『真怪秘録』をまとめる中で、妖怪学の限界を感じたという絶対城。<br />熱意を失った彼は、文学部の非常勤講師として妖怪学を教えてくれないか、という織口からの誘いも断ってしまう。<br /> そんな中、礼音が何者かに狙われていることが発覚。<br />大切な人を守るため、事件の調査に乗り出す絶対城だったが、一方で、その一件の解決をもって妖怪学徒を廃業するとも宣言し――。<br /> 猫また、猫ばば、五徳猫。<br />事件の鍵を握るのは『猫』!? 絶対城阿頼耶、最後の事件!