「ピッタリの幸せ」平凡な薬剤師、北野菜穂子は新薬開発の為に犠牲になる動物に心を痛めていた。彼氏とも上手くいかない菜穂子は自分の描いていたピッタリの幸せを探していた。そんなときに菜穂子は不思議な夢を見た。綺麗な天使が菜穂子の人生にアドバイスするという、とても不思議な夢だった。触発されて菜穂子は仕事をやめ、恋人とも別れた菜穂子の再就職先は動物病院だった。充実した毎日で、勤める病院の院長に心を惹かれていく毎日。そんな時にまた夢を見る。菜穂子の幸せを願う天使から力を授かり……。「綺麗な者の願い」天才アーチェリー少女、亜由美は瞑想をするくせがあった。亜由美の通う学園行事であるパーティーの相手が見つからない焦りから、いつものように瞑想していると突然見知らぬ男の子が部屋に現れた。彼は自らをケンジと名乗り、しかも宇宙人だという。亜由美がパーティーの同行を頼むとケンジは快く引き受けてくれた。しかし、その夜ケンジから地球滅亡の事実を知らされる。宇宙人からもたらされた生き残れる道と、その条件。亜由美の選択と願いとは?「赤い糸」舞子から語られるのは、信じがたいけれどとてもロマンチックで、そして誰かを失う悲しみと、その果てにあった真実の愛のお話。「そうねぇ……。私は確かに二人の魂を持った貴方だと思って最初は近付いたわ。だけど、私は貴方が病室で眠っているときにはっきりと気付いたのよ。私の小指に結わえられていた糸は、赤い糸だったってね」ガラスの靴を落とさなかった彼女が、不思議な体験を経て得た愛は、一体どんな形なのだろうか。さら・シリウス:あらすじ仮名(かめい):文章