痛みと快楽は紙一重だと知る。ただし愛があれば、だ。晴れて恋人同士になった二人だったが、ある日、紫苑がアイドルグループメンバーのソロデビューライブに参加することになる。ソロデビューするのは学生時代のライバル、雷也だった。雷也の才能と、1万人動員ライブでの演奏、更にフォローに入ったはずの公暁の経歴の華やかさを目の当たりにし、紫苑は、かつてないプレッシャーに押し潰されそうになってしまう。一方公暁も、体を求めるばかりで本心を見せない紫苑に不安を募らせるようになっていた。弱音を吐いて欲しいと言う公暁に、紫苑は条件としてあるお願いをする。それは自分の体に「噛み痕」をつけて欲しいというもので――。ライブ当日、演奏直前にトラブルが発生、雷也のマイクが使用不能になってしまう。替えのマイクが用意されるまでの数分、紫苑は急遽独奏することになってしまい……!?紫苑はプレッシャーを乗り越えることができるのか?軽薄イケメンクリエイター×弱音を吐けない小悪魔ピアニストの駆け引きラブ第二弾。