甲州川中島にて幸村、家康両軍が決戦に突入するその裏面で、真田十の影、裏柳生、真田の草が疾駆する。戦いは徳川方優勢に思われたが、この時、幸村の心中には、家康を震撼させる恐るべき秘策が隠されていた……! 果たして幸村は家康の首級をあげることができるのか!? 新・川中島決戦―関ヶ原を超える天下分け目の戦いの帰趨は如何に!? 第五回歴史群像大賞奨励賞受賞作の傑作が、今電子書籍でよみがえる!【目次】前巻までのあらすじ主な登場人物第四章 正則と清正第五章 秀吉の血脈第六章 豊臣秀龍誕生第七章 青龍帝の勅書【著者プロフィール】竹中亮(たけなか・りょう)1961年10月9日、東京に生まれる。早稲田大学卒業後、大手旅行代理店に入社。旅行の企画、広告編集、海外(カナダ)勤務を経て、執筆活動に入る。卒業課題は「日本の帝王学」、日本市場の覇者の後継者に対する帝王学教育を研究する。「真田大戦記」で第5回歴史群像大賞奨励賞を受賞。