒い黒い迷宮に少しずつ踏み込んでゆく……。そして1988年、12月。病床に臥せる天皇の容態を憂えて沈む東京に、翻訳家ライケンバックはいた。かつてCIA工作員として日本に派遣され、やがて日本文学の研究者として東京に住むことになったライケンバックのもとに、戦後の忌まわしい事件の亡霊がやってきた。彼の運命を狂わせた下山事件。その亡霊が、今、ここ、昭和の最後の年に。あのとき、占領下の東京で何があったのか――?犯罪小説史に異形の刻印を黒々と刻む〈東京三部作〉、完結編にして最高傑作の誕生。
「疫病神」の最強バディ、凶弾に倒れる!桑原・二宮コンビの新たな標的はワルの警察OB。「週刊文春」連載で警察の腐敗に斬り込み大反響を呼んだ『疫病神シリーズ』第七弾!※この電子書籍は2018年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
罠、また罠。100%騙される、戦慄ミステリー!「結婚をやめろ」との手紙に怯える元医学生の真壁。彼には、脅迫者を追及できない理由があった。そんな真壁を助けたい木瀬は、探偵に調査を依頼する。探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代。彼女は探偵見習いを自称して生徒たちの依頼を請け負う少女だった。――あの時、彼女がもたらした「解決」は今も僕の心に棘を残している。大人になった今度こそ、僕は違う結果を出せるだろうか……。背筋が寒くなる真相に、ラストに残る深い問いかけに、読者からの悲鳴と称賛続出の傑作ミステリー。
ショッピングモールで高齢者を狙う殺人事件が発生。王位継承権を持つ刑事・白桜院日奈子は、バディを組む先輩刑事芦原直斗とともに、次の犠牲を防ぐことが出来るのか!? キュートでロイヤルなノンストップミステリーシリーズ第3弾!
墓を作れば化けて出る、檀家は次々に落ち目となり、おみくじを引けば大凶ばかりの深川・題経寺。その噂を小耳にはさんだ南町奉行・根岸肥前守だが、お寺のことは管轄が違う。とりあえず寺社奉行の耳に入れておき、一件落着と思っていた矢先に、境内で女が殺されて……。装いも新たに「耳袋秘帖・南町奉行シリーズ」発進!
外事一課の倉島は、「ゼロ」の研修帰りのエース公安マン。ロシア外相が来日し、随行員の行動確認を命じられるが、同時期にベトナム人の殺害事件が発生。容疑者にロシア人ヴァイオリニストが浮かび上がる。一方、外事二課で中国担当の盛本もこの事件の情報を集めていることがわかる。倉島は、ベトナム、ロシア、中国が絡む事件の背景を探るが……。公安のエース、倉島警部補の活躍を描くシリーズ第6弾!
高校2年生の篠崎希実は、奔放な母のもと、あちこちに預けられながら育ち、このたびパン屋「ブーランジェリークレバヤシ」の二階に居候することに。不器用でお人好しなクレさんと、イケメンだが口の悪いパン職人、弘基。二人が営むこのパン屋は、真夜中にしか開かない風変わりな店。そこには、’ちょっと訳アリ’な珍客がつぎつぎやってきて……。テレビドラマ化もされた人気作がキミノベルに登場!
’すぐ目の前にあって――わたしをまっすぐ見つめかえしていたの’名探偵〈アティカス・ピュント〉シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残し、姿を消した。『愚行の代償』の舞台は1953年の英国の村、事件はホテルを経営するかつての人気女優の殺人。誰もが怪しい謎に挑むピュントが明かす、驚きの真実とは……。ピースが次々と組み合わさって、意外な真相が浮かびあがる――そんなミステリの醍醐味を二回も味わえる、ミステリ界のトップランナーによる傑作!/解説=酒井貞道
高校2年生の篠崎希実は、奔放な母のもと、あちこちに預けられながら育ち、このたびパン屋「ブーランジェリークレバヤシ」の二階に居候することに。不器用でお人好しなクレさんと、イケメンだが口の悪いパン職人、弘基。二人が営むこのパン屋は、真夜中にしか開かない風変わりな店。そこには、’ちょっと訳アリ’な珍客がつぎつぎやってきて……。テレビドラマ化もされた人気作がキミノベルに登場!
連続殺人の容疑者にされたバーテンダーの大夏。地元愛溢れる仲間たちの助けを借りて真犯人に迫るのだが…「アンフェア」「サイレント・トーキョー」の著者が5年ぶりに放つミステリー大作!
――炎上、上等! ストーカーと化したADが自殺。「悪女」「尻軽」と大炎上し焼かれた女子アナ。マコトが接触したネット放火魔のなかに真の’モンスター’が存在した!ネット社会の闇にGボーイズが打った手とは――-半グレ集団に脅かされる’パパ活女子’、女性ばかりを狙う’ぶつかり男’、トラブルに巻き込まれた’デリバリー配達員’……現代を鮮やかに切り取る4編収録。累計440万部突破!アニメ化、2.5次元舞台化…勢いが止まらないIWGPシリーズ第17弾
「お前は何があっても、私の側にいてくれ」黒騎士と恐れられている侯爵ギルバートの妻となり、ソフィアは穏やかな新婚生活を送っていた。けれど隣国エラトスからの襲撃で戦が始まり、潜入捜査のためギルバートは単身エラトスへ。無事を祈ってギルバートの帰りを待つソフィアだったが、何者かに攫われ――!? 黒騎士様と捨てられ令嬢の溺愛ラブファンタジー、激動の第3弾!! ※電子版はショートストーリー付。
百花輪の儀。それは華信国の五つの領地よりそれぞれの代表となる貴妃を後宮に迎え、もっとも皇帝の寵愛を受けた一人が次期皇后に選ばれる一大儀式だ。後宮に憧れる武術家の娘・明羽は、道具の声が聞こえる不思議な力と拳法を駆使し、北狼州代表の來梨姫の侍女として後宮で働き始める。美貌や知略、財力を賭した貴妃五人の戦いで、明羽は引き籠り気味の「負け皇妃」來梨を皇后の座につかせることができるのか!? 心躍る絢爛豪華な中華後宮譚、開幕!
お勝たちの隣の部屋に住まう、彦次郎とおよしの夫婦。古くから『ごんげん長屋』に暮らし、賑やかな住人たちを温かく見守る穏やかな二人の元へ、常陸国から一人の男が訪ねてきた。男を追い返すとともに、慌てて長屋を引き払おうとする彦次郎たちを引き留めたお勝は、老いた夫婦の哀しい過去を知ることになる――。くすりと笑えてほろりと泣ける、これぞ人情物の決定版。時代劇の超大物脚本家が贈る、大人気シリーズ第三弾!
妻の祥子は35歳の人気ニュースキャスターである。番組では知的イメージを出すため伊達メガネをかけているが、居酒屋で男の一団が「あの顔でフェラしてくれたら」と妄想して盛り上がっているのが聞こえた。これまで拒否されるのが怖くて、ごく普通のSEXしかしてこなかったが、今夜はメガネをかけさせて……卑猥な言葉を言わせよう(「変身」)。ほか、妻を亡くした男が、とある未亡人と奇妙な連帯感で燃え上がる表題作など、そそるシチュエーションを揃えた上質エロス短編集。
甲州街道沿いにあるコンビニでレジ係の店員が深夜に射殺された。目撃者の証言で、犯行の直前に犯人は店員の名前と年齢を尋ねていた。いったいなんのために尋ねていたのか? 捜査に当たった十津川警部は、北海道の層雲峡で起きた少女の暴行事件に行き着き、謎を追って旭川に向かう。そこで、犯人の動機が明らかに……!?
六年前、武内譲は二つの家族を惨殺し動機を明らかにしないまま拘置所で自殺した。遺族の栗山香那と進藤小雪は事件当時の武内と同じ二十歳になったときに再会する。「事件を改めて調べよう」と小雪は香那を誘う。なぜ私たちの家族が殺されなければならなかったのか。真相の周縁にあったのは、世代を超えて女性憎悪の感情で繋がる男の存在だった。注目の作家がおくる長篇サスペンス。
旅行代理店勤務の悠太と女子大生の雪美は、結婚直前のカップル。だが、ツアーの下見に向かった南の海で悠太は遭難し、記憶を失ってしまう。漂流して辿り着いた孤島では、野性的な少女ひまわりが暮らしていた。悠太は純粋でひたむきなひまわりと恋に落ちる。一方、行方不明となった悠太を懸命に捜す雪美は、ある島に狙いを定め、ついに上陸を果たすが……。思い出が失われたら愛まで消えてしまうのか? 真実の愛を問う、トゥルー・ラブストーリー。※本作品は2019年7月に小社より刊行された『極限の婚約者たち』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
昔ばなしが、まさかのミステリに! 「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さまご存じの〈日本昔ばなし〉を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解いたまったく新しいミステリ。「え! なんでこうなるの?」「なんと、この人が……」と驚き連続の5編を収録。数々の年間ミステリにランクイン&本屋大賞ノミネートを果たした話題作、待望の文庫化。
七百石取り旗本の次男、大曽根三樹之助は小笠原正親の横暴で許嫁を亡くし、剣の修行に励む日々を送っていた。しかし再び持ち込まれた縁談が小笠原家の策謀だったと判明し、すべてを捨て出奔したその夜、斬殺事件に巻き込まれてしまう。行く当てのない三樹之助は、そこで出会った「夢の湯」主人で岡っ引きの源兵衛に連れられ湯屋に居候することに。湯屋の仕事を手伝いながら、事件の探索を始める三樹之助だが――。若侍三樹之助の活躍と成長を描く「湯屋のお助け人」シリーズ新装版第一弾!
最強の刺客・柳生全九郎との死闘を終え、いつも通りの日常に戻った南町奉行所の見習い同心徳川竜之助。そんなある日、健脚の火付け盗人の噂が江戸の町を騒がせる。調べを進めるうちに事件に不可解な点を見つけ出した竜之助は、やがて盗人の意外な目的を明らかにし、隠された悪事の匂いを嗅ぎつけるのだが……。新たな技も冴え渡る、傑作時代小説シリーズ新装版、第六弾!