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【歴史・時代劇・戦記】タグのライトノベル・小説

『国史』が成らねば水戸藩は天下の笑いもの。一向に進まない編纂作業に業を煮やした前水戸藩主・徳川光圀公(実在)は、書物問屋の隠居に身をやつし、遅筆揃いの不届き執筆者どものもとへ原稿催促の旅に出た。お供は水戸彰考館の覚さん(実在)、介さん(実在)をはじめ、鬼机(デスク)のお吟など名編修者たち。まずは下田を訪れた御老公一行は、なにやら不可解な陰謀にぶち当たる! 痛快時代エンターテインメント。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
実母の女優人生を愛惜を込めて描いた力作。時は大正二年――当時まだ珍しかった聚楽館の養成所女優となるも、周囲からは色眼鏡で見られ、鳴かず飛ばずの日々が続いていた横田シナ(後の女優・三笠万里子)。だが、作家・佐藤紅禄との運命的出会いによって、シナの運命は大きく舵を切っていく。草創期の関西新劇界を舞台に、紅禄との恋愛や葛藤、修羅場の中を生き抜いたシナの激動の生涯を、実の娘である著者が愛情豊かに描いた感動作。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
戦犯として処刑された弟の‘生と死の意味’。第2次大戦後まもなく、現地住民虐殺の戦犯としてシンガポールで処刑された水島団。それから30年の時を経て、兄の水島譲は弟が辿った死までの道のりを追体験してみようと、旅に出る。タイ・バンコクからマレー半島を列車と車で南下し、一路シンガポールへ。かつて虐殺があった事件現場や団が刑死したチャンギ刑務所、そして墓地と、弟ゆかりの地を訪ねていくうち、事件の意外な真相が明らかになる。戦争を題材に、人間の生と死の意味を問う意欲作。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
女将のお滝が作る賄の美味さに、小さな米問屋・熊野屋に居ついてしまった百地市太郎。ある日、大店に賊が押し入り大金を奪った上、主人から奉公人まで皆殺しにする事件が起きる。その店は熊野屋の大得意。ただの盗みか怨恨か――。義憤を感じた市太郎は事件解決のため動き出す。先祖伝来の鉄拳、煙幕、棒手裏剣で悪党成敗! 最強義賊シリーズ第二弾。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
江戸所払いの刑を受けた罪人たちが、江戸の町に潜伏しているらしい。知らせを受けた北町奉行遠山景元、通称金四郎は早速探索を始める。そんな中、大鳥玄蕃という謎の儒学者の存在が浮かび上がった。彼が開く塾に、脛に傷を持つ御家人が多く集まっているという。不穏な空気を感じる金四郎だが、男の企てにすっかり翻弄されて――。シリーズ第三弾。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
柳原通りで発生した辻斬りの下手人は、一太刀で首を刎ねる秘剣を操る手練。その男を始末する裏の仕事を引き受けた伊丹茂兵衛のもとへ、突如、国元である亀沢藩の目付がやってきた。凄腕の剣客との立ち合いを控え、気を引き締める茂兵衛に、彼らは驚くべき事実を口にした――。敵を追う茂兵衛と松之助に新たな局面。人気シリーズ、怒涛の第三弾!
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
将軍家の密偵としての顔を持つ大店の若旦那藤次郎が抜け荷の疑いをかけられ、小伝馬町の牢屋敷に送られた。噂は瞬く間に町を駆け巡り、商売は上がったりに。さらに許嫁の父の哀しい過去に端を発した事件も勃発し……。その資金力、秘伝の剣術で数々の危機を潜り抜けてきた若旦那、終に万事休すか!? 江戸の風情と人の愛情が胸に迫るシリーズ第三弾。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
激しく降り続ける雨の中、女が一人壬生村の新選組屯所に駈け込んだ。好きで来たわけではない、と自棄ぎみにからむ芹沢鴨の女を、沖田総司や土方歳三は、強引に追い返そうとする。その夜、屯所内では凄惨な斬り合いが――。幕末から明治にかけて、時代の奔流に浮き沈みする男女の哀歓を描く、名作短編集。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
長野県のとある山中で、古から封じられていた媛神という祟り神を解き放ってしまった大学生の十朱春生。しかし、祟り神というにはあまりにも弱々しく見える媛神に、春生はいつしか保護欲をかきたてられていく。一方、代々、媛神を封じ続けてきた御室忠行にとって、この世に混沌をもたらすとされる媛神は必ず封じ直さなければならなかった。果たして、媛神が招く災いとは? そして、春生の運命は…。日本神話をベースにした長篇伝奇小説。●加門七海(かもん・ななみ)東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
柳生十兵衛は、父・宗矩の命で大和国柳生ノ庄に蟄居の身となる。ある夜、柳生一族累代の菩提寺に謎の念仏僧集団が現れ、柳生新陰流太祖・石舟斎宗厳の遺骸を奪い去った。抗する柳生の遣い手たちをことごとく斬殺して…。やがてさらなる災厄が柳生を襲う。新陰流自体が‘消滅’し、遣い手たちがことごとく無力化してしまったのだ。なぜか唯ひとり難を逃れた十兵衛は、江戸の柳生屋敷に向かうが、いつしか将軍家をも揺るがす陰謀に巻き込まれ…。 波瀾万丈の伝奇時代小説。「電子版あとがき」を追加収録。●荒山徹(あらやま・とおる)1961年富山県生まれ。上智大学卒。新聞社、出版社勤務を経て、朝鮮半島の歴史・文化を学ぶため韓国留学。延世大学校延世語学院韓国語学堂卒業。1999年『高麗秘帖』で小説家デビュー。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で三度、吉川英治文学賞新人賞候補となり、2008年『柳生大戦争』で第2回舟橋聖一文学賞を、2017年『白村江』で第6回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。日韓交流史を主題とする時代伝奇小説を発表して注目を集めた。他の作品に『竹島御免状』『長州シックス 夢をかなえた白熊』『シャクチ』『キャプテン・コリア』など多数。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
故国・朝鮮との縁を切るために美貌の女性うねが、鎌倉東慶寺に駆け込んだ。朝鮮で虐げられ日本に永住を決意した朝鮮の人々を、強制帰国させるために朝鮮使節団が来日したのだ。幕府内の家光派と忠長派の対立や使節団の思惑もからみ、うね争奪をめぐって幕府は二分される。名だたる剣豪や忍者群の暗躍、朝鮮妖術師も加わり、血で血を洗う暗闘が始まった。 東慶寺住持・天秀尼に特別な想いを寄せる三代将軍家光は、柳生但馬守宗矩に密かに寺の守護を命じる。宗矩は、嫡男十兵衛を凌ぐ剣客でもある実の娘・矩香を男子禁制の東慶寺に遣わすが、そこに現れた人物こそは…!? 柳生新陰流と朝鮮妖術師の対決、三代将軍家光の密やかな恋、朝鮮出兵に隠された真実など、時代小説の面白さ満載の破天荒な力作伝奇長篇。「電子版あとがき」を追加収録。●荒山徹(あらやま・とおる)1961年富山県生まれ。上智大学卒。新聞社、出版社勤務を経て、朝鮮半島の歴史・文化を学ぶため韓国留学。延世大学校延世語学院韓国語学堂卒業。1999年『高麗秘帖』で小説家デビュー。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で三度、吉川英治文学賞新人賞候補となり、2008年『柳生大戦争』で第2回舟橋聖一文学賞を、2017年『白村江』で第6回歴史時代作家クラブ賞作品賞を受賞。日韓交流史を主題とする時代伝奇小説を発表して注目を集めた。他の作品に『竹島御免状』『長州シックス 夢をかなえた白熊』『シャクチ』『キャプテン・コリア』など多数。
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
日露戦争緒戦の朝鮮半島上陸から、最終決戦の奉天会戦まで第1軍司令官の任で戦い抜いた黒木為もと――。猪突猛進の独断専行型ながら、薩摩人らしい物事に動じない性格と大胆な作戦で、史上空前の夜襲を成功させるなど、ロシア満洲軍の総司令官クロパトキン大将を震え上がらせた。‘生粋の野戦指揮官’として、明治日本を勝利に導いた不敗の名将の生涯を克明に描く力作小説!
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
新シリーズ スタート!第二次朝鮮戦争 勃発!!脱北者から明かされた衝撃の軍事機密…。朝鮮半島をめぐり各国の思惑が動き始める!北朝鮮による核開発および弾道ミサイル発射実験によって米朝関係が悪化する中、朝鮮人民軍の少将だった男が脱北した。からくも38度線を越えた男から、弾道ミサイルの照準に関する衝撃的な軍事機密が明かされる。その矢先、北朝鮮は韓国の延坪島を砲撃する。ついにレッドラインを越えた北朝鮮に、アメリカは軍事行動の開始を決定。日本、アメリカ、中国、ロシア、韓国、北朝鮮の思惑が渦巻く朝鮮半島が、いままさに開戦の危機に直面する!!いま起こり得る近未来シミュレーション。はたして朝鮮半島は全面戦争に突入してしまうのか!?
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
慶鶴型空母102機!飛鷹型空母63機!折りたたみ翼の零戦がグラマンの群れを迎え撃つ!「日本軍の空母はいったい何隻いるんだ……!?」──米海軍が畏れ戦くには理由があった。ハワイ沖での緒戦以降、大量の艦載機を擁する帝国海軍の空母が太平洋の各地で大暴れ。中でもサンゴ海では、中型空母「飛鷹」「隼鷹」が翔鶴型空母に匹敵する活躍をみせていたのだ。しかし主戦場のアメリカ西海岸沖では、チェスター・W・ニミッツ大将、フランク・J・フレッチャー中将の粘り強い指揮により、帝国海軍・主力機動部隊(空母9隻)が予想外の苦戦を強いられる。ルーズベルト大統領を動かして主力空母8隻を揃えたニミッツ大将は、ついに米英両海軍による・連合機動部隊・を結成!パナマ近海において日本軍・主力空母の‘待ち伏せ’に成功する!!
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
中東から北アフリカへ拡大する激戦!新型掃討機「撃虎」朝鮮半島、爆撃!ナチスロシアを日本海の戦いで殲滅させた大日本帝国海軍は朝鮮半島侵攻を進めていた。そしてアメリカは、北アメリカ大陸でナチスメキシコを制圧したことで、第一・第二段階のカントリーロード作戦が成就し、自由連合の聖域にすることに成功する。しかし、ヒトラーは中東地域にドイツ正規軍を投入し、圧倒的な軍事力で勢力拡大に手を緩めることはなかった。一気に攻勢をかけたい自由連合軍も中東に軍を進めるが、戦火はアフリカ北部にまで広がり、ナチス連邦の猛攻を受けるのだった。世界中で繰り広げられる自由連合とナチス連邦の戦いの行方は? ヒトラーの真の目的は?二手に分かれた列強諸国が史上最大級の戦いに挑む!!
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
新シリーズ スタート!ガダルカナル奪還作戦 開始!B17爆撃隊を超速射砲が撃破する!昭和16年、日米の建艦競争が激しくなる中、海軍は八五〇〇トン級軽巡洋艦の新造を決定した。基盤となる船体をすべて共通化することで重巡にも使用でき、さらに飛行甲板を施せば改造空母になるものだった。昭和17年5月から、九八式一五センチ砲「超速射砲」を装備した阿賀野型軽巡四隻が建造された。同年6月、ミッドウェー海戦で空母四隻を失った日本海軍は、防空艦として阿賀野型軽巡四隻による第一〇戦隊を編成したのだった。そうした中、米軍とのガダルカナル島の争奪戦が勃発。ラバウルを訪れていた阿賀野型四隻は、急ぎ第八艦隊と共に米軍部隊の撃滅に向かう……。初陣となる第一〇戦隊は、米海軍の攻撃を阻止できるのか!!
公開日: 2018/06/08
ライトノベル
 
数々の剣客を斃し、二刀流を究めた宮本武蔵。かの剣豪は、敵との戦いの末、なにを見たのか。木下昌輝が武蔵の敵側からの視点で描き出した、かつてない武蔵像がここに誕生する。剣聖と呼ばれた男の真の姿とは──。島原沖畷の戦いで‘童殺し’の悪名を背負い、家中を追放された鹿島新当流の有馬喜兵衛の前に、宮本無二斎と、弁助(武蔵)と呼ばれる十二、三歳の子供が現れた。弁助は、「生死無用」の真剣で果し合いをするというのだが……。(「有馬喜兵衛の童討ち」より)少女を救うため、避けられぬ戦いに命を賭す「クサリ鎌のシシド」、武蔵の絵に惹きつけられるも、一対一の勝負に臨む「吉岡憲法の色」、武蔵の弟子たちが見た剣の極地「皆伝の太刀」、武蔵と戦う宿命を背負った小次郎「巌流の剣」、そして次には……。敵たちの目に映った宮本武蔵。その真の姿とは──。著者渾身の歴史小説。※本書は、2017年2月25日に配信を開始した単行本「敵の名は、宮本武蔵」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
公開日: 2018/06/05
ライトノベル
 
十五世紀フランス。火刑台に散ったはずのジャンヌ・ダルクは蘇った。自分を陥れた者たちに復讐するために――。 ジャンヌの処刑裁判で書記官を務めた青年ギョームは、罪なき彼女を救えなかったことを悔やんでいた。「あの裁判の不正を、俺は正さなければならなかった……なのに」懺悔に訪れた修道院で、ギョームは蘇ったジャンヌに出会う。【真実を語らせる力】を見込まれ、ジャンヌを敗北へ導いた裏切り者を探すことになったギョームだが、その復讐は凄惨で――「次の相手を早く殺せ、という神の声が聞こえるのだ」不死身の聖女と、真実を求める青年の、復讐と贖罪の物語。【キャラクターラフイラストを収録した電子特別版】
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
女に愛され、ふざけながら、幕府に挑んだ男。武士ながら戯作者として人気を博した後、謎の死を遂げた恋川春町。六人の女を通して描く、その情けなくも愛おしい、不器用な生き様が胸に迫る――。「妻は、くノ一」著者、全力の自信作!駿河小島藩の年寄本役・倉橋寿平のもう一つの顔は、江戸で人気の戯作者・恋川春町であった。戯作者としての矜持は、黄表紙を通じお上を批判しながら、人々を楽しませること。そして探し求めるのは、共に世の中を遊べる‘菩薩のような女’――。しかし、定信による娯楽の規制は厳しさを増してゆく。女たちと関わりながら、定信からの呼び出しを無視し続ける春町だが、盟友の朋誠堂喜三二は筆を折り、さらに江戸一の人気戯作者の座は若き山東京伝に奪われつつあった。悩みぬいた春町が辿り着く先は?笑えて泣ける戯作者魂と恋模様を、洒脱な筆致で描ききった勝負作。
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
「閻魔の女房」に惚れた将軍からの大奥お召し。音乃はどうする!?大奥からの迎えは十日後。北町奉行からはそれまでに、幕府転覆の陰謀を暴け…。残された僅かな日にちと、音乃、必死の探索の行方!音乃が出かけている間に、大奥の御表使が巽家を訪れ、十日後に音乃を召し出せと丈一郎に言い置いていく。呆然とする音乃だったが、そんな折、北町奉行榊原忠之から、幕府転覆の陰謀と後ろ盾を、命を懸けて探索するよう依頼される。限られた日にちの中、大奥召し出しと陰謀阻止を引き換えに、後ろ盾になりそうな商家を調べるが……。音乃は大奥に行かずに済むのか?
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
江戸城西の丸に暗雲! 操りの糸の先に誰が? 将軍吉宗もついに……。江戸に来た百姓の父子が佐倉藩の侍に斬られた。佐倉藩主は老中主座の松平乗邑。百姓の口を封じようとする刺客に御庭番二代目が怒る。将軍吉宗直属の御庭番、宮地家二代目の加門は、刀傷で苦しむ百姓父子を助けた。佐倉から江戸に来たという。佐倉藩主は老中主座の松平乗邑。佐倉藩の刺客はなおも百姓の口を封じようとする。かつて佐倉騒動に揺れた地の百姓らの生々しい声に、加門は……。同じ頃、北の丸の将軍世子家重に呼ばれ、懐妊したらしい側室の別邸への警護を命じられた加門は…。
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞真夏の夜の奇妙な捕物。賭場が忽然と消えた!更に謎の毒殺事件も…。五千石の大身旗本屋敷での怪談噺の会で居眠り源之助が目撃した幇間怪死事件!盗人朝霧一味の一万両は?源之助一家三人同心が挑む。本所の妙法寺を五十人の捕方が囲んだ。寺社奉行からの応援要請で南町奉行所、火盗改も加わり踏み込んだ。ところが……。あるはずの賭場が消えた。寺の隣には、大番頭であった五千石の大身旗本・上柳右兵衛督安信の隠居屋敷があった。屋敷では病身の隠居のため、怪談噺の会が開かれているという。北町奉行所の元筆頭同心で今は居眠り番の蔵間源之助は、その会に招かれ…。
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
父を喪った幼い兄妹を襲う魔手! 親代わりの市兵衛は敢然と起ち上がった…。病弱の妻の薬礼を得んがため人斬りに身を落とした平八。断腸の想いでその平八を刀に懸けた唐木市兵衛は、彼の忘れ形見である小弥太と織江とともに新しい生活を始める。日々、絆を深くする市兵衛と子どもたち。そんな中、神田紺屋町の岡っ引の文六、お糸夫婦が何者かに寝込みを急襲された。さらに、幼い兄妹が行方不明に――子どもたちの奪還のため死地へと向かう市兵衛に‘修羅の刃(やいば)’が迫る。怨念渦巻く江戸の町でまたも舞うか「風の剣」! 大ベストセラー・シリーズに成長した「風の市兵衛」はついにテレビ連続ドラマ化! 新展開「弐」の第2弾(通算22巻目)を緊急電子化!
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
安政6(1859)年。明治まであと9年の混乱期。絵師で用心棒の誠之進が暮らすのは陸海運の要衝、品川宿。一筋縄ではいかぬ者どもが跋扈する町。誠之進も隠密という裏の顔を持っている。彼に下された任務は、藩主の肖像を描いた男を追い、お家を狙う敵の正体を探ること。緊迫の剣戟、当代随一の絵師・暁斎との邂逅、人気娼妓・汀との艶めくやり取り。全方位から楽しめる、瞠目の時代小説シリーズが開幕!
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
美濃明智城の落城後、光秀は若くして諸国放浪の旅に出た。知謀の将、北条氏康。上洛を窺う今川義元。天才武将、武田信玄。そして運命の人、織田信長。――権謀術数渦巻く戦国の英雄たちとの出会いの中で、光秀は何を見、何を学んだのか。優れた知性と誠実さとを備えた光秀を本能寺へと駆り立てたものは何だったのか。『明智軍記』にヒントを得、練達の作家が史実と想像力とを駆使して、新たなる光秀を描く。渾身の書き下ろし長編。
公開日: 2018/06/01
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わたくしたちが十二世紀において東北の僻陬の地に平泉政権をもったのは、歴史的事実にしても不思議な気がしてならない。政権の新都平泉の都は忽然と北上川の畔に出現した、絢爛たる、目もくらむばかりの寺院群を中心とした市であった。それは、京都ともちがう、考えられもしない異風の‘蝦夷の人間と精神’の匂いのするむしろ大陸的な都市だった。どうして、このような都市が出現したのであろうか。(「あとがき」より) 暗躍する朝廷、源氏との確執、そして悲劇の末路……。奥州に燦然たる平泉文化を築いた父祖四代の本格的歴史小説。
公開日: 2018/06/01
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戦国の乱世をもっとも痛快に、自由奔放に生き抜いた武将――前田慶次郎。朱柄の鑓を縦横無尽に振るい、合戦では鬼神のごとき働きで敵陣を震え上がらせた。と同時に、たとえ主君に対しても命を賭けて己の意地を貫き通す‘傾き者’として名を馳せていた。また武辺のみならず、古今典籍にも通じた風流人であり、家康に追い詰められて窮地に陥った上杉景勝・直江兼続の主従へ参陣するなど、「義」に厚い人物でもある。誰だろうと理不尽には屈しない、そんな周りが惚れ込むような反骨の男だったが、前半生は決して恵まれたものではなかった。本来、自分が継ぐはずだった前田家の家督を叔父の利家に奪われ、長く不遇の時代を強いられる。だが、天下統一を目指す織田軍の東征は乱世を大きく揺さぶり、この猛き武将を戦国最後の活躍の場へと解き放つのであった――。日の本を掌握した豊臣秀吉の前ですら、平然と傾いて魅せた「天下御免の傾き者」の生涯を描く!
公開日: 2018/06/01
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戦国の上杉家を支える二大巨頭の重臣のひとつ、直江家には一粒種の娘‘お船’がいた。後継者となる嫡子のいなかった直江家では、男子の様に活発な少女として育てられ、のちに鎌倉時代の女傑・北条政子にも比肩される器量をもった、聡明な女性となる――。謙信が死去すると、その養子同士の景勝と景虎の間で、越後を二分する熾烈な跡目争い「御館の乱」が勃発する。直江家は景勝を支えて勝利するも、お船は愛する夫を暗殺されてしまう。悲嘆にくれるお船の再婚相手として、三歳年下の幼馴染みである‘兼続’が婿に選ばれたことから、戦国を代表する名軍師・直江兼続が生まれ、二人の運命は大きく動き始める。幾多の困難を乗り越えて結ばれたお船と兼続の戦国夫婦ぶりは、「前田利家と松」「山内一豊と千代」に勝るとも劣らない。秀吉・家康の天下人を相手に、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を鮮やかに描いた力作小説!
公開日: 2018/06/01
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「天下御免の傾奇者」前田慶次郎と、「義と愛の将」直江兼続。かたや己が自由を貫き通した生粋の武辺者であり、かたや上杉謙信の‘義’の心を受け継いだ越後の若き宰相だ。立場も性格もまったく異なる二人が互いに惹かれ合い、家康の天下掌握の野望を目前にして共闘がついに実現――。慶次郎の謎に包まれた前半生を追いつつ、戦後屈指の‘莫逆の友’を生んだ運命の出会いを描く!
公開日: 2018/06/01
ライトノベル
 
「我が職掌はただクロカネの道作りに候」リニア中央新幹線などに代表される鉄道技術大国・日本は、この男に始まる! 鉄道(クロカネの道)を日本へ――。幕末、伊藤博文や井上馨らとともに、長州ファイブの一人として国禁を犯して英国へ渡航。伊藤らが政治の世界を突き進むなか、ひたすら鉄道敷設に人生を捧げた男、井上勝。鉄道の敷設権を要求するアメリカの主張を退け、さまざまな反対の声にも粘り強く交渉し、ついには日本人のみによる鉄道敷設を成し遂げ、日本の「鉄道の父」と呼ばれた男の生涯を感動的に描いた長編小説。
公開日: 2018/06/01
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