【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグのライトノベル・小説
教育者の家庭に育った堀口直也は、高校を卒業したものの大学には進まなかった。車の代行運転をしていた堀口が夢中になったのは、子持ちだが色白で美人のスナックママだった……シリーズ「黒い報告書」。
取り立てもままならない志野内真は、所属する組では若い者にアゴでこき使われる身分だ。そんな男がマンションに立て籠り、包囲する警察を相手に一歩も引かなかったのは……シリーズ「黒い報告書」。
司法書士の国家試験に落ちた八島涼子は、居酒屋で正体不明になるまで飲んだ。かつて父親が経営する建設会社の社員だった板倉誠二に介抱され、自宅まで送ってもらうと……シリーズ「黒い報告書」。
長野の裕福な旧家に婿入りした阿曾達郎は、妻の常子と18年間も家庭内別居状態だった。還暦を過ぎても止まない達郎の女漁りに、生理的嫌悪以上のものを感じていた常子は……シリーズ「黒い報告書」。
貿易会社勤務の中村孝志は、正常位しかダメな妻に嫌気が差していた。部下の結城沙也香と居酒屋に寄った後ホテルにしけこむ。妻が受け入れない愛撫に、沙也香は悦んだが……シリーズ「黒い報告書」。
今田俊志はフィリピンパブのマネージャー。不法滞在のマリアに賃貸マンションの名義を貸し、彼女の友達にも間借りさせている。だが、マリアに他の男と結婚すると言われ……シリーズ「黒い報告書」。
医者の跡取り息子の中瀬克弥は、進学も就職もせず、親の金で無為の日々を送るニート。居酒屋で東京帰りのOL岩井理恵子と知り合い、男女の交わりを持つ関係になったが……シリーズ「黒い報告書」。
同僚に誘われ婚活の催しに参加した福島佑子。知り合った野崎桂一が気に入り、彼女のイニシァティブで性的関係を持つ。野崎に手料理を振る舞われ、結婚を申し込まれた佑子は……シリーズ「黒い報告書」。
失業中の夫との別居に踏み切った大里月江は、かつて働いていたソープランドに職を得る。客になった中年男とのプレイの最中、勃然と浮かんだのは夫の保険金殺人だった……シリーズ「黒い報告書」。
スーパーのレジで働く永田美幸は、高校生の娘を持つバツイチ。アルバイト学生の牧野祐介を気に入り、すぐに肉体関係を持つ。遊びのつもりだったが、祐介が夢中になって……シリーズ「黒い報告書」。
池上裕美がネットで更新しているブログは、セックスに関係する身辺雑記ばかり。エスカレートする読者の要求に応えるべく、臨死体験があるという大学生と一戦交えたが……シリーズ「黒い報告書」。
派遣で働く水谷香恵は32歳、独身。理由もなく気分が昂揚したかと思えば、寂しくてたまらない日もある。取引業者の親睦会で岡崎久志に誘われ、ポルシェの助手席に乗ると……シリーズ「黒い報告書」。
夕刊紙の記者だった有馬祐美子は、取材を通じて知り合った都議会議員の秘書に転じた。記者時代の人脈を活かして、議員の政治活動に欠かせない存在となっていったが……シリーズ「黒い報告書」。
看護師の江本文香は、サーフィン仲間に紹介された矢田裕次に好感を抱いた。ほどなく同棲を始め、仕事をやめた矢田の面倒も見ていたが、かつて交際していた男性と再会し……シリーズ「黒い報告書」。
中国から来たシーディは日本に不法残留している。仲間のリョンと酔客の袖を引き、睡眠薬入りの酒を飲ませて盗みを働いていた。危うく入国管理局に捕まりそうになったが……シリーズ「黒い報告書」。
医者一家の武谷家に生れた次男の政司と次女の葵。幼い頃は仲がよかったが、長じて思春期を過ぎると口もきかなくなっていた。浪人中の政司は、奔放な妹を憎むようになり……シリーズ「黒い報告書」。
ファミレスで働く内田菜摘は、駅前のロータリーにたむろするナンパ待ちの女である。声を掛けてきた竹井俊介と付き合い始めたが、毎度毎度の車でのデートに飽きてしまい……シリーズ「黒い報告書」。
ネットカフェを棲み家とする仲西義晴は、パソコンで大学時代の仲間のアドレスを見つけた。連絡を取ってマンションを訪ねると、憧れのマドンナと婚約していることを知って……シリーズ「黒い報告書」。
戸川萱乃はデパートで働くアパレル会社の派遣OL。十年後にファストフードを全国展開するという自称・青年実業家の男にほだされ、結婚を前提に交際を始めたが……シリーズ「黒い報告書」。
夫がリストラされた宮本由香は、家計の維持のためパート勤めに出たが、生活は苦しくなる一方。同僚の喜美枝から、手っ取り早く金になるソープでのバイトを奨められると……シリーズ「黒い報告書」。
昼間の仕事は保育士、両親は離婚、母親は病気。キャバクラ勤めの舞衣は、井川伸久の気を引くため嘘をついた。井川は常連になったが、借金漬けと知った舞衣は冷たく突き放す。……シリーズ「黒い報告書」。
下河原睦郎は妻に先立たれ、ただただ孤独な老後を送っていた。運転免許の高齢者講習の後、立ち寄ったショッピングセンターで、古風な雰囲気を漂わせる細面の少女を見かけ……シリーズ「黒い報告書」。
東京の高級住宅地で、女性に睡眠導入剤を飲ませて陵辱する連続レイプ事件が起きた。意識を失った女性を犯すことでしか、性的興奮を得られなくなった大手銀行マンの転落記。……シリーズ「黒い報告書」。
騙された方があまり被害届を出したがらないのが、「裏口入学」詐欺。それをいいことに、この予備校経営者は次々と親を騙し、堂々と高級クラブで女遊びを繰り返していた……シリーズ「黒い報告書」。
バツイチで子連れの育子は、12歳年下の啓輔と再婚した。長男が生まれて4年、夫は暴力を振るい、泥酔しては離婚を迫るようになる。育子は夫の理不尽に耐えていたが……シリーズ「黒い報告書」。
松野祐樹はレズビアンバーのマネジャー。肉体は女だが、心は男の性同一性障害である。キャバクラ嬢の井上梨江を口説き落とし、お互いの愛を確かめるようになったが……シリーズ「黒い報告書」。
中島俊介は代々みかん農園を営む農家の長男として生まれ育った。カラオケボックスで働く青木瑠美と肉体関係を持ったが、都会に出たいという彼女を引き留められなくなり……シリーズ「黒い報告書」。
耳掻きサービス店で働く小竹まゆみ。レイの源氏名を持つ彼女は繰り返し指名する客がついてナンバーワンに。店外デートを申し込まれて断ったが、男はストーカーと化して……シリーズ「黒い報告書」。
コンビニで働く水上徹は、従兄の水上裕太からホストクラブで働かないかと誘われた。徹は、売れっ子だった裕太を追い抜いてしまう。裕太に言いがかりをつけられた徹は……シリーズ「黒い報告書」。
ラウンジを経営する弓山まどかは、パーティーで弁護士の九能絹冶と知り合う。妻のある九能と不倫を続けるうち彼女は店を閉じた。九能に他にも女がいると知ったまどかは……シリーズ「黒い報告書」。