母に捨てられた少年・宏助は、謎多き中年画家・ローレンを慕っていた。<br />しかしある日、ローレンは姿を消し、生死不明となってしまう。<br />年月が過ぎ、大学生になった宏助のもとに突然、ローレンから「自分の絵を売ってほしい」と手紙が届く。<br />なんとか個展を開催する宏助だったが、「ローレンは人殺しだ」という噂を聞き、個展の客・雪子と一緒に真相を探り始めるのだった――。<br />過去と現在がつながったとき、ローレンの絵の中に見つけた悲しい真実とは――!?