八男って、それはないでしょう!
教え子の卒業式、そして導師の昔話を経てからすぐ、エリーゼが産気づく。
だが、この世界では男性が出産に立ち会うことはできず、今か今かと部屋の外で終始落ち着かない感じで待つヴェル。
やがてついにその時が訪れ、部屋に踏み込むヴェルが目にしたものは……光り輝く我が子であった。
「さすがは、俺の子供。
もう輝いているぜ。
いや、俺に似ずに素晴らしいカリスマだ」以降出産ラッシュが続き、我が子の寝顔を見て心が安らぐ反面、お祝い品への御礼状の発送作業や、生まれて早々に婚約の話が出てきたりと、様々な面倒事がヴェルの心を折りにくるのだった。
幸福感と同時に子をもうけた貴族家の大変さを思い知る第十七幕!
更新中です。しばらくお待ちください。