東京近郊で連続する誘拐殺人事件。<br />誘拐された子供はみな、身代金の受け渡しの前に銃で殺害されており、その残虐な手口で世間を騒がせていた。<br />そんな中、富樫修は小学六年生の息子・雄介の部屋から被害者の父親の名刺を発見してしまう。<br />息子が誘拐事件に関わりを持っているのではないか?恐るべき疑惑はやがて確信へと変わり…。<br />既存のミステリの枠を超越した、崩壊と再生を描く衝撃の問題作。<br />