どこまでも醜い私たちは、ある日黒髪の少年を手に入れた
「夢じゃ……ないんだよね。
あの子は、現実に存在してるんだよね?」‘彼’に微笑まれた瞬間、女魔術師ミゼルは膝から崩れ落ち、号泣した──。
果てなく‘醜い’女冒険者が集ったパーティー『はぐれ者たち《マーヴェリックス》』誰にも愛されず、ひたすら嫌悪され、己の姿に絶望していた彼女たちの前に現われたのはまるで奇跡のような黒目黒髪の少年だった。
おぞましいほどに鮮やかな銀髪のエルフ、ルナ。
異形の獣耳を持つ獣人族の雌、アレックス……この世界の誰もが目を背ける肢体を愛してくれる、貪ってくれる、私たちの天使。
少年がリディアたちに与えてくれたのは快楽だけではない、『生きる希望』そのものだった──。
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