はじめての方も、おかえりなさいの方も。ドリトル先生との旅へ、一緒に出かけましょう!――斉藤壮馬(声優)さん推薦!動物と話せるお医者さんが巨大化? 絶体絶命の第8巻!新訳&挿絵付装画・挿絵:ももろ●あらすじ何者かに呼ばれ、ついに月までやってきた先生は、オウムのポリネシア、サルのチーチー、トミー少年と調査に乗り出す。行く先々で出会うのはとんでもなく大きな動植物たち――巨大カブト虫や巨大コウノトリ、そして不気味な巨人の足跡。みんな、なぜかこそこそ隠れてこちらを見張っています。先生を呼んだのはいったい誰? やがて先生たちまで巨大化して…!? 絶体絶命×史上最大のピンチが訪れる、名作新訳シリーズ第8巻!●新訳のここがポイント!「ドリトル先生」といえば、先行の井伏鱒二訳(岩波文庫)を思いうかべる方も多いかと思いますが、あちらは1951〜79年にかけて出版されたもので、時代の制約もあったせいか、原文どおりに訳されていないところも多くあります。ですが、本作ではそうした点をすべて改めています。・ダブダブが焼くおやつが先行訳では「パン」だが、正しくはイングリッシュ・マフィンであるため、新訳では「マフィン」に。・ガブガブの好物は先行訳では「オランダボウフウ」だが、正しくは「アメリカボウフウ」。新訳ではこれを英文そのままの「パースニップ」に。・世にもめずらしい動物pushmi-pullyu(頭が二つある動物)は、先行訳では「オシツオサレツ」だが、新訳では「ボクコチキミアチ」に。などなど、イギリスの文化背景を知っていないと正しく訳せないくだりが今の日本語で美しく訳されています。