中学三年の浦沢圭香は真面目な優等生。<br />「正しい」生活に息が詰まり、気分転換に植物園へ赴いた彼女は、新種の花の前で祭火小夜と出くわす。<br />無口で笑わない謎の同級生。<br />そんな小夜が突然刃物を取り出し、花に振り上げて――。<br />人を利用する花の恐怖とは? それ以来、圭香は小夜と共に怪異に遭遇するように。<br />変わり始めた日々を喜ぶ圭香だが、驚きの真実と切ない別れが待っていた。<br />新感覚の怖さが光る連作ホラーミステリ第2弾。<br />