やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。<br /> その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。<br /> 善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた‘最初の殺人’を回想し始める。<br />「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」 変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは? 斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!