平安後宮の薄紅姫
<次なる難事は、後宮を出奔した皇后宮を連れ戻すこと――!?> 怪異や難事件の駆け込み寺・薄紅の姫。
中宮を狙う’鬼’の事件を落着させ、その昼の姿である末席の女房として念願の書司(ふみのつかさ)となった。
一方、静かに読書にふけりたい夜の薄紅の元には、願いと反して親しくなった晴明の孫・奉親(ともちか)が訪ねて来ては面倒に巻き込んでいく。
そんなある日、彼女は後宮の蔵書破損をきっかけに密命をくだされる。
後宮を去ってしまった皇后宮を連れ戻せ――と。
後宮の祈祷も担う奉親とともに、この難題に挑むことに。
物語知識を駆使するものの、皇后宮は断固として戻ることを拒否し……。
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