豚のレバーは加熱しろ
豚のレバーを生で食べて意識を失った、冴えないオタクの俺。
異世界に転生したと思ったら、ただの豚になっていた! 豚小屋で転がる俺を助けてくれたのは、人の心を読み取れるという少女ジェス。
ブヒッ! かわいい! 豚の目線なら、スカートの裾からチラリと純白の……。
「あの、心の声が聞こえていますが……」 まずい! 欲望がだだ漏れだ!「もしお望みでしたら、ちょっとだけなら」 え、ちょっ……!? まるで獣のような俺の欲望も(ちょっぴり引き気味ながら)受け入れてくれる、純真な少女にお世話される生活。
う?ん、豚でいるのも悪くないな? これはそんな俺たちのブヒブヒな大冒険……のはずだったんだが、なあジェス、なんでお前、命を狙われているんだ? さあ魔法もスキルも持たぬブタよ、過酷な運命に囚われた少女を、知恵と機転と嗅覚で救い出せ! 第26回電撃小説大賞《金賞》受賞作、豚転生ファンタジー!
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