東京の下町育ちの弘は、友人たちと自由な子ども時代を謳歌していた。<br />だが遠くにあったはずの戦争は、徐々に不穏な影を落としはじめる――「少国民」と呼ばれた子どもたちが見たリアルを描く、著者の自伝的物語。<br />