籠の鳥のオメガの運命の恋人
――僕は僕のことを何も知らない。
長閑な村で暮らすルシェルは、村では不要な礼儀作法を学ぶことを義務づけられ、両親の顔も知らずに育つ。
孤独を感じるルシェルの心の支えは幼馴染のレオだった。
許されないと知りながら恋心が募るルシェルに、レオも「一番好きで、大切だ」と想いを返す。
しかし突然、王都から迎えが来て、二度と村へは戻れないと告げられ!? 屋敷を抜け出すルシェルだったが、身体が熱く疼きはじめ、レオもルシェルの発する甘い香りに誘われて身体を重ねるが…?【電子特別版】月東湊先生の書き下ろしショートストーリーを電子版だけに特別収録!
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