累計590万部突破! 「蒼穹の昴」シリーズ第5部完結巻!シリーズ史上、もっとも哀切なラストに涙する。ふたたび玉座へ。ラストエンペラー・溥儀は満洲国皇帝に。日中史の最大の転換点を描き切る奇蹟の小説!日本軍による張作霖爆殺で、自らの足を失った吉永将は、関東軍への強い不信を募らせていた。満洲国建国の真の目的は何なのか。新京では人々のあらゆる思惑を呑み込み、溥儀の皇帝即位の大礼の準備が進んでいた。その裏に隠された悲劇。その時、春児は。1934年新京。梁文秀、李春雲の支えを得て、溥儀はついに満洲国皇帝になる。上海に帰還した張学良は、次々に襲い来る刺客を返り討ちにしつつ、龍玉を抱きこの国を統べるべき救世主を探し続ける。満洲に生きる希望を見いだそうとした正太と修の進む道は。