時は黙して語らない 古文書解読師・綱手正陽の考察
古文書に傾倒し、周囲から《解読師》と呼ばれる歴史学専修の院生・綱手。
研究室で見つかった古文書の返却を任じられた綱手は、瀬戸内海の小さな島を訪れる。
同行者のトラブルメーカー・相馬に振り回されつつ返却を済ませた綱手だが、連続殺人事件に遭遇してしまい……。
島に伝わる『白妙姫伝説』を模した殺人、白妙姫の生まれ変わりと信奉される少女、内容が欠けた謎の手記――。
綱手は古文書を読み解き、歴史の陰に隠された真実に光を当てる。
物憂げな《解読師》が紡ぐ、古文書ミステリ!
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