【ミステリー・サスペンス】タグのライトノベル・小説
夏休みがやってきた! 川遊びにアイスクリームに,赤バラ軍との攻防戦.最高に楽しいけれどものどかな毎日に,カッレはどこか物足りなさを感じていた.エヴァロッタがいつもの遊び場で殺人事件に出会うまでは…….子どもたちの友情と冒険と機知を生き生きと描いた「名探偵カッレ」シリーズ第2作が,新訳・新挿画で登場.
シャーロック・ホームズ,エルキュール・ポワロ,ピーター・ウィムジイ卿,そして名探偵カッレ・ブロムクヴィスト!! エヴァロッタとアンデッシュとともに,平穏な街に突如あらわれた怪しげな「おじさん」の秘密を探るが…….白夜の北欧の夏,朝から晩まで子どもたちが本気で遊び,笑い,難事件を解決する.みずみずしい新訳と新たな挿絵でいよいよ登場.
時は、激動の戦国を経て安土桃山時代の天正六年。全国統一を狙う織田信長配下の羽柴秀吉は東播磨の城を攻めようとしていた。一方、江戸南町奉行所の同心・瀬波新九郎は下手人を追うさなか、崖から転落してしまい、なんと天正時代にタイムスリップすることになる。目の前には甲冑をまとった戦国の武士たちが現れ、そして事件が起きた。そこから始まった途方もなく壮大な物語とは――。「八丁堀のおゆう」の山本巧次、渾身の傑作!
ある出来事により、刑事課から交番勤務へ異動となった巡査部長の貴衣子。ペアを組むのは警察官になったばかりの里志だが、何を考えているか分からず、つかみどころがない。ある日ふたりは別荘地の保養所で、近所に住む技能実習生の他殺体を見つける。犯人も動機も不明な中、里志が不穏な動きを見せる。貴衣子は里志が事件に関わっているのではと疑念を抱き……。元女性白バイ隊員が描く、緻密な交番ミステリ!
三千冊の本を載せて走る移動図書館「本バスめぐりん」との出会いは、屈託を抱えた利用者たちの心を解きほぐしていく。家族の希望で縁もゆかりもない土地で一人暮らすことになった節子の、本と共に歩んできた半生を描く「本は峠を越えて」や、十八年前になくしたはずの本が見つかったことを引き金に当時の出来事が明るみに出る「昼下がりの見つけもの」など5編を収録。めぐりんが本と人々を繋ぐ移動図書館ミステリ、シリーズ第2弾。【収録作】本は峠を越えて/昼下がりの見つけもの/リボン、レース、ときどきミステリ/団地ラプンツェル/未来に向かって
殺人の予告状は、三通目、四通目と続いた。いずれも宛先はバルバロッティ。彼にはまったく心当たりがなかったが、予告状の件をマスコミに嗅ぎつけられ、自宅に押しかけてきた記者に暴行の被害届を出され、捜査から外されてしまう。そんなバルバロッティを嘲笑うかのように、五通目の予告状には彼のファーストネームと同じ「グンナル」の名が……。さらにバルバロッティの元に送りつけられた手記には、驚愕の事件が記録されていた。二転三転する事実が読者を翻弄する、スウェーデン・ミステリの名手の代表作。
推理力を奪われた今日子さんのため、相棒・厄介(やくすけ)が奔走!シリーズ最大の敵にどう挑む? タイムリミットミステリー!「天井に書かれていた文字。あれを書いたのは私だ」殺人未遂事件の容疑者にされた青年・隠館厄介。いつも通り忘却探偵・掟上今日子に事件解決を依頼するも、その最中、今日子さんが狙撃されてしまう。一命を取り留めた彼女だったが、最速の推理力を喪失する。犯人を追う厄介の前に現れたのは、忘却探偵の過去を知る人物だった――。
夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。
刑事の敵は警察!? 「警視庁を支配する女」の周囲で異変が!追いつめられた悪女刑事は、単独捜査を開始する。病院の屋上から若い男女が降ってきた。巻き添えで死んだのが元代議士と大侠客金田潤造。警視庁組対部の黒須路子は金田を最も頼りにしていた。悲嘆する路子の前に、人事部監察官及川聖子が現れた。これまでの不法捜査を暴くと宣戦布告。そんな中、路子は片腕の記者川崎とともに、何者かに捕らえられて絶体絶命に……。悪女刑事は真相を掴むため、弔いの弾丸を撃ち放つ!
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた!驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ三件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは? 『指し手の顔』から十四年、乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢六十名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。
乱歩賞史上最強のダークヒーローが帰ってきた! 特別書評2本付き第一章「無料お試し版」!驚異的な知能を持ちながら「心」のない男と、警察庁の華麗なるエリート警視が頭脳対決!警視庁で開発中の異常犯罪データベースによって遠く離れた場所で相次いだ三件の殺人事件にはすべて拷問の痕があると判明し、続いて愛宕市でも氷室財閥当主が犠牲者に。異常犯罪のエキスパートとして現地に急行した警察庁の若き女性警視・鵜飼縣は茶屋警部を従えて捜査にあたる。一方、同市の鞍掛署は秘かに謎の老人の行方を追っていたが、発見した途端に鈴木一郎=脳男が現れて妨害する。鞍掛署にはまた署をあげての交通事故隠蔽疑惑があり、真相を探ろうとした茶屋のかつての部下が殺される……。鍵を握る「ブックキーパー」とは何者か? 残虐な連続殺人事件の真相とは? そして神出鬼没の脳男=鈴木一郎が戻ってきた理由とは? 『指し手の顔』から十四年、乱歩賞受賞最大の問題作「脳男」シリーズがさらにパワーアップして登場。総勢六十名以上の人物を見事に描き分け、テンポよく切り替わる場面に目が離せない、エンタメの王道を行く超弩級サスペンス巨編。
拉致事件をめぐって赤井一家が動き出す!東京で開催されることになった世界最大のスポーツの祭典「WSG―ワールド・スポーツ・ゲームス」。その開会式に合わせて、日本の技術を結集した「真空超伝導リニア」が新名古屋駅から東京の芝浜駅間で開通することが発表された。時速1000キロという世界初の試みに世界の注目が集まる中、大会スポンサーが集まるパーティ会場で突如、企業のトップが相次いで拉致されてしまう。15年前にアメリカで起きた忌まわしいWSG連続拉致殺人事件との関連をコナンは推理するが…。15年前の事件の管轄だったFBI、赤井秀一、そして真空超電導リニアをまきこんで、事件は大きく展開していく!!※この作品はカラーイラストが含まれます。
上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。他殺か事故か。町の外れの「水無月橋(みなづきばし)」で死んでいたのは、一年前に失踪したはずの男。ようこそ、ここは、塔と水路の町。上司の送別会から忽然と姿を消した一人の男。一年後の寒い朝、彼は遠く離れた町で死体となって発見された。そこは塔と水路のある、小さな町。失踪後にここへやってきた彼は、町の外れの「水無月橋」で死んでいた。この町の人間に犯人はいるのか。不安が町に広がっていく。恩田陸がすべてを詰め込んだ集大成。飼い犬の「トラ」とともに暮らす、76歳の一卵性双生児、華代と虹枝。彼女たちはいつも同じ時間に散歩をする。水無月橋で一人の男が死んだあの日も。そして、二人は思い出す。バス停に捨てられた赤い印のついた地図のことを。「ねえ、雨はどうやって数えるの? ほら、『ひと雨来た』っていうじゃない?」「あのねえ、雨を数えてはいけないよ。雨を数えると鬼が来るよ――」
7つの事件を陰で操る真犯人の正体とは? ――血塗られた時計塔の悲劇。高校生の森江春策は、見事に犯人を特定するが、それは新たな惨劇の序章にすぎなかった。飛翔する死体、謎めいた血文字……。つきつけられた7つの事件。時代も場所もバラバラの事件を解決していくうちに、森江が辿り着いた真犯人の正体とは? 驚愕と衝撃、芦辺拓の連作短編集!
その日、外務省のキャリア組は震え上がった。TOKIOサミットが終了した晩、ホテル・ニューオークラで開かれていたパーティーの会場から、朝倉外務省欧州局長の姿が忽然と消えた。ほどなく、死体が中庭の池に浮かんだ。元外交官の著者が、一見はなやかな外務省内部に秘められた、キャリアとノンキャリアの確執、権力の腐敗を描き、人間性の本質に迫る傑作ミステリー。
英国人を父、日本人を母として生まれたローズ・ギルモアは、13年ぶりで日本を訪れた。彼女が幼い頃、神戸の自宅で謎の焼死を遂げた母のことを知りたかった。戦前の日本でスパイ事件に関与したことのある父は、なぜか母について沈黙を続け通して他界した……。国際色豊かな現代史ミステリ。日本推理作家協会賞受賞作。
太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。美しい謎が去来する永遠の島を目指して太古の森をいだく島へ――学生時代の同窓生だった男女四人は、俗世と隔絶された目的地を目指す。過去を取り戻す旅は、ある夜を境に消息を絶った共通の知人、梶原憂理(ゆうり)を浮かび上がらせる。あまりにも美しかった女の影は、十数年を経た今でも各人の胸に深く刻み込まれていた。「美しい謎」に満ちた切ない物語。
平穏な日々が、暗転する――その幸福は、本物ですか?奥田英朗、初期の傑作にして大藪春彦賞受賞作!ほんの小さなきっかけから追い詰められてゆく人たち。どうして自分が、こんな目に。ドアホンを手に取ると「警察です」という男の低い声が恭子の耳に飛び込んだ。心臓が早鐘を打つ。ドアホンを置く手が小さく震えた。怖がることなんか何もない。うちは貧乏でも金持ちでもない平凡な家庭なのだ。何も起こるわけがないじゃないか。(本文より)妻を事故で亡くして以来、不眠に悩まされている刑事、九野。スーパーのレジ係として働きながら子育て中の主婦、恭子。華やかではないが平穏な二人の日常が、ある事件を機に交錯し始める――。小さなほころびがいつの間にか取り返しのつかない事態へと発展する、人生のもろさ、人の危うさを描いた著者初期の傑作!奥田英朗は、新人の頃から凄い!
時は清末、日露の風雲急を告げる明治36年、初秋の北京に、ある任務を帯びて下り立つ美術商・土井策太郎。露清撤兵協約の再締結! 批准? 対露開戦の大義名分を失うのを恐れる日本は、巨額の金で清朝要人の買収を工作、舞台は「悠々館」。だがパイプ役は、完全密室で殺害、同時に金も消失し……。腐敗と無策を孕む国家の末期症状で、事件は謎を深める。本格推理と歴史小説が見事に結合結晶した会心の作。
警察のお偉方が大集合しているビルで、突然出入りが不能となる異常事態が発生した!? 右往左往する上役を睥睨しつつ、従僕(?)を従えて、颯爽と登場する美女が一人。彼女こそ、警視庁きっての危険人物、「ドラよけお涼」こと薬師寺涼子警視その人だった。女神の美貌と悪魔の性格を兼ね備えたスーパーヒロインが怪物退治に挑む!
兵庫県山中の温泉宿で起きた毒薬による殺人事件。温泉宿をめぐる複雑に絡み合った人間模様の中で事件が激しく展開する。
父親の罪が俺を怪物にした―「人殺しの息子なんだ」父親の罪への畏怖と嘲りが高柳政文を蝕んだ。故郷を離れ、東京でキャバクラの経営者としてのし上がった高柳は、素朴で可憐なパン屋の娘充希と心通わすように。だが、結婚を約束し、幸せの絶頂にあるふたりを覆面の男達が襲撃!誰が、何のために? 息つく暇なく降りかかる危機。黒幕を探るうち、辿り着いた暗い真実。逃避行の結末とは―。官能の名手・草凪優が描く、ロマン・ノワールの傑作!
じんま疹の原因である仕事をやめたアラサー女子の関根菜生。イケメン医師・小野田を院長とするんん診療所で働き、『医師の指示の下に』ダイエットの指導を行っていた菜生は管理栄養士になるという夢を見つける。資格取得の専門学校費用のため、んん診療所の他に副業でアルバイトをすることしたのだが、そんな彼女を襲ったのはじんま疹ではないある症状で――!?現役の医師が綴る医療ヒューマンドラマ、第二弾!
神託を受け未来を知ることができる聖女アドレナは、攻め入ってきた敵国の冷血皇帝に捕らわれてしまう。「俺に抱かれ、その力を俺のために使え」と無理やり妃にされてしまい、アドレナは陛下の子を身籠ってしまった。そのうえ、このまま王宮にいては、生まれてくる息子が十歳を迎えることなく殺される──という神託を受け、ひとり王宮から逃げ出すことに。城下で助けてもらった一家に身を寄せて、ひっそりと出産して息子を育てていたが、ある日陛下が迎えに来た。「これからは俺がお前たちを守る」陛下はアドレナも息子も溺愛してくれて幸せいっぱい。そんな最中、王位継承者の息子とアドレナの力を狙う敵が現れて──。敗戦国の聖女ママがイクメン冷血皇帝に溺愛される子育てロマンス!
神託を受け未来を知ることができる聖女アドレナは、攻め入ってきた敵国の冷血皇帝に捕らわれてしまう。「俺に抱かれ、その力を俺のために使え」と無理やり妃にされてしまい、アドレナは陛下の子を身籠ってしまった。そのうえ、このまま王宮にいては、生まれてくる息子が十歳を迎えることなく殺される──という神託を受け、ひとり王宮から逃げ出すことに。城下で助けてもらった一家に身を寄せて、ひっそりと出産して息子を育てていたが、ある日陛下が迎えに来た。「これからは俺がお前たちを守る」陛下はアドレナも息子も溺愛してくれて幸せいっぱい。そんな最中、王位継承者の息子とアドレナの力を狙う敵が現れて──。敗戦国の聖女ママがイクメン冷血皇帝に溺愛される子育てロマンス! 『敗戦国の聖女、イクメン冷血皇帝に溺愛されて幸せです〜王宮シークレットベビー物語〜【分冊版】2』には「3章 子育ては戦争」〜「エピローグ」までを収録。
「僕だけの侍女になってくれ!」突然の言葉に、エレナは頭を抱えた。大好きなロマンス小説と、仲の良い同僚達。平和だった使用人生活が、雇い主であるフェルナンの一言で壊されてしまったのだ。たった一つの失敗と、気付かずにいた力のせいで──。公爵家で使用人として働いていたエレナは、雇い主である公爵フェルナンの『着た服が全て灰色になってしまう呪い』に対抗できることが分かり、専属侍女として働くことになってしまう。これは、ぼさぼさの黒髪に全身灰色の服──呪われた公爵フェルナンと侍女エレナの、少し不思議な恋のお話。書き下ろしでは、エレナとフェルナンの「その後」を描いた特別編を追加。フェルナンが呪いを受けることになった元凶との対面、そして呪いの正体があきらかに――?
「僕だけの侍女になってくれ!」突然の言葉に、エレナは頭を抱えた。大好きなロマンス小説と、仲の良い同僚達。平和だった使用人生活が、雇い主であるフェルナンの一言で壊されてしまったのだ。たった一つの失敗と、気付かずにいた力のせいで──。公爵家で使用人として働いていたエレナは、雇い主である公爵フェルナンの『着た服が全て灰色になってしまう呪い』に対抗できることが分かり、専属侍女として働くことになってしまう。これは、ぼさぼさの黒髪に全身灰色の服──呪われた公爵フェルナンと侍女エレナの、少し不思議な恋のお話。書き下ろしでは、エレナとフェルナンの「その後」を描いた特別編を追加。フェルナンが呪いを受けることになった元凶との対面、そして呪いの正体があきらかに――? 『灰かぶり公爵の専属侍女〜呪われた公爵様にご指名されました〜【分冊版】3』には「5章 主人公にはなれなくて。」〜「おまけ 呪いの正体」までを収録。
もう一人の自分を目撃したという人妻。’消失狂’の画家。「あんたは一週間前に事故で死んだ」と妻に言われる葬儀屋。妻が別人にすり替わっていると訴える外科医。四人を襲う四つの狂気の迷宮の先には、ある精神病院の存在があった……。緻密な構成と儚く美しい風景描写。これぞ連城小説の美学、これぞ本格ミステリの最高峰!
建設会社で窓際に追いやられてヒマな寺脇富士夫に「蜜」命が下された。80歳の会長が佐渡島で15年前に懇ろになった、恩人の女性を捜せというのだ。家の場所も顔も忘れ、覚えているのはイクときに太ももに浮かぶ、蝶の形の赤い模様だけ。つまりはSEXしてイカせなきゃわからない! 出世のチャンスとばかり、富士夫は佐渡島へ渡る。島はイイ女の宝庫だった――。羨ましさ満点の書き下ろし官能長編!
頭脳明晰、剣も達者な美男与力・花房英之介には誰にも言えぬ秘密がある。それは、死んだ双子の兄に成りすました’おんな’であること。北町奉行の番方与力となった英之介は上柳原町で起きた火付けと押込の真相を追っていた。その最中、幼なじみの熱田雄之進が火盗改役の同輩を殺めた罪で捕らえられてしまう。友の無実を信じ奔走する英之介はやがて黒幕の端緒を掴むが……。華麗に痛快、おんな与力シリーズ第二弾!