ぼく・直斗には、秘密がある。<br />触った相手の人生の残り日数が見えるんだ。<br />その秘密をかかえながら大学に入学した春、出会ったのは黒髪の少女・美雨だった。<br />夢を明るく語る、ちょっと変わった女の子。<br />そんな美雨に恋をして、ぼくたちは恋人になった。<br />けれど、ぼくが彼女にさわると300という数字が浮かび、一日ごとにへっていく……。<br />そう、それは、彼女とのさよならまでの日数だったんだ――。<br />【小学上級から ★★★】