三角の距離は限りないゼロ
文化祭実行委員なんて、柄じゃない。
でも僕らの関係を変えようとする春珂の願い、春珂を想う秋玻の気持ちから委員として動き始めた僕は、かつての僕を知る庄司霧香と出会う。
再会なんてしたくなかった。
霧香は僕が別れを告げたはずの「過去の自分」を育てた人だから……。
華やかな文化祭の裏側で、彼女は僕らの恋に隠れた、何より僕が隠した欺瞞をこそ残酷に暴いていく。
もう戻れない僕らの関係。
揺さぶられる『僕自身』のあり方。
そして、舞台の幕が上がる――。
僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語。
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