囚われた内親王・脩子の魂蟲を探す昌浩は、益荒から斎の魂が何者かに奪われたと知らされ伊勢に向かう。<br />対峙した黄泉の魔物が明かした「玉依姫」を狙う戦慄の理由とは?時を同じくして、冥官の命をうけたもうひとりの陰陽師・榎リュウ斎が動き出した……!「神を祈る、神に祈る。<br />守り給え。<br />守らせ給え。<br />すべてを」都で、伊勢で、播磨で。<br />戦いにすべてを懸けた命たちが繋いだのは、一条の希望の光だった――。<br />〈厳霊編〉第5弾!