町外れの森に住む魔女エリシア。<br />ある日、彼女が家に帰ると、薄汚れた服を身につけた人間の幼子が食料棚を漁っていた。<br />手には、朝食用にとっておいたミルクパン。<br /> 腹はたつが、殺すのもめんどくさい。<br />だが、高値で少女を売ろうにも、教養を身につけさせねばならない。<br />そのため仕方なく少女と暮らしはじめたエリシアだったが――。<br /> これは、嫌われ者の魔女と孤独な少女の愛と絆の物語。<br />