商業都市ポロロックを牛耳る商会長・グリードが引き起こした騒動を鎮圧したカナタたち。騒動の背後で糸を引いていたのは《神の見えざる手》の頭目である《世界王ヴェランタ》だった。《神の見えざる手》は、カナタが異世界ロークロアの秩序を乱すと判断し、本格的にその存在を排除すべく動き出す――。カナタは迫り来る脅威に対抗すべく、桃竜郷に捕らえている《空界の支配者ラムエル》から彼らの情報を聞き出そうとするものの、その成果は芳しくない。明確な対抗策すら用意する間もなく、《世界王ヴェランタ》が再びカナタの前に姿を現し――!?無自覚なままに最強になってしまった青年が、不死の少女と英雄に至るファンタジー、第6幕!一方、不死者・ルナエールは、《世界の記録者ソピア》から譲り受けた《ティアマトの瞳》で、こっそりカナタの動向を観察していた――。