er-泡沫 甘濡れ婚淫譚【期間限定 無料お試し版】
※2019年4月11日までの期間限定 無料お試し版です。
キャンペーン期間終了後もお楽しみいただくには、通常版(有料)をご利用ください。
「麻子が欲しい。
ずっと、麻子といたい。
死ぬまで」松本麻子は増水した川で溺れかけたところを、ある‘ヒト’助けられたことがあった。
人、と言いきってはいけない、‘ヒト’。
なぜなら、肌はぬらぬらと照り光っていて、うっすらとウロコのような模様があったから。
麻子は気づいてしまう、その‘ヒト’は「透けるように白い肌に切れ長な涼やかな目」――‘冴え凍る君’とあだ名され、女学生たちの憧れの的だった明智正則であると――。
蛇神さま=明智正則は人の世に混じって古本屋の店主として暮らし、麻子と恋人同士になって10年になる。
穏やかな日々、彼からの愛を感じながら、なにひとつ不満のない幸福な毎日を送っていたが――。
どんなに激しく愛し合っても、正則の瞳から寂しさの陰りが消えてくれないことに、麻子の胸に不安が降り積もっていく……。
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