三角の距離は限りないゼロ
一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。
そのどちらも選ばないまま過ごした甘い時間の終わりに、僕と彼女と彼女の、本当の恋が始まった。
再び短くなっていく、入れ替わりの時間。
二人といられるかけがえのない時間が、二重人格が、終わる――そんな予感に包まれるなか企画したクラス会で、秋玻と春珂はみんなに、自分たちの秘密を明かした。
「それでも、覚えていてほしいんだ」 忘れない。
いま僕の前にいる、どちらも間違いなく本物の、秋玻と春珂。
でも僕のために、そして二人のために……僕は選択する。
そして僕が二人の向こうに透かし見た「彼女」は――。
僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。
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