何度でも、紙飛行機がとどくまで
出会いは10年前。
教室の窓から明良が飛ばした紙飛行機を千花がキャッチした。
そうして恋に落ち、結婚して、もうすぐ子供が生まれる、はずだった。
二人は事故に遭い、気づくと明良は高校生に戻ってしまう。
出会ったあの日のちょうど10日前だ。
明良は千花を探すうち、過去と同じ日に、同じ出会いをしない限りこの10日間が繰り返され、ループから抜け出せないことに気づく。
しかもループごとに、彼女に関する記憶は少しずつ失われて――時を越えてすれ違う二人に涙する、鮮烈な青春小説。
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