戦場で勝利し、戦場で勝利し続け、しかし帝国は破滅へ一直線。<br />爛れ切った愛国心と、残酷な現実の抱擁を経てゼートゥーアは「世界の敵」たるべく舞台を作り上げていく。<br />死に逃げることも出来ない参謀本部の責任者としてゼートゥーアが求めるのは『最良の敗北』なのだ。<br />言葉よりも、理性よりも、ただ、衝撃を世界に。<br />世界よ、刮目せよ、恐怖せよ、そして神話に安住せよ。<br />我こそは、諸悪の根源なり。<br />なお。<br />付き合わされる幼女曰く、大変辛い。<br />