「種族も寿命も違う。結婚もできない、生まれる子どもも私とは違う世界に生きる……それをひっくるめて、おまえを愛していると、まだわからないのか?」時の魔法を後世に残すこと。もはや本能に近い魔女としての責務。しかしそれ以上にツェツィーリアの中にあふれるのはディートハルトとへの強い想い。愛する人と子どもを成し、愛する人と長く寄り添って生きたい。けれど、時の魔女に課せられた掟が、ツェツィーリアにそれを許さない。ディートハルトに秘密を告げることもできぬまま、お妃候補としてやってきた大国ローゼンフェルト第六王女エルヴィラへの嫉妬に戸惑うツェツィーリアだったが……。そして、エルヴィラ王女も、じつはとんでもない呪いをかけられていた――。しかも悪戯好きの魔術師エリクとも知り合いで……?秘密を持て余す魔女と、愛する魔女のため治める国のために動く王。さらにとんでもない呪いも加わって……? 絶倫濃度凝縮大暴走ラブエロコメディ。