ハワイ制圧で幕を開けた昭和十八年。日本は遂に米本土侵攻作戦に突入した。山本五十六が打ち出した作戦は、秘密部隊『武蔵』艦隊を『大和』に合流させてロサンゼルスを叩き、サンフランシスコへの上陸だった。この作戦に合わせ「特命参謀」の片山丈と鳴海大輔は、パナマ運河から太平洋に出た重巡・インディアナポリスに積まれている原爆の奪取に向かった。一方、日本の背後を衝く米艦隊は、ハワイを目指していた輸送船団と護衛の南雲部隊を壊滅させ、さらにラバウル、ガ島を奪い返しグアム、サイパンに物量作戦で圧してきた。列強アメリカを打ち砕く!