「迫力と面白さの波状攻撃がスゴい」と絶賛の声続々! 待望の第6弾はエリートが再生した傭兵団に最大の試練が!?為政者との軋轢により、ビムラの地を離れることとなった山猫傭兵団。新天地の候補として招かれたのは大国メンシアード。かの地は文官と武官の対立が深刻化していた。亡き父の無念を晴らすため、王位奪取を目論む大将軍エルメライン。補給を失った軍は一丸となって王都への侵攻を開始する。これに対抗するのは国王代理、プリスペリア内親王。この稀有な才媛は国難を秘密裡に打開するため、山猫傭兵団に対しその迎撃を依頼した。精強無比のウルズバール騎兵を率い、五〇〇〇の軍勢と対峙することとなったウィラード。それまでの常識を覆すはずだった騎馬戦術。しかし経験の浅さを突かれて貴重な仲間を失うことになり動揺するウィラード。だが勝負は終わらない。再戦にて雪辱を果たすことを誓い、しぶとく立ち上がる。帰還した王都で待っていたのはソムデン。緒戦にて蹴散らしたはずの双剣の武者バドラス。さらには不在のミュアキスが舞い戻り、かつて敵としてまみえた火神傭兵団が味方として参陣する。防衛戦の指揮を執るため、寄せ集めの傭兵たちを束ねるウィラード。そこに現れたのは怪しい謎の黒覆面だった。その男が握っていたものは大いなる国家機密。この舞台の裏側には十年前の因縁が横たわっていた。「開門! 開門! 城門を開け!」ついに王都にまで到達した正規軍。城門にメンシアードきっての剛勇、ジンブラスタ将軍の怒声がこだまする。それに応えるようにティラガ、ディデューン、ヒルシャーン。一騎当千の頼もしい仲間たちが奮戦する。外からの敵と内なる不安。ふたつの脅威に挟まれて、傭兵たちによる前代未聞の最終決戦が始まる――。上宮 将徳(うえのみやまさのり):関西地方在住。本作にてデビュー。望月 朔(もちづきさく):愛知県在住のイラストレーター。ライトノベルやゲーム関連の作画を中心に活躍中。