2018年12月刊、オルタニア7号。沈黙は、たったの2ヶ月だった。…………………………ツィオルコフスキーはこう語った。「地球は人類の揺り籠である。しかしいつまでも留まってはいないだろう」と。エンリコ・フェルミはこう語った。「みんな、どこにいるんだろうね」と。アイザック・アシモフはこう語った。「どのような遺伝子が生成されたとしても、いずれヒトに劣らぬ種が形成されただろう」と。後継種。孤独に栄え、孤独に滅ぶであろう、ヒトの後を継ぐ種族。それらはヒトの似姿か。はたまた別の何者か。ヒトは何を成し得るか。ヒトは何を成し得たか。テーマはあくまでスタート地点。多様な作家の豊かな想像力が、好き勝手な方向に暴走する!1万字小説バトル「にごたな」最優秀賞受賞者・片倉青一が満を持して雇われ編集長に就任。オルタニアに効率化、〆切厳守、綱紀粛正の旋風が吹き荒れた。結果、なんと前号からたったの2ヶ月でスピード刊行。やればできるじゃないか? いいえ、やらなかっただけです(編集長談)。掲載作品山田佳江 「タカシ」折羽ル子 「バトルタワー・ダイ・ビルヂング」波野發作 「エスピオナージ・ワン」アンジェロ 「普通の女子高生が【時をかける少女】になってみた!」淡波亮作 「碧き新世界のうた」妹尾ありか 「星の灯火」 ゲスト片倉青一 「Nが2になった日」 ゲスト